ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月26日、382回目の「火曜日行動」です。

2020-05-26 20:12:59 | 火曜日




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今日は382回目の「火曜日行動」の日ですが、府庁前は始まる前から熱気に包まれました。



奈良在住の金順伊さんが火曜行動参加者へと50枚ものマスクを手作りして送ってくださったのです。



大和高田から来られている森本さんから長崎さんに伝達されました。



家に帰ったあと封筒の中に入っていたお手紙を見ると素晴らしい作品まで入っていました。



本当に本当にコマッスムニダ❗️オモニの分も頑張ります❗️



今日のレポーターは横道さんと平田さんにお願いいたしました。担当だった方が体調不良でお休みだったので、急遽お二人が受けてくださったのです。感謝感謝です。



写真撮影はいつものようにチャーミングな松尾さんです。今日も力を合わせて発信してまいりましょうね

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長崎由美子さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

ご通行中のみなさま、府庁で働いておられるみなさま、今日は382回目の火曜行動です。
すべての子どもたちが安心して学ぶことができる。そのことを訴えてこの場に立ってもう8年が過ぎ9年目に入っています。
長く続けることが良い事だとは決して思っておりません。
しかし朝鮮学校への差別は続いており、尚且つ広がり続けていると思います。


8年前に火曜行動を始めた時は「高校無償化」から朝鮮高校のみ除外されたこと、全国に先駆けて実施されてきた大阪府大阪市の朝鮮学校補助金が停止されたことに対して抗議の声をあげました。
そして今回また、昨年実施された「幼児教育の無償化」これからも朝鮮学校幼稚班は除外されました。このように、朝鮮学校に対する差別はダブルパンチ・トリプルパンチなのです。


また、今、コロナインフルエンザ状況の中で大学生や各種学校の学生さんたちはアルバイトが出来なくなっています。学生さんたちの6人に一人がもう大学を続けられない状況になっていると言われています。職を失う親御さんもいます。
そんな中で、大学生、専門学校生や各種学校の学生にコロナ支援をすると国は言っています。
しかし朝鮮大学の学生はこのコロナ支援から、またも除外されました。
幼児から大学生まで学びの場からの差別。こんなに明らかな差別はないと思います。


片方では「心を一つにしてコロナの問題に立ち向かいましょう」と自粛を呼びかけ、
朝鮮学校も自粛休校し呼びかけに協力してきましたが、協力はさせるけれども、本当に苦しい目にあっている子どもたちを切り捨てていく。


そこにさらに朝鮮人だからという差別がある。でも、こんな時だからこそ私たちにはわかったことがあります。こういう時だからこそ手をつなぎ声をあげてくださる良心の人たちがいるのだということを。


みなさんもご存じだと思いますが、女性プロレスラーへのインターネット上誹謗中傷の書き込みが問題になって、菅官房長官もインターネット対策を考えると言っていましたが、私はそれを聞いていて、インターネット上の差別を問題にするのであれば、政府が幼児から大学生まで官製差別をしているのをどう考えるのだと思いました。


今、コロナ休校で給食がない、親御さんは仕事に出られなくて収入が途絶える、生活保護申請しても受給までが大変な家庭が出ています。
そんな状況下で安倍政府は、マスク2枚を466億円かけて各戸配布しました。
それもマスク会社との馴れ合いが問題になっています。
わたしの所にはまだ届いておりませんが、暑い夏にガーゼのマスクは使えません。


黒川検事長の定年延長問題も賭け麻雀をしていたことが明るみに出て、辞職しましたが罰せられることなく、退職金をもっていく。
安倍政権になってから、公平であるべき「法」というものが踏みにじられてきたと思います。




火曜バンドは不滅です❗️



伊関さんのアピールです。

☆伊関さん

火曜行動に参加のみなさん、ご苦労さまです。
「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支える会」の伊関です。

毎年朝鮮学校の子どもたちと田植が楽しい行事なんですが、今年はコロナの関係で有志の大人で田植えをしました。秋にはみんなで収穫できると思います。

わたしたちは日本人として、日本社会に責任を持たないといかんと思い、在日のみなさんと力を合わせて、声を上げさせてもらっています。

吉村知事、聞こえていますか?
コロナで忙しいでしょうが、やはり大阪の発展を願うなら、アジアの中の玄関口と言われる大阪の経済を、発展を、在日の方々も支えてきました。在日の方も税金を納めています。

今回の大変なコロナ状況に政府も行政も支援を行っていますが、結局これは詰まるところ税金です。税金は在日の方であろうが日本人であろうが納めているわけです。
公平な権利である教育にかかわる行政サービスを、在日の方は受けることができない。
これは非常に問題です。
同じように納税の義務を果たしていながら、なぜ朝鮮学校だけが排除されるのか。

やはりね、「差別と切り捨ての先に活力ある社会は生まれない」と思います。
知事や行政はそのことをもう一度考えていただきたい。

大阪の発展、日本の発展を願う立場から、社会の発展を願うのであれば、朝鮮学校への高校無償化適用、補助金の再開は急務であり、行政の責務であると思います。

知事!メデイアの前でカッコ良く振舞うのもいいのですが、足元からのこういう声に耳を傾けていただきたい。

平等で活力ある社会が実現するまで私たちは頑張ろうと思っています。
火曜行動のみなさん 共にがんばりましょう!





長崎さんが繋がれます。

☆長崎さん

伊関さんありがとうございました。

今日はうれしいプレゼントが届いています。
奈良のハッキョで活動されていたキムスリンさんが、手づくりの素敵なマスクを火曜行動の皆さんにとプレゼントしてくださいました。
後でお配りしたいと思います。

もう一つうれしいニュースですが、先日、生野初級ハッキョに布マスクが届きました。
新潟のこども食堂をされている方からでした。
なぜ新潟から生野初級にマスクが届いたのかというと、こども食堂をされている方に埼玉で子どもさんをハッキョに送っておられるお友達がおられて、埼玉でマスク配布差別があったことを知って、非常に怒りを感じ、自分も何かしたいと思い生野ハッキョに手づくりマスクを送ってくださいました。

広島でも香川でも心ある方々から、ハッキョの子どもたちに手づくりマスクのプレゼントが送られてきています。

行政が一番してはならない子どもたちへの差別に対して声をあげる。大人が諦めない姿を子どもたちに見せる。これからもたたかっていきましょう。


朝日新聞の声の欄に神戸の朝鮮高級学校3年の生徒さんからの投稿がありました。
「高校無償化」の署名を集めている時に、君たちに「頑張ってね」という人がいるけれど、君たちはこれ以上頑張れないくらい頑張っている。安直に「頑張ってね」という人の気持ちがわからない、という意味のことを、一緒に立っている日本の支援者の方が云われた。でも自分は諦めないで、みんなと手を繋いで頑張っていきたい、と書いておられました。

それでは又、マイクを回していきたいと思います。





パクリョンヒさんがマイクを持たれました。

☆リョンヒさん

私も朝日新聞声欄の神戸朝高生の投稿に胸がつまりました。

わたしは小・中・高と日本の学校に通いました。
実は私の母親はイルボンサラム日本人で、アボジは朝鮮半島出身の一世でした。
アボジは母親に遠慮して朝鮮学校の存在をあまり話さなかったようです。

私は色々な人から朝鮮学校の話をきいて、とても悔しい思いをしました。
私は生野区のある小学校に通っていたのですが、クラスに数人、多い時は10人くらい朝鮮人の生徒がいました。
学校では差別する先生もいました。差別する生徒がいても先生から何の指導もありませんでした。
私は決意しました。大人になったら差別しない先生になろう。と決意しました。

私が大人になれば、きっとこの世の中は差別のない平等でお互いに理解しあえる時代になっていると、心底思っていました。でも甘かった。

自分の子どもは朝鮮学校卒業生、孫は朝鮮学校に通っていますが、朝鮮学校への差別が蔓延しています。本当に悔しい。悔しくてなりません。
いつになれば私たちの存在が認められるのでしょうか。

私はこの火曜行動に148回目からの参加ですが、当初から参加されている方々に本当に頭が下がる思いです。

知事と府の職員の皆さんに、本当に真剣に考えていただきたいと思います。
8年の時を重ねたこの闘いを皆さんはどう考えているのですか。
自分の問題として、真摯に耳を傾けてください。



☆長崎さん

リョンヒさんは自分自身も日本学校の民族学級の先生として、子どもたちと接してこられました。ありがとうございました。




大村和子さんもマイクを持たれました。

*大村さん

今日も「3密」をさけ集会をもっていますが、心のつながりは8年余で密接になってきています。ここに来ている人だけでなく、他の人とも繋がりが出てきたと思います。今日も2人ずれの方が声をかけてくれました。

こうやって8年余が経っても政府、府庁に届いていないのかと、時に心が折れそうになります。しかし、もっと悔しい思いをしているのは朝高生です。朝日新聞の投稿のことです。その記事を読んでいろいろ考えさせられました。ここで読ませてもらいます。

投稿記事=「朝鮮高生 私が「頑張る」理由」。





この学生の言葉に、本当に私達日本人が何をしないといけないか考えさせられました。差別を容認しているそのことを私達が変えて行かないといけない。それが私達の「頑張る」ということだと思いました。


コロナ問題の中で、様々な差別が浮き上がってきています。今日の新聞に、「全留学生に」給付求め声明 外国人支援5団体、という小さい記事が出ていました。外国人留学生に成績要件を設けたことを批判、朝鮮大学校なども支援の対象にすべきと述べています。本当に様々な差別が起こっています。私達が敏感にならないといけないと思います。


昨日、緊急事態宣言を解除すると安倍が記者会見をしていました。日本モデルと賛美し、政権の力で、自分達の力で解除出来たかのように述べていました。2派が予想されているとはいえ、今の状況をのりきったのは医療現場で、スーパーで、物流の場で働く人達が私達を支えてくれてのりきれたのではないでしょうか。これからいろいろ問題が出てくると思うが、この社会から差別をなくしていくためにともに頑張りたいです。

*長崎さん

オンライン授業が言われています。お金がないとか、パソコンなどそうした環境を整えられない子ども達もいます。困っている人、立場に寄り添っていきたい。

介護現場では雨合羽を着て、働いたりしています。人手やお金をこういうところに使ってほしい。アベノマスクにお金を使うような政府に怒りの声を上げていきたいと思います。




今日の火曜バンドは移動しながらの演奏です。楽しくたたかわねば❗️



秦勝元さん!毎週お疲れ様です❗️



方清子さんが久々にマイクを持たれました。

*方さん

色々ありましたけど・・この間、韓国であった事で御心配を頂いてますけど、そのことで少しお話したいと思います。イヨンスハルモニが昨日も記者会見を開いてお話をする様子が報道されていました。92歳ですから、体調が悪そうで倒れそうで心配で胸が痛みました。


ゆっくりと休んで頂きたいのに、つらい思いをしてマイクの前に立たれる・・涙が止まりません。


ハッキョを訪ねて、学生達に会いに行ったキムボクトンハルモニ、キルウォノクハルモニを思い出します。本当に幸せだったんじゃないかと思います。

橋下の暴言、歴史否定の暴言で、つらい思いで日本に来られたと思います。朝鮮学校の子ども達に会うと本当に心から嬉しそうで、うらやましいぐらいでした。子ども達を励ましながら、子ども達から励まされ希望をもらっていました。キンボクトンハルモニは最後まで、”あの子たち”のことばかり気にしていました。


イヨンスハルモニも30年闘ってきたことの成果があがらない、再び被害者を侮辱するような発言が出てくる中で、30年間何だったんだろう、身体も弱くなる、そんなつらい気持ちでいらっしゃる時、様々な言動に心が動かされるとかがあるんだと思います。


そうであっても、植民地支配時、徴用工、「慰安婦」という事実があり、いまだ解決していない、日本政府が向き合わないといけない問題なのです。亡くなって終わりではないと思います。


そういう意味で、朝鮮学校のこともそうだと思います。日本に置き去りにされて生活してきた子ども達に配慮し解決するのが当然だとハルモニが発言されていたのを思い出します。私達も共に頑張っていきたいと思います。


*長崎さん

この問題は日本がハルモニにこたえてこなかったことが問題の本質だと思います。




*大村さん

イヨンスハルモニも日本政府、安倍に謝罪をしてほしいと今も言われています。正義連の問題は韓国内の問題です。

無かったことにしようとしているのは、日本政府と右翼メディアです。ごまかされない様に正しい歴史認識をもって進んでいきたいと思います。連帯のおもいを込めて歌を歌いましょう。


最後の歌は大村さんの音頭で「勝利のその日まで」❗️



駐輪場での申し送りです。皆さんに金順伊さん手作りのマスクを貰っていただきました。本当に真心のこもったマスクばかりです。今日は少人数だったので、なかったのはまた来週新たになられた方にお渡しいたしますね


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中山さんが火曜行動中にある府議の方がとても元気の出る激励をくださったこと報告されました。私も私もと色んな方々がこの頃「お疲れ様」「頑張ってくださいね」という激励の言葉を通行中の人だけではなく市議や府議の議員バッジをつけた方からいただいているとお話しされていました^_^



来週も頑張ろうと話し合いながら帰路につきました。私は久々に大阪城公園内を通って一人で帰りました。新緑の5月を感じたくて、、、



家に帰ってから娘に写真を撮ってもらい金順伊さんに送りました。コマッスムニダ❗️


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