ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月19日、381回目の「火曜日行動」です。

2020-05-19 16:25:15 | 火曜日
昨日振り続けた雨が今朝まで残り、天候を心配しましたが、お昼前にはすっかり晴れ渡りました。お空さん、応援ありがとう❗️



今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんです。



写真撮影はいつもニコニコ、松尾さんです。今日も力を合わせて発信してまいりましょう。



長崎由美子さんの第1声始まりました。

長崎さん

夏を思わせる日差しです。先週からコロナ対策をしっかりして、火曜日行動を再開しました。

381回目です。国会で大きな論議となりました、検察法の改正がツイッターで大きなうねりを起こしました。

小泉今日子さん、宮本亜門さん、たくさんの著名人の人たちが、これはおかしいと、コロナ情勢で国民が苦しんでいるときに、不要不急な外出は避けよと言っておきながら、最も今急ぐべきでない検察法を、森友問題も不起訴になりましたね。誰が見ても不正がある、どう考えてもおかしい。権力を持つ人がやったことであれば、検察が起訴しない、法で罰しない。検察・司法は信頼できないということを生むことが、民主主義の根底を壊してきました。

もっともお墨付きを与える検察長を、政権に対して忖度し続ける、黒川さんを検事総長にする、そうしたことに対して、国民・市民の怒りが大きく巻き起こり、政府は今国会での成立を断念し先送りしました。差別され権利を奪われたものに対して法がその人たちを守るのが民主主義の基本だと思います。

私たちは2012年の4月17日から、この府庁の前に立ちました。8年を超えてなぜ続けているのかというと、すべての子どもたちに学ぶ権利がある。日本が植民地の中で言葉を奪い国を奪い、そのことを民族の誇りを取り戻すために造った朝鮮学校を日本政府が弾圧を続けた。その中で自主的に学校を再建した。それに対して地方自治体として大阪府が、全国に先駆けて国が朝鮮学校を認めなくても自治体が認めるということで、全国の都道府県が補助金を支給してきました。それを最も差別をしてはならない国・自治体が、子どもたちを差別し奪う形で補助金を打ち切りました。


これに対して起こした裁判は無償化も補助金も、どちらも最高裁で却下されました。私はいつも、全国で唯一、大阪地裁で朝鮮学校が高校無償化は当然の権利であるという西田裁判官が下した勝利の日のことを思い出して力にしています。


今回900万の人たちがツイッターで抗議の声を起こしたのは、法律が自分たちの都合のいいように変えられていく、力があるものは何をしてもいい、声をあげても無駄だというあきらめが広がる、その中で安倍さんのしたことを見たら、ひたすら政治の私物化です。これに対してです。

ここに立ち続けるのは、大人が子どもの夢と希望を奪ってはいけない、子どもたちにあきらめる姿を見せてはならないという思いからです。

コロナ情勢でビラは配っていません。アピールで訴えていきます。




火曜バンドは不滅です。



早速、河住さんがアピールされました。

河住さん

 再開されてうれしいです。本当はこの運動が必要なくなって、子どもたちが平等に教育を受ける権利を保障される日が一日も早く来ることを願っています。

この間、「アイたちの学校」のオンライントークに参加しました。監督、在日の若者、日本人の人たちが参加して討論会を行いました。監督の言葉が印象的でした。朝鮮学校に対する差別、朝鮮の方々に対する差別、日本の差別は異常なのだと。

監督は在日の立場で様々な国の朝鮮人に対する差別を調べたそうです。調べて分かったことは日本の差別は異常で官制差別である、行政として、法律として差別しているとおっしゃいました。

アイたちの学校の子どもたちは、朝鮮学校で学んで、自分たちが何者であるか、アイデンテイテイーを学んだと言っていました。世の中に出ていくときに、自分はどういう文化をもってどういうルーツをもってどういう生き方をするのかその基礎を学んだ場所だったと。

参加者の感想で印象的だったのが、この朝鮮学校で親・子ども・先生が一体となって同じ方向に向かって教育をしている姿に心を打たれた。日本の学校では考えられないと言われていました。日本で学校の先生をされた方です。

日本の人たちは朝鮮学校を非常に誤解しているし、行政もまた誤解をしている部分が、意図的に差別しているところがあると感じました。

世界的にも人権委員会の勧告を全く聞いていない、ほんとに情報を意図的に流さない、そういうことが続いています。

子どもたちの中に差別を持ち込まないでほしい、すべての子どもに教育を受ける権利がある、子どもの権利条約にもうたわれています。

吉村知事、逃げずにこの問題に向き合ってください。




イケメン三人衆健在です❗️



横道さん、今日も長ーいのぼりを持参してくださりコマッスムニダ❗️



山田さんが飛び入りでアピールしてくださいました❗️

山田さん

 「日の丸・君が代」強制反対大阪ネットと教職員仲間ユニオンで活動しています。

コロナ問題ではたくさんの問題が山積みになっています。大阪府庁・大阪市役所に要望書を出しています。

今日は府庁別館で教育委員会会議があって傍聴に来ました。チャレンジテストも6月7日にやるのは、5月5日のコロナ対策本部会議において、吉村知事から中止にしていいんじゃないですかと言われて、酒井教育長は、はい仰せのとおりとして決めたと言う感じで受け止めていて、知事に言われてはいでいいのか確認したかった。

今日の会議での報告は、4月28日の教育委員会内部の討議で決めていたと言い出した。不信でしかない。なんでもトップダウンで決められていくことが、教育現場でどんどんやられていて、教育の中立性とかないがしろにされています。

維新のグループに牛耳られていっているところがあるので、口を閉じることなく言い続けていかなければならないと考えています。

朝鮮学校の場合も日本に住むマイノリテイーに対する権利侵害が強いのですが、コロナ情勢であからさまに出てきています。

先日大阪市役所に要望行動に行きまして、回答をよこさないと言うので、松井市長に会いに行って、記者会見の場に出くわして、問い詰めました。松井市長は十三市民病院がコロナ専門病院になっていますが、看護師さんとかにろくな装備が準備されていない。前に雨合羽を寄付してと呼びかけましたが、20万着が市役所に山積みになっています。ちゃんとした防護服などの措置を取るべきだと、現場においては派遣の請負の社員として、非正規の下働きで、たとえば防護服を素手で洗わなければならないとか、そういう仕事をしている方が、自分たちにも感染防止のための措置や危険手当を払うべきだと。

大阪市はそれも寄付を募っています。その中から10万円20万円は看護士さんにだしますと発表していました。同じように危険な仕事している非正規には一銭も払わないと言っています。

それを訴えると松井市長は「いやあ、雨合羽でもないよりはましやろ」と言いだして、みんな大いに怒りました。一斉に声をあげると松井市長は、記者会見途中でそそくさと逃げて市長室に閉じこもりました。

 マイノリティーに対する差別は増幅されていくと、実感しています。少数者の人権を守るための闘いが必要だと、声をあげ続けていきたいと思います。




長崎さんが繋がれます。

長崎さん
 医療現場への寄付の話が出てますが、民間の皆さんに寄付を募って20万円づつ配るとなっていますが、問題になっているのが、クオカードに吉村知事のメッセージを添えると、これは選挙目当てではないかと言うことも出ています。こういうこともしっかり訴えていきます。




原戸さんがマイクを持たれました。

原戸さん

 クオカード、雨合羽の話などなんとかお金を使わない方向に動いている印象しか残っていません。

差別の問題にしてもコロナ医療現場の問題にしても、当事者の大変さに対する想像力が感じられません。

行政は生活に即した考え方、コロナ状況の中で100円10円で苦しんでいる人がたくさんいるはずです。家賃が払えなくて、追い出しにかけられている人もいるはずですし、基本的人権、いわゆる衣・食・住が守られるのが国民の権利だと思いますが、この国に住んでいるメリットがこの日本社会で感じられない。とりあえず生かされている、豊かな生活からかけ離れている感じ。

とにかく知事さん市長さんはどういう位置から生活感を感じているのか、もっと生活に即した言葉で伝えてほしいと思う。住民の個人的な気持ちに即した考え方で行政を考えているのか、ぜひ言葉にしてほしい。

長崎さん

 相手の置かれている立場に想像力を持つ、行政の基本ではないかとおっしゃいました。父が自営業をしていて不渡りを出して、倒産したことがありました。お金が無くなっていくときの大変さを覚えています。支払いができなくなっていくとき、相談する人がいないとき、そういう人が今大阪でどれくらいいるのでしょうか。明石市は市長の判断で、先に市が立て替え払いをして、困っている人からすぐ支給をするということを始めました。

 火曜日行動に来ている人の中にも派遣の仕事がなくなったり、家賃が払えるだろうかという人もたくさんおられます。こうした中でも自分のことの思いと重ねて、朝鮮学校の子どもたちのことを思ってここに来ておられます。




横道昭子さんも長ーいのぼりを持参してくださいました。ご夫妻でありがとうございます。



今日は古賀さんもマイクを持たれました。

古賀さん

火曜日バンド、ここで練習しています。

吉村知事、松井市長、連日ご苦労様です。

コロナ職員の皆さま怒ってください。10万円の給付金を辞退すべきだと、そういうルールを作ろうとおっしゃいました。とんでもない話です。

国から支給される定額給付金、これは税金から支給されますので、どう使おうと自由です。この給付金を寄付せよ、辞退せよなどということ自体が労働基準法違反、憲法違反です。

私からお勧めしたいのは10万円受け取ったら、そのうちの1万円ぐらいを、ずっと迫害されている朝鮮学校にぜひ寄付していただきたいなと思います。吉村知事、さんざん朝鮮学校差別しといて、子どもの笑顔が何て言える義理ではないと思います。一日も早く朝鮮学校への差別をやめる、補助金を再開する、そしたら大阪府政素晴らしいなと言わせていただこうと思っています。補助金復活、無償化適用を訴えます。

長崎さん

 コロナの中でほんとに苦しんでいる人にカンパで答えていくという提案お耳に止めておいてください。

ホンギルトン基金、今朝鮮学校は春の運動会がなくなりチャリテイーゴルフがなくなり、大きな財源であった夏の納涼大会がコロナで危ぶまれていて、ハッキョは大変な危機の中にあります。これをみんなで支えていく、その輪を広げていきましょう。




秦さん、のぼりを持ってくださっているのですね。



どんどん暑くなっていますが、悠々と記録してくださっている陶山さん

❗️


大村さんもマイクを持たれましたよ。

大村さん

 もう9年目に入りました。それでも朝鮮学校に対する差別は少しも変わりません。補助金の支給もありません。マスクの配布に対しても埼玉市や京都市でも朝鮮学校のみマスクの配布をやめるという動きが出て、それに抗議の声が上がって、やっと配布されました。

大阪府においては図書券を朝鮮学校に対しても出されました。あたりまえのことです。でもこの当たり前のことがよかったなあと思えるような差別の現実だと思います。

5月15日、沖縄が日本に復帰した日です。沖縄に対してこのコロナの状況の中で、軟弱地盤に対しての予算が出されました。1兆円近いお金なのです。このお金をコロナ対策に使えるのではないでしょうか。安倍首相がこの前、緊急事態解除の記者会見で「コロナ時代の新たな日常を取り戻していく、その本格的なスタートの日だ」と言いました。新たな日常なんて、困っている人たちがいっぱいいます。本当に職がなくなっていく、休業で倒産していく、その中で自殺をせざるを得ない人もいっぱいいます。これが新たな日常ですか。

動画でのうのうと家でくつろいでいる姿を出している首相が

(通りがかりの人がみんなで頑張りましょうと声をかけられました)ありがとうございます。安倍首相はわかっているのでしょうか。

私たち一人ひとりがいろんなことに耐えながらやっていってる、自分は気楽にコーヒーなんか飲みながら動画で出している。
アホノマスクが我が家にも届きましたが小さくて使えません。自粛警察ということが言われていますが、一般の人間がみんなを監視していくようなことが行われている、自警団のようなものですね。これはほんとに恐ろしいことだと思います。

自警団で思い出すのは1923年の関東大震災です。たくさんの朝鮮人や中国人そして障がい者も社会主義者の人たちも、竹やりなどで殺されました。自警団というのは、普通の市民なのです。市民が官憲により出されたデマ、フェイクニュースによって殺していくことが行われたのです。自粛警察がひどくなってきたのは、大阪でしたら知事が自粛要請しても休業しなかったパチンコ店などの名前を公表していくときに出た、行政が自治体がそういうことをやっていく、そのことで普通の市民も、言うこと聞かないやつには何をやってもいいのだということがまかり通っていくのではないでしょうか。

安倍政権が朝鮮学校を排除していく、高校無償化から除外していくことによって、朝鮮学校や朝鮮人には何をやってもいいのだということを植え付けていく。自粛警察というのは私たちの中から湧き出たのではなく、政府や自治体がいろんなことをターゲットにしていくと、そうだそうだとみんなが同調していく、そういうことにつながるのではないかと思っています。自粛は押し付けられるものではありません。安全は私自身が考えます。コロナは人を選んでいるわけではありません。


ソーシャルディスタンスは社会的距離ではありません。物理的に距離を取っているだけで、私たちは社会的距離はしっかりつながりをもって、この苦しい状況をはねのけていかなければなりません。社会的なつながりを持って声をあげていきましょう。




今日はニョニョもアピールさせていただきました。

ニョニョ

 2012年6月19日から欠かさず「火曜日行動」に参加してきましたが、この8年間の間に生まれた一番下の孫が今年初級部(小学校)1年生になりました。初級部1年生から大学1年生まで、6人の孫全員が朝鮮学校に通っています。日本で生まれ育った4世です。

異国に産まれ暮らしながらも自分の国を誇りに思い、自分の国の言葉・歌・歴史・地理を習いながら、立派な朝鮮人として生きていこうとしています。そして日本の皆さんとも仲良くしながら、近所の方々にもちゃんとあいさつをしています。道行く人々がいつも、「朝鮮学校の子どもたち偉いね、大きな声であいさつができるね」と言ってくださいます。

コロナのおかげで学校は長い間休校でしたが、先週から、週2回、時間差登校が始まりました。

その前にも先生方が毎日のように家庭訪問をしてくださり、一人ひとりにアドバイスを下さっているばかりか、宿題の点検もしてくださり、オンラインを通じて授業もしてくださっています。

日本の学校も朝鮮の学校も、大変な中でも子どもたちを第一に思っていかなければならないとつくづく思います。こういう大事な時期だからこそ、真の日朝友好を深めていかなければならないと思います。

こんな時だからこそ、手と手を携えて共に困難を乗り越えようと訴えたいと思います。
 




今日の最後は大村和子さんの音頭で「勝利のその日まで」を力いっぱい合唱しました❗️



いつものように駐輪場での申し送りですが、今は府庁内でのロビー活動も自粛せねばならないようなので、来週も頑張ろうと解散しました。



少人数での行動は当分続きそうですが自粛期間が解除され、子どもたちの学校生活が正常に戻れば、またオモニ会の皆さんも来てくださると思うので、それまでは私たちが精一杯繋いでおきますね^_^

コメント
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