雨がずっと降り続いていますが、参加者の表情は明るいです。
今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんと小川さんです。
写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心ひとつに発信して参りますね。
長崎さんの第一声始まりました。
長崎さん
2012年4月17日に私たちは初めてこの場に立ちました。
当たり前の権利、おとなが子どもを差別しない、おとなが子どもの夢と希望を奪わない。
その一点で朝鮮学校に学ぶ子どもたちの夢と希望を奪わないで、1日も早く大阪府が誇りを取り戻し、朝鮮学校への 補助金復活をするようにと私たちは声を上げ続けてきました。
今日は2024年、実に12年間私たちはこうやって府庁の前に立ち続けています。
今日も雨ですが、火曜バンドの皆さんが子どもたちの笑顔と夢とを取り戻す、人間の心を取り戻す闘いだと音楽を奏でてくれています。
今、万博、カジノにお金を使うな、命と暮らしを守ることにお金を使おう、能登の支援にお金を使おうという声がたくさん起きています。
先日、大学生10人あまり、大阪朝鮮小中学校を訪問しました。今マスコミで朝鮮といえばマイナスイメージしかない、朝鮮学校を知らない学生からいろんな意見がでました。
まず生き生きした子供たちの姿、子どもたちの学んでいる教科書の内容が全く日本と変わらない、でも先生と子どもたちの中で交わされる自分の言葉朝鮮語、教室に自分の知らない日本語を朝鮮語になおすとどんな言葉になるのかな、ということが書いてあって子どもたちがその内容を教えてくれたこと。
それと「エー保健室がないんですか」とも。そしてコロナ禍のいろんな支援からも朝鮮学校は排除されていたことに「これおかしい」と言う声があがりました。そしてジャーナリストになるゼミの学生から「将来そういう視点を持ってジャーナリストになりたい、声を上げていきたい」という声をいただきました。
朝鮮学校を訪問した時に何が心を開かされるのか、ということを改めて知らされました。
火曜日バンドは不滅です。
参加者の皆さん❗
平石さんがマイクを持たれました。
平石さん
皆さん、今日雨ですね。いつも通り頑張りましょう。
今日何をしゃべろうかと思ったら、これ(火曜日行動のタイトルと回数を書いた看板)が見当たりました。いつも今日は何回目って言ってます。せっかく長い間続けているんだから名称と回数ぐらい知らせないかん、道行く人々に、ということで作りました。下二桁は0から9までありますが、上1桁は799回までにしていますから、それまでに解決しましょう。
朝鮮学校への関わりは30年以上になるんですが、全港湾は日中友好の運動もやっております。
かつての書記長が亡くなってたくさんの資料を整理しています。3年くらいかかりました。
全港湾と中国のかかわりもありました。
全港湾と中国との関わりは強制連行で連れてこられた中国人の遺骨返還と向こうに行った日本人の遺骨を持ってくるということで始まりました。中国に行ったら周恩来という人は日本人に対して非常に優しかった。「これから共に手を携えてやっていきましょう」と言われたんです。「あー中国と言うのは心の広い国だなあ」と思いました。
今、中国に対する予断と偏見で、8割近くが悪いイメージとなっていますが、私たちは日中、日韓、日朝、全部の人々と共に歩んでいかなければならないと改めて思いました。8月ごろには(資料)できあがります・
方さんがアピールです。
方さん
昨日サンケイ新聞の記事を見て驚きました。今年、物価高やコロナの影響で生活が苦しくなっている。それを理由に全国的に補助金をけずっていく中で、少し上乗せした地域もあります、北海道とか。兵庫県なんかはいろんな攻撃ある中で子どもの教育は別だということで2億円の補助金を出した。
それを受けてサンケイ新聞は「ミサイルとかある中で補助金を出していいのか」と補助金を増やしたところを名指しで非難して攻撃的なことが書かれていました。補助金を削ったところを評価していました。
これはメディアによるヘイトだと私は考えます。
「メディアが子どもたちの教育を受ける権利に関して、子どもたちを守る、人権を守るということから離れた攻撃をするということは社会をゆがめることだ」ともう一度訴えていきたいと思います。
その一方、今年も3月1日から金福童奨学金が始まりました。金福童さんが、朝鮮学校が高校無償化から排除されていることは許せない、子どもたちの学ぶ権利を守らなくてはいけないと亡くなる寸前まで訴えて奨学金制度を設けて、朝鮮学校の子どもを支援したいと始められて今年で7年目になります。
現在公募を開始したところです。ハルモニの遺志をついで子どもたちの笑顔を守りたいと思います。
長崎さんが発言されました。
長崎さん
産経新聞が、現在朝鮮学校に補助金を出しているところを名指しで攻撃する、そして今回切った自治体を称賛する。維新が昨日議会で取り上げて、兵庫県の知事にまだ出すのかと、維新の議員を中心にして行おうとしていて、無党派の社民党含めて良心ある議員の人たちが食い止めようとしています。
子どもの人権を、新聞・メディアはどの視点でやるのかと言うことをちゃんと怒りをもって攻撃をする、そしていい報道をしたところは、ありがとう、頑張れと伝えたいと思います。
方さんありがとうございました。
北大阪初級のオモニ会の方が発言されました。
北大阪のオモニ
アンニョンハシムニカ。今年4月から再編成された北大阪の保護者です。二人の娘の母親です。今日は2年生の担当できました。私たちは日本に住んでいて、もちろん納税義務も果たしています。でも朝鮮学校に通うと、目に見える差別、目に見えない差別がたくさんあります。おかしいですよね。
今、子どもたちは再編成された学校でたくさんの友達と楽しく過ごしています。大きな夢をもって進んでいます。かわいい子どもたちのためにも明るく楽しい未来を現実にしてください。そのためならいつも何度でも声をあげていきたいと思います。
雨の中,寒い中,毎週毎週、いろんなパワーをもらいながら、未来に向かって頑張ってまいります。ウリハッキョのためにいつも本当にありがとうございます。
歌「声よ集まれ、歌となれ」
シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
全員でのシュプレヒコールと合唱「声よあつまれ 歌となれ」が続いています。
ヨシナリさんがマイクを持たれました。
ヨシナリさん
昨日3月11日、東日本大震災から13年経ちました。今も行方不明の方がたくさんいらっしゃって、2520人まだ見つかっておりません。
重たい気持ちを抱えたまま探し続けている遺族の方、行方不明の家族の方いらっしゃいます。亡くなった方は19702人。当時を思い出すと絶望の中で逃げ惑う人たちの姿、小さくですがはっきりとテレビに映っていました。衝撃的な一晩を過ごしました。
今も、被災者の方、東北に住まわれている方、大変な生活、今も強いられている方たくさんいます。復興に向けてという言葉は簡単に聞こえますが、復興はされているものの、これから重たいものと向き合って生きていく方たくさんいらっしゃいます。
能登半島の地震もありました。これから向き合っていくことたくさんあります。政治は日本に住むみんなのためのものではないでしょうか。大阪府に住むみんなのためにある政治を、どうかよろしくお願いします。
朝鮮中級学校の卒業式も無事終わりましたということで、卒業生に伝えたいこともあります。
皆さん卒業おめでとうございます。日本の子どもたちと同じように卒業式を迎えたわけですが、今も差別という、高校生排除と私は受け止めているのですが、それを抱えたまま卒業させてしまったことが申し訳ないというか、悔しい気持ちでいっぱいです。
でも支援してくださる方はたくさんいます。私も皆さんのことをずっと見守っていきたい、支援していきたいと思います。これから未来に向けて、それぞれの想いを持って、それぞれの生き方を大切にして、アイデンテイテイーを大切に、前を向いて進んでいってほしいと思います。頑張ってください。応援しています。
最後に大村さんがマイクを持たれました。
大村さん
朝鮮学校や朝鮮に対しては何をしてもかまわんのだという風潮が、日本の中に漂っています。そういうところが朝鮮学校の差別に直結している。
この前高校3年生がここに来ました。それぞれ思いを述べてくれた時に、日本は国家が差別を助長しているんだ、それが朝鮮学校の補助金の不支給だとか無償化除外、そういうところに出ている。でも僕たちは、後輩たちにこの思いを継がせたくない、これからもがんばっていきたいということを述べられました。
僕たちも日本の学生と同じようにクラブ活動や、学習をして楽しい学校生活を送っているのに、なぜ差別があるのか、そういう言葉を聞いて胸が痛くなりました。
先日、北大阪の卒業間近の6年生のところに行って、話を聞きました。前日までインフルエンザで学年閉鎖で欠席者も多かったのですが、突然6年生になってほかの学校の友達と一緒になって戸惑ったが、すぐに仲良くなって、学校がとても楽しい、仲間と一緒にいるのが楽しいと言いました。
彼ら彼女らは自分が朝鮮人だという誇りを持って学校で過ごしているということを感じました。
学校は素晴らしい教育をしている。初めて朝鮮学校に来た私の友人も、学校の施設設備はひどいけど子どもたちが輝いている。素晴らしい教育がなされている、この力はなんだろうと言います。朝鮮学校が素晴らしいから高校無償化は当たり前だというわけではありません。補助金を出すのも高校無償化をするのも、子どもたちが持つ教育の権利です。当たり前の権利をこの日本社会は奪っているわけです。
いつまでもあきらめないで頑張る思いで皆さんと歌を歌います。
歌「勝利のその日まで
来週も頑張りましょう!勝利のその日まで!