ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

11月22日、497回目の「火曜日行動」です。

2022-11-22 16:25:00 | 火曜日
秋晴れの大阪城公園。



497回目の「火曜日行動」始まりました。



今日のレポーターはハルモニ会の井上さんと横道さんです。写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心一つに発信してまいりますね。応援よろしくお願いいたします^_^



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

府庁でお勤めのみなさま、ご通行中のみなさま、こんにちは。小春日和のいいお天気の中、今日も火曜日行動を始めさせていただきます。

私たちは、2012年4月17日にこの府庁の前に立ちました。全国で最も多く在日朝鮮、韓国の人たちが暮らす大阪で全国に先駆けて支給してきた朝鮮学校への補助金が打ち切られてもう10年を越えました。来月の13日には火曜日行動500回目を迎えます。長く続けることに決して意義を見出しているわけではなく、一日も早く朝鮮学校への補助金が復活し、火曜日行動を終りにする、その思いでこの火曜日行動を続けています。

先週、11月19日に大阪朝鮮中高級学校で3年ぶりの公開授業が行われました。100名を超える方々が参加してくださいました。韓国から、大陸学校という名前で活動されているNPOの団体の20名近くの方が参加され、大阪の教職員組合の方、フェイスブックを見て初めて来たという方、色々な方が授業を参観し、教科書を見たり、子どもたちの素晴らしい公演に胸を打たれ、交流会では互いに意見交換をし、交流することができました。シンポジウムでは、オモニ会の会長が、なぜ子どもたちを朝鮮学校で学ばせているのか、在日朝鮮人であることに誇りをもって生きてほしい、当たり前のことがこの10年潰されてきたことに対してははっきりと声をあげていく、向き合っていく、闘っていくという発言がありました。
当事者だけが背負わされる、当事者だけがいつも頑張らなければならない、こうした在り方を私たち日本人が一緒に変えていきたいといつも思っています。

来週はもう12月。13日には500回目の火曜日行動が教育塔前で予定されています。
いろんな方々に参加いただいてこの火曜日行動は実施されてきました。
今日は、キム チャンボムさんも来てくださっているのでひと言アピールお願いします。



金さんのアピールです。

☆金さん

みなさん、ご苦労様です。
朝鮮学校が、子どもたちにとって、同胞社会にとって、みんなにとってどういう価値のある存在なのかということをあらためて教えられたことがあったのでお伝えしたいと思います。

先日、広島出身の朝鮮大学に行っている学生と会って話を聞いたことがありました。私がいつも心配するのは、朝鮮初級学校から大学まで行かそうとしたらお金も相当かかるんじゃないかということなんですが、学費や生活費、今どれくらいかかってるの?と聞いたんです。

そうしたら驚くような低額だったんです。朝鮮大学は寄宿制で寮に住んではるんですが、日本の国公立の大学で下宿生活するよりはるかに安い金額で彼らは生活し、学んでいました。学校や周りの保護者たちがたくさんの努力で、朝鮮学校で学びたいという子に教育機会を与え、奪われないようにしたいという努力と思いが非常に伝わってきました。

自分の子はどうやったかなと思い、初級学校時代の卒業文集を読んでみました。「ぼくたち、私たちの夢」ということで一人ひとりが書いていました。進路の問題、将来何になりたいか。たとえば、サッカー選手になりたい、パティシエになりたい、そして、看護師になりたい、お年寄りに役に立つような仕事をしたい、弁護士になって世の中から差別をなくしたい、など子どもたちの無邪気で真っすぐな思いが伝わってきました。日本の子どもたちと同じような夢をもっているわけなんですが、たった一つ違うのは、彼らは民族的な誇りをもってこれからの進路を歩んでいきたいと思っている、それが日本の子どもたちとの違いでした。逆に言えば、彼らが民族的な誇りをもっているからこそ、真っすぐな夢ももつことができるし、障害に対するエネルギーをもつことができるのだとあらためて知ることができました。

朝鮮学校のことをスパイの学校だと言うけしからん奴もいます。朝鮮学校が反日教育をしているという奴もいます。でも、朝鮮学校に通っている子どもたちは、実は自らが社会の一員として自己実現したいという思いをもちながら育っている子どもたちだということをあらためてたくさんの人に知ってほしいなと思います。
これからも、そういった思いをもって卒業した子どもたちと共に朝鮮学校を守り、子どもたちが育つための助けにちょっとでもなっていくようにしたいと思います。

みなさん、頑張りましょう!



火曜日バンドは不滅です❣️



イケメン三人衆久しぶりに勢揃いです。



小川さんのアピール始まりました。

☆小川さん

こんにちは。
私は尼崎に住んでいますが、先日市長選挙がありました。維新と、私たち市民派の松本さんが立候補して、維新が敗れたんですが、何故だと思いますか。維新は、自分のところに住んでいる子どもを差別するような行政をするじゃないですか。自分のところに住んでいる人を差別するような維新には来てほしくない。人権を大事にしないということがよそから見てもわかるんです。そこをしっかり考えてほしいです。吉村知事も松井さんも来ましたが、勝ちませんでした。人権を大事にしない維新が来たら自分たちがどんな目にあうんだろうとみんな思いますよ。だからそこを是非、胸に手を当てて考えてほしいと思います。

維新だけじゃないです。先日、宝塚市議会でも自民党の議員が朝鮮学校の子どもたちへの助成金をやめるようにという提案を議会に出しました。私たちは議員への抗議文をもって交渉に行きました。宝塚市の教育長は、宝塚市の子どもは大切にする、民族教育は大事にしないといけないという答弁をしてくれました。
トップが変わったら、市長が変わったら、そういうことを行政も言えないと思うんです。人権を大切にする市長というのは大切だと思いました。

私たちは毎年、神戸朝鮮高校のコンサートを12月にしています。今年は学校の都合で1月に行われます。その神戸朝鮮高校の公開授業が6月にあり、行ってきました。授業の後の交流会で子どもたちが夢を語ってくれました。同胞の役に立ちたいという思いが伝わって来ました。中の一人の生徒さんが、アルバイト先に履歴書を出したら、「朝鮮学校に行ってるの?そら言われへんわな」と言われたと。朝鮮学校が名乗れないようなものとして捉えさせる日本社会、国からが差別しているこの国で日々差別に向き合わざるを得ない子どもたちの思いを感じました。私たち日本人はそういう思いを知っていかないといけないし、共に社会を変えていきたいので、1月のコンサートに是非来てください。

そして、大阪市は人権をないがしろにする行政はやめてください。



大西さんが久しぶりに来られマイクをもたれました。

☆大西さん

熊本県の人吉市という小さな町から応援に駆けつけてきました。
人吉市のような小さな町でも外国人労働者の人達がたくさん入ってきています。
その人達には「一緒に働こう」と言っていますが、この大阪では、もともと大阪で生まれ育った外国籍の人達を差別しておいて、外国人労働者に「差別はない、一緒には働こう」どうしてそんなことが言えるのですか! ふざけていると思います。

日本で生まれ育った外国籍のこども達に自由に教育も受けさせない。差別する。それにもかかわらず、今さら外国からの労働者には「仲良くしよう」なんて出来る訳がないと思います。
この国に何十年も住んで来た外国籍の人達から(差別はないと)認めていただけなければ、そんな言葉は信用できません。
吉村知事や松井市長はカジノだ旅行だ、そんなことばかりしていないで、このことに真剣に向き合ってほしいと思います。

在日の人たちはきちんと税金を納めて立派に働く労働者です。生きているんです。それを差別するのはおかしい。

在日の人々を差別している限り、この日本も大阪府・市も衰退していくと思います。
自分達だけが良ければいいんだ、そんな考えは止めてください。
維新は差別を止めないのなら、とっとと大阪から出て行って、どこかに行ってください。熊本以外のどこかに。
熊本の方言で “頑張れ” は “がまだせ!” といいます。

朝鮮学校 がまだせー!!



平石さんも久々のアピールです。

☆平石さん

みなさん こんにちは。
わたしは、ずっと南大阪初級学校にかかわっております。先日そこでオータムフェスタがありました。わたしは20年以上通っていますが、焼肉や朝鮮料理はいつも実に美味しい。

朝一番は公開授業で、続いて講演がありました。
講演は「わたしは何故自分の子どもを朝鮮学校に行かせたのか」がテーマでした。

たくさんお話されましたが、よく覚えているのは「子どもの言葉が豊かになる」ということです。日本語では母音は5つしかないのですが、朝鮮語は確か21あると思います。そしてパッチンがある。英語にも中国語にもそういう発音がある。朝鮮語を習っていたら中国語にも英語にも入りやすい。

日本人は朝鮮語の発音が分からないのですね。そういう耳を持っていないから。そういう意味では羨ましいなと思いました。
私なんかいくら習っても読めるけれど喋れない。

私はもともと小さい子に英語を習わせるのは反対だったんです。まだ分からない子に二つも言葉教えなくていいと。
ところが朝鮮学校の授業を見ていると、小さい子どもも2つ3つと言葉を覚えています。私は自分を基準に出来ないと思っていただけで、ちゃんと出来ているんですね。すごいなと思います。朝鮮学校の子どもたちは豊かな感性を持っていると思いました。

改めて朝鮮学校の素晴らしさを感じました。



金アギさんが久しぶりにマイクを持ちました。

☆アギ さん

気―つけや あんたのことやでその差別。
無関心では差別はなくならないよー。

ご通行中のみなさん 府庁で働いているみなさん。
朝鮮学校に子どもを通わせている、一保護者です。いつもここで何を話そうか、と考えれば考えるほど、一人ひとりの人間を大切にする政治であってほしい、それを思うばかりです。
朝鮮学校に通う子ども達、日本の学校に通う子ども達、何も変わりません。大切な社会の宝だと思います。

でも朝鮮学校に通う子ども達は自分のルーツを学ぶという一点において日本の学校とは違うんです。ルーツを大事にするからこそ、私達は子どもを朝鮮学校に送ります。
自分のルーツをしっかり学び自分のルーツを大切にするからこそ、他の子ども達や友達も大切にできる、そんな心を育むのだと思います。

その様な大切な学校、私達の朝鮮学校を繋いでいくべきだと思います。
もう一度、補助金の復活を強く求めます。よろしくお願いします。
そういう気持ちを込めて皆で歌を歌いたいと思います。

☆ 歌とシュプレヒコール

歌「声よ集まれ 歌となれ」

シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな

・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ

・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ

・行政が差別するな

・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう



☆ カンさん

みなさん こんにちは。
この11月は、大阪府下の朝鮮学校で公開授業とオータムフェスタが行われました。
私は吹田支部で勤めておりますので、北大阪朝鮮初級学校の方に行ってまいりました。
少なくない日本人支援者も来てくださいました。みなさん授業を興味深く参観されていました。

一人の方が非常に熱心に授業を見ておられるので、教育関係の方ではないかなと思い声をかけました。やはり教育関係の方でした。そして各教科書を校長室に並べて見ていただきました。特に日本語教科―朝鮮学校では外国語になりますが―と英語の教科書のレベルの高さに感心されていました。これは朝鮮学校のことをもっと訴えていかなあかんな、と仰っていました。
何が言いたいかと言いますと、やはり実際に「来て」「見て」知ってもらうことが大切だ、ということを改めて感じた次第です。

それでは「勝利のその日まで」大きな声で歌いましょう!



駐輪場での申し送りです。



申し送りが終わり、最後の紅葉に癒されようと、大阪城公園内を歩いて帰りました。しばしお楽しみくださいね。



来週も頑張ります。

コメント
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