ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月28日、344回目の「火曜日行動」です。

2019-05-28 17:00:48 | 火曜日
雨が予想通り降ったり止んだりの嫌な天候でしたが火曜行動中にも止まることがありませんでした。
でもみなさん、ちゃんとカッパを準備されてにこやかに参加されました。







朝通学班と共に歩きながら見た中大阪の琵琶の木❗️






いつも元気な松尾さんご夫妻、至る所でお会いになっていることでしょう。

たたかいの場に必ず出没するご夫妻です。松尾和子さん、今日も写真撮影よろしくお願いします。






ハルモニ会の木村さん、雨の中大変ですがレポートお願いいたします。






火曜バンドボツボツ出揃いましたか?






エミさん、歌舞団の尹さん、南大阪初級の劉先生❗️






長崎由美子さんの第一声始まりました❗️


☆長崎さん

今日はあいにくの雨模様ですが、火曜日行動はこれでもう334回も続けられています。
先週の日曜日、生野区の第四初級学校で運動会がありました。幼稚班から高学年まで、創意工夫に満ち、楽しく演じられていました。朝鮮学校の運動会は地域のお祭りです。
近所の人も卒業生も皆運動会を楽しみにやってきます。
私は、子どもたちの姿を見るたびに、感動すると同時に、この子どもたちになぜ補助金が支給されないのかとやるせない思いを抱きます。

国が打ち出した「幼児教育の無償化」は内実が伴っていません。低所得者の保育料は以前から無償となっています。今問題になっているのは、保育士の仕事が過酷かつ低賃金で、やめてしまう人が多く、保育園を開設しようにも人が集まらないということです。
それを「規制緩和」、つまり、保育士の資格のない人や面積を満たさない場所での保育を認めることで、乗り切ろうとしているのです。
何より腹立たしいのは、朝鮮学校の幼児たちが排除されているということです。
子どもの権利条約には民族教育の保障が権利として書かれていますが、日本はそれを実施しようとはしていません。幼児教育における差別は世界からはグロテスクな姿に見えるでしょう。
かつてのナチスのホロコーストで、アウシュビッツでは、小さな靴やおもちゃなど幼い子どもの遺品が山のように残されています。幼い子どもでも、モノのように殺されていったのです。幼児教育から朝鮮学校を排除することは、そうしたことを思い起こさせます。

露骨な差別を見て見ぬふりをすることはできません。

ピースおおさかから加害展示を撤去する「リニューアル」に対して情報公開を求めていた裁判で、高裁では「大阪府・市は情報公開すべき」という判決が出されていました。
これを不服とした大阪府・市が上告していましたが、最高裁判所は5月24日付で上告棄却の決定を出しました。これにより、大阪府・市の敗訴が決定しました。「無償化」裁判の大阪地裁判決のように、裁判官にも良心が残っていることを感じました。
朝鮮学校への差別は過去にあったことをなかったことにすることです。朝鮮学校に多くの力を与えた韓国のキムポットンハルモニとキルウォノクハルモニの闘いは、まさに過去あったことをなかったことにしてはならないというものでした。

若い世代が事実を知ることで、自分自身も発信者になっていきます。福井の新聞社に入社した若者は火曜日行動の参加者のつながりで、福井の当事者と出会うことができました。日本各地の人びとが出会うことで、この世の中を変えていけると思います。

トランプ大統領への安倍首相の対応を見ていると、外交とは相手にこびることなのかと思ってしまいます。
長崎市長は、米国が臨界前核実験をしたことについて何も抗議しなかったのに北朝鮮の核だけを問題にするのはダブルスタンダードだと批判していました。

先日の日曜日に開かれた「統一マダン」では、火曜日行動のメンバーが歌を歌い、アピールをしていました。板門店(パンムンジョン)はかつて分断の象徴でしたが、今は和解の象徴となっています。時代は変化するのです。























李鉄さんの姿が無いですが、田中直子さんが力強いですね。













火曜バンドは不滅です❗️






杉岡さんも来られましたね。







我らが平田さん。貫禄が出てきました。^_^






井上さ〜ん、いつも笑顔が元気をくれます^_^







雨の中、黙々と聞き取りをしてくださる木村さん❗️






劉先生の熱いアピールです。

☆朝鮮学校の先生

私は大阪生まれ大阪育ちで、朝鮮学校で民族教育に30年以上携わってきました。
このたび娘が同じ仕事に就きました。辛い思いをしながらも、それが正しい道だと思うようになったのです。これには多くの支援があってのことだと思います。

子どもたちは勉学に、クラブにと励んでいますが、この社会が向かっている方向は芳しくありません。


大阪万博を控え、もう一度朝鮮学校のこと、マイノリティのことを考えてください。
松井さんも吉村さんもピョンヤンに行くことをお勧めします。


朝鮮学校では、運動会、運営の援助のためのチャリティコンペ、納涼祭と様々な行事があります。補助金のカットが正しいのかどうか、学校を見て、まず個人として判断してみてください。そして集団として再検討してください。








ひたすら演奏を続ける火曜バンドのみなさん❗️















田中さんが美しい声でアピールと自作の歌「朝鮮学校を守ろう」!

☆田中さん

朝鮮学校を支える宝塚市民の会です。

朝鮮民主主義人民共和国が核実験をしたことで制裁となり、今は朝鮮に行くだけでもかなりの費用がかかります。しかし、核を保有する大国が制裁を受けたことはありませんし、インド、パキスタンもそうです。“何をするかわからない国”だからでしょうか?

しかし、イスラエルも核を持っていますが、やはり制裁を受けていません。アメリカはイラクの石油をねらって戦争を起こしましたが、アメリカに対して制裁が行われたことはありません。なぜ朝鮮だけが制裁の対象となるのでしょうか。それは弱い者イジメです。

戦前、日本は朝鮮に対して朝鮮語を禁止しました。朝鮮語で話すと罰を受けるのです。
町を歩いていると「皇国臣民の誓い」を唱えさせられました。
私たちの声は小さいですが、わかってくれる人がきっといると信じて歌います。

『朝鮮学校を守ろう』







長崎さんが繋いでくださいます。






大村さんもマイクを持ちました。

☆大村さん

裁判の話は嫌なことが多いですが、今朝新聞を読んで久しぶりにすっとしました。
加害展示の撤去に際して情報公開を求めた方が、最高裁で勝利したのです。

私は教師として子どもたちに正しい歴史を学ばせるために何度もピースおおさかにつれていきました。加害展示が撤去されるのは許せません。

拉致は大きな問題ですが、日本政府が何百人もの「特定失踪者」の全ての引き渡しを求めているところ、最近そのうちの一人が日本で見つかったというニュースがありました


朝鮮民主主義人民共和国の方では「日本がやった加害をきっちりと認め、謝罪すべきだ。安倍首相が“無条件で会う”と言っているが、それなしには認められない」と言っています。その通りだと思います。

安倍首相はトランプ接待のためにたくさんのお金を税金から出しました。大相撲の桟敷は300万円もかけて作り直されたそうです。こんなことでは世界の笑いものになります。拉致問題の解決には、第三者のトランプ大統領にすり寄るのではなく、日本の加害に真摯に向き合うことが必要だとつくづく思います。


火曜日行動334回、すごい数字です。板門店(パンムンジョン)が分断の象徴から平和と統一の象徴になりました。先日の訪朝では、以前は銃を構えた厳しい顔の兵士がバスに乗ってきたのに、穏やかな顔で、談笑までしていました。私たちの闘いもこのようにきっと勝利
の歴史になることでしょう。

「昨日の非常識は、今日の常識になる」私の好きな言葉です。
























和歌山出身のシンリョンスルさん。就職していますが火曜日が出勤日で悩んでいましたが、お昼休みを返上して駆けつけてきました、その姿勢が素晴らしいと思います❗️

たとえここに立つ時間が短くても彼女の気持ちは常に「共に」❗️でした。







彼女のアピールに耳を傾けて下さい。

☆シンさん

今年から火曜日が仕事の都合でなかなか来られなくなったのですが、先日統一マダンで火曜日行動の方々とお会いして、やはり自分自身が府庁前に立ってアピールしなくては、と思うようになりました。そこで今日は仕事の合間にやってきました。


専門学校で教えていますが、4月から入学した新入生に、自分の名前を言うと、「どこの国?中国?韓国?と」質問が飛びます。
「在日コリアン」と言うと、「在日って?」。在日コリアンという存在が知られていないようです。

「日本生まれの日本育ち」と言うと、「日本人と同じだね」と言われます。
しかし私は日本人ではありません。キムチが無性に食べたくなり、チャンゴの音を聞くと踊り出したくなります。

心の中からわき出してくるものを否定してくる人たち。かわいい後輩が朝鮮学校で朝鮮語を学んでいるのに、まだ私たちを差別するのですか。私の目を見て向き合ってくれませんか。ぜひ耳を傾けてください。今後もここに立ち続けます。











オモニ連絡会のみなさんも歌とシュプレヒコールで頑張りました。










みんなでシュプレヒコールです。

歌『声よ集まれ、歌となれ』



















最後の歌は「勝利のその日まで」❗️


































いつものように駐輪場で申し送りです。



















国際部長とエミさんが府庁内でのロビー活動の報告をしました、先週も今週もなぜかロビー活動をする代表のかたたちにべったりくっついてついてきたそうです。まるで監視するように❗️抗議せねばなりません。




雨は降り続きましたが最後までみんなで力を合わせました。たたかいは続きます。


コメント
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