ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

10月6日、399回目の「火曜日行動」です。

2020-10-06 22:44:03 | 火曜日
快晴です。



早くから大勢来ておられます。



今日のレポーターはハルモニ会の平田さんです。



写真撮影は松尾さんです。今日も力を合わせて発信してまいりましょう_^



長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

火曜行動は今日で399回となりました。次回は400回になります。けっして回を重ねることを喜ぶことではありません。一日も早く子ども達の笑顔を取り戻せるよう、補助金の復活、高校無償化の適用、幼保無償化の適用、私達はそれを求めています。

冒頭に一つ嬉しいニュースをお知らせします。朝鮮学校の他に、中華学校、ブラジル人学校など民族学校、認可に入らなかった幼保園を国が幼保無償化から外しています。全ての子ども達の学ぶ権利を保障するために、国は幼保無償化を全ての子ども達に適用するべきという声が強まり、自治体が実態調査を始めています。

宝塚市議会では朝鮮学校を含む全ての子ども達に適用するようにと国に対する要望を市議会として決議しました。続いて伊丹市市議会もすべての子ども達に適用するようにと決議しました。伊丹では市議の方が朝鮮学校に足を運び、子ども達の姿を見て声を上げ、公明、社民、共産が力を入れて決議をあげました。近畿の各自治体に続いてほしいです。


しかし、大阪市、これが危うい。11月1日に都構想が通ってしまえば大阪市は消滅します。
市をつぶし、府に一体化した大きな力で、大型開発やカジノ、万博に力をいれ、私達が訴えている問題や市民の声が届きにくくなります。反対です。

すべての子ども達が一緒に学び育っていく、共に暮らしている人々の命と暮らしが守られる、そのために地方自治体から声を上げていく、それが実際のあり方だと思います。

国に先がけて朝鮮学校への補助金をカットするなど今の大阪・市は差別政策を行ってきましたが、かって大阪市は国に先がけて人権教育を進めてきた自治体です。

400回を迎える、これまで色々な方が参加してきました。オンマに抱っこされてきた赤ちゃんはもう初級学校に通っています。

8年たっても声が届かない、申し訳ないという気持ちと同時に、あきらめるだろう、力の強いものが正義だという攻撃に、人間には奪えないものがあるんだということを示すことが出来たと思います。

399回の間に、声をかけてくださる人、職員の方で思いを寄せてくださる方も増えていると私は思います。片方で、見て見ぬふりをする人、関係ないとシャツターをおろしてしまう人も日本社会に増えていると思います。

今日、お配りしているチラシは、2-3歳の子どもが差別されているという問題です。これについてはぜひ関心を持ってください。

今、子ども達は受難の時代を過ごしています。格差社会のなかで、子ども食堂、虐待問題、学校にいけない子ども、などが生じています。少子化問題は深刻です。社会の中で子どもが生まれにくい、育ちにくい状況が生じています。未来を担う宝物、子ども達を社会全体で育てていくことが大事になっています。

朝鮮学校は幼保無償化から排除されたことで、一人2万円以上の負担がかかり大きな痛手をうけています。

こうした中で400回を迎えることになりました。私達は無償化が適用され、補助金が復活され、よかったね、子ども達の笑顔が守られたね、と言って終わりたいと思っています。





初めて参加された大野さんがマイクを持たれました。

大野さん

初参加ということで紹介を受けました日朝市民連帯の大野と申します。今までは組合の仕事で来れなかった状況です。次回400回、怒りを土台にしたこの行動が400回、並大抵の努力と、仲間が居なければできなかったでしょう。

参加されている仲間に対し、思いをアピールしたいと思います。全港湾の仕事をしているころ、万景峰号が出入りしたとき、社会党の人たちと共に右翼に対峙したものです。2000年に入り多くの組合が変わって今日に至っています。

菅政権は安倍政治を引き継ぐといっています。言葉通り、学術会議の6人を排除しました。理由を言わない。解っています。いつまでも朝鮮を敵にすることでアメリカと一緒になって戦争の出来る国にしようとしている。日朝国交正常化がいつできるのか、やり続けることが力になると分かった。朝鮮学校に対する差別も日本会議につながっている。

菅が共和国と無条件で話をすると言っているが、無償化から排除という差別をしながら、それは無理だと思います。厳しい状況だが、いつまでも続かないと思います。これからも日本人と朝鮮人と協力していきたいと思います。




火曜バンドは不滅です❗️



若者代表の呉さんがアピールです。

幼保無償化、高校無償化、補助金復活を求めてこの場に立っています。

399回、来週は400回になります。400回は嬉しいことではありません。状況はかわらない、むしろ悪化しています。

この間、幼保無償化から外され、コロナ禍で大学生が緊急支援金の対象から外され、留学生は成績でわけられました。露骨な差別です。

家の近所の中学校で建て替え工事が行われています。行政からお金が出ています。工事中のプレハブにもクーラーが設置されていました。

私達も税金を納めています。しかし、朝鮮学校はどうでしょう?先日、南大阪朝鮮学校の建て替えが行われましたが、同胞たちのお金と日本人有志のかたのお金です。各地域の朝鮮学校のクーラー、暖房は地域の保護者、支援者がチャリティなどを行って工面しています。給食制度がありますが朝鮮学校にはありません。お弁当など授業料以外にも負担がかかります。それでも通わせたいのは何故なんでしょう。在日朝鮮人が自分のルーツをまもり、文化や言葉を学び、どうどうと生きていくために朝鮮学校が必要なんです。

幼保無償化を求めて全国署名をやっています。100万人を目指しています。これからも頑張りましょう。




東大阪地域の宋さんもマイクを持たれました^_^

オモニ

東成区から自転車できました。坂道をハアハア上ってきました。

先週のことになります。東大阪女性同盟に勤めていますが、そこの子育てサークルが主催しているアイアイはコロナ禍で3-8月までできませんでした。10月3日、アイアイを開きました。24人の子ども達と保護者、初級学校の子ども達約60人が参加して半日間の催しをしました。未来を担う子、日本人の子ども達と何ら変わりません。大阪府・市で育つ子ども達、幼保、初級、中級、大学と同じ様に考えてくれればありがたいです。

子ども達はまちがいなく社会の一員として、府・市を担う一員として育っていきます。これから、等しく人生を豊かに生きていけるよう、皆さんとともに頑張ります。




大阪朝鮮中高オモニ会の高さんが東京から来られた李さんを紹介されました。




東京朝鮮中高オモニ会から李さんが来られました。百人力ですね。



アピールです。

東京オモニ会の李さん

東京から来ましたイジョンエと申します。

4人の子どもを朝鮮学校におくっています。下2人の息子は高校でラグビーをしています。

毎週金曜日は文科省前で同じ様に金曜行動をおこなっていますが、今日は火曜行動とともに訴えたいと思います。

昨日、花園で東京、大阪朝高、愛知朝高と地方大会がありました。応援に行って、子どもの成長とラグビー精神に感動しました。

ラグビー精神は、試合が終わるとノーサイド、お互いを尊重し認め合う、また頑張ろうと励まし合う。なんと素晴らしいノーサイド精神。

日本政府はどうでしょう。ありますか。お互いを尊重し認め合えば大阪朝高を認めるべきだと思います。2010年3月、橋下元知事が大阪朝高を訪問し、激励した同じ日に、補助金停止を表明した。子ども達の表情を思うと胸が痛みます。

朝鮮学校にはラグビー精神ともう一つあります。それはみんなが持っている感謝の精神です。一世が作り、2世が守り、3-4世が引き継いでいること、日本の方の支援を忘れません。感謝が子ども達を支えています。

東京でも金曜行動を再開しました。オモニ会は代表を送りアピール。行けない人は意志を書いた写真を貼って、”いつでも心は一つ、どこでも金曜行動”という垂れ幕を作っています。これです。学生も代表が参加しています。どんな形ででもこの闘いをつづけましょう。正義はこちらにあります。笑顔で続けましょう。

10月16日は広島高裁、10月30日は福岡高裁の判決がでます。公正な判断を求めたいと思います。シュプレヒコールをします。

=シュプレヒコール=





東大阪初級オモニ会の高さんもアピールです。

オモニ

東大阪朝鮮初級学校オモニ会から来ました。70年以上、そこに学校があり子ども達が学び遊んでいます。わたしたちも生活しています。

地域では学校の存在を知らない人があまりに多いのに驚いています。知ってもらいたいとここに立っています。

おじいさん、父母、子ども達に至るまでここで生活してきました。税金も納めてきました。どれくらい納めたことになるのだろうと考えたりします。それなのになぜ、日本の子ども達と同じ様にされないのでしょう。理不尽にもほどがあると思います。菅政権も安倍政治を引き継ぐと言っています。背筋が凍ります。

私達は日本と敵対したいのではありません。お互いを尊重し手を取り合っていい社会を作っていけたらと思っているのです。
歌とシュプレヒコールを行います。

=歌とシュプレヒコール=





「アイたちの学校」の高賛侑監督が来られています。



チョグッスンさんの愛のキャンディです。



オモニたちと一緒にみんなでシュプレヒコールといつもの合唱「声よ集まれ 歌となれ」!



大村さんもアピールです。

大村さん

始めたころ、小1だった子どもが作文を読んでくれました。その子は今は中3になっています。その思いを日本政府も大阪府も聞き届けてくれません。許せません。

ありのままに育てることがなんで悪いのか、アイデンティティを育むことはどこの国でも同じではないか。子どもを差別するのはおかしい。日本がまっとうな国になるよう最後まで闘います。




歌舞団の金和美さんの音頭で「勝利のその日まで」❗️❗️



最後はいつものように駐輪場での申し送りです。



李さんを囲んで記念撮影です^_^



東大阪初級からのアピールです。チラシをご覧くださいね。



高監督もアピールです。

(要旨)

映画は沢山の人が見てくれている。外国でも英語に訳されて図書館に置かれたりしている。
オンラインで無料で見られるようにもしてくれている。ドンドン活用し広げていきたい。




来週はいよいよ400回目の「火曜日行動」の日を迎えます、誰も8年6ヶ月もこの行動が続くとは思ってこなかったことでしょう。悔しいです。差別を止めることができなかったことが悔しくてたまりません、でも決して諦めません、諦めた時は終わりの日です。



皆さん、お忙しいと思いますが、お一人でも多くの方々が参加されることを望みます。



バレードや集会はコロナ禍のためできませんが、「無償化連絡会・ 大阪」でこれからも頑張ろうと記念誌を作りました。

火曜日行動広報部も一生懸命編集のお手伝いをしました、是非みなさんもご覧くださりこの8年半に失われたものも多かったけど決して奪うことができない連帯の花が咲き誇ったことを知っていただけることでしょう、五十一人の方々が一言メッセージを書いてくださいました。この間にかかれた歌や詩、短歌、随筆など庶民的な文学作品も掲載されています。火曜日行動、民族教育の年表など貴重な記録がたくさん掲載されています。



皆さん10月13日にいつものように12時に府庁前に集まりましょう、私たちの合言葉は「勝利のその日まで」!!



きっと元気になれることと思います。

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