ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

11月21日、270回目の「火曜行動」です。

2017-11-21 18:45:52 | 火曜日
晴天に恵まれ270回目の火曜行動始まりました。











寒い朝でしたが、お昼頃は少し日が差して心地よい天候になりました。




今日のレポーターは春母会の陶山さんです、写真撮影は松尾さんが手伝ってくださいます^ ^







長崎さんの第一声です。

⁂長崎さん

・2012年4月17日から始めて今日で270回目の火曜日行動です。

一日も早くこの火曜日行動が終わるのを願っています。

7月28日の勝利判決を聞いて、続けてきて本当によかったと思いましたが、国は控訴してきました。そして大阪府・市の補助金裁判も、全く朝鮮学校の訴えを認めない不当判決が下りましたが、これに対する口頭弁論が12月6日水曜日に行われます。

一人でも多くの人に、朝鮮学校の置かれている問題が特別なものでなく、ここに立っている人も日本人として、大人が奪ってはならない希望そして将来の夢、そして自分やどの国の人も持っている当たり前の、子どもの権利条約にもうたわれている、子どもが学ぶ権利、言葉や文化を誇りを持って学ぶ民族教育権、これがこの大阪で実現されていないことを訴えてきました。

心ある人はビラを読んで、人として心を寄せてくださる方もたくさんいられるだろうなあと思います。

しかし片方でこれは自分たちに関係のないこと、この無関心の中で過去の歴史がなかったことにされていく、そして今子どもたちの学ぶ権利が奪われようとしていることに、まったく知られないまま関心を持たないまま過ぎようとしていることに対して私たちは関心を持っていただきたい、そしてこれは日本人の問題だということを一緒に考えていただきたい。


今日のビラに12月6日の補助金の控訴審のお知らせが載っています。そして表面には様々な催しが載っています。11月23日は中大阪朝鮮学校の公開授業、25日土曜日には朝鮮高校の文化祭があります。ぜひ見に来てください。


2025年万博誘致のポスターがありますが、オリンピックもそうですが、何のためにするのか考えてください。オリンピック憲章にうたわれているのは平和の祭典であり、それぞれの国の民族・国境を越えて差別をなくして行う平和の祭典と言われます。

東京都は朝鮮学校への補助金打ち切りを石原都知事の時にしたこと、そして今回小池知事は、関東大震災の時虐殺された方々の慰霊祭に、石原知事でさえ追悼文を出していたのに出さなかったこと、東京でオリンピックに来られる方々はどう思われるでしょうか?

そして2025年万博誘致のバッチやTシャツを着ておられるが、万博を誘致するなら、世界からとりわけアジアからの方々がたくさん来られます。私たちがこうやって5年も越えて府庁の前で立ち続けていること、そしてアジアの方々から見たときに、アジアの人々にとっては忘れられない侵略戦争、朝鮮半島を植民地支配したこと、そんな過去をまるで切り捨てたような形で、今日本で暮らしている在日コリアンの子どもたちに対して、学ぶ権利を奪う形で朝鮮学校に対する差別が行われていることを、アジアから来られる人々はどういう風にみられるでしょうか?

万博を誘致するなら世界に恥じない大阪として、差別をしない大阪。特別な待遇をせよとは一言も言っていません。

私の息子は二人とも小学校から高校まで公立の学校で育ってきました。年間受けてきた税金の額は約100万円です。でも朝鮮学校の子どもたちが受けてきた補助金の額は一人69800円約7万円です。この額の違いを見ただけでも決して朝鮮学校への扱いが本来公平ではなかったこと。この補助金が2012年から打ち切られていること、このことを考えていただきたい。


保護者の方が何度もここに足を運んでおられます。みんな府民税を納め、市民税を納め、所得税を納めています。

高校無償化の財源をどうするかとなった時に、子育て世代の税金をあげようとなりました。今まで16歳までの子どもたちを育てていた人たちに税金を下げていた、これをなくす。だから子育て世代の人は税金が上がりました。でも高校へ行くときは授業料がゼロになりますよ。私学でも大阪ではほぼゼロですよ。それなら税金が上がっても納得いきます。

しかしここにおられる朝鮮学校へ子どもを通わせている保護者の方々は前よりも控除が帽く無くなったので税金は上がりました。でも子どもたちの学校には1円も補助が降りてきません。たくさんの税金を前よりも払いながら子どもたちへの還付金は全く降りてこない、明らかにぼったくりです。義務を果たしなさい、だけど権利はありません。こうした状態がずっと続いているのです。


地域の中でいろいろな役割を果たし、日頃から助け合い、地域活動をされています。まず知る・出会う・考えることをしてほしい。


先日11月11日生野朝鮮初級学校の公開授業に近畿大学から120名を超える大学生が参加されました。感想でマスコミにさらされている朝鮮学校の情報との落差、学校で出会った朝鮮学校出身の友達ともっと話をしたい、サッカーして遊びたいなどありました。圧倒的にまず知らない、日本の歴史で学んでこなかった、マスコミに流されているだけではない、

朝鮮学校で子どもたちが楽しそうに遊び積極的に手をあげ授業の中で発言している姿を見て、本当に来てよかったと言われました。私たちの子ども時代となんら変わらないこと、逆に私たちとはっきりと違う、背負ってきた歴史の違い、そして日本の中で今背負わされている重さの違いを知って、朝鮮学校のことを知って、出会っていただきたい。(レポート陶山)





南大阪のリュウ先生、早くから来てくださいました。



今日は南大阪地域から大勢駆けつけて下さいました^ ^














火曜バンド、リーダーの古賀さんが出張なので、ピアニストの池辺さんがリーダーを務めて下さいました、連携プレーは素晴らしいですね.






























1パーセントの底力から伊関さんのアピールです。

⁂1%の底力の伊関さん

・大阪の本当の発展は、朝鮮学校だけが差別されている状況、これを許して大阪の未来はないと思います。

大阪は日本の中でも在日の多い地域で、当然朝鮮学校もある。活力のある社会というのは差別や切り捨ての先にはない。民族の違いを超えた朝鮮社会、その中にこそ活力、大阪の発展が見えてくると思います。

在日の方々が、税金、経済活動あるいは文化ひっくるめて大阪の街、日本の発展のためにどれだけ貢献されてきたか。日本人として思うのですが一方的主観的切り捨てはあってはならないと思う。在日の方々が果たしてきた役割は否定できない事実なのだ。違いを認めて大阪の発展のためにともに手を携えて生きてこそ未来があると思います。

特に私も会社あげて万国博覧会の誘致推進に名をあげているけど、本当に万博誘致しようと思えば、朝鮮学校差別するような地域・国で、果たして開催できるのでしょうか?非常に疑問に思います。

今朝も西成で情宣活動やってて吉村市長のサンフランシスコの少女の像、かつての日本軍慰安婦、これを忘れてはならない、そして二度と野蛮な過ちを起こしてはならないと建てられた。これを吉村市長は認めたら友好都市を解消すると言っている。これは橋下元市長が慰安婦差別発言をしたとき、サンフランシスコ市長から来てくれるなと言われた。サンフランシスコで抗議の声が上がる、警備予算がいる、差別的発言には抗議すると言われた。友好関係にとっても、大阪の発展のためにもならないと言われた。それの仕返しみたいなもの。

もともと橋下の後ろ盾があって市長になった人だから。誤った歴史観、誤った歴史認識で大阪を代表して行政を行うということは非常に危うい、大阪のためにならないと思う。

世界的に見て差別行政は認められていない。誤った歴史観で行政するのは世界的にNGなのだ。日本の報道だけ見ていると、サンフランシスコ側の言い分はあまり出ていない。世界的にみると差別というのが批難の中にあるのだということが日本の報道では全くされてないのですけど、この大阪府の補助金カット、政府の無償化からの排除、世界的にみると全く認められていない。

恥ずべきことであり敷いては大阪の経済の発展にならないと言われているということをもっと理解して、大阪の行政を行う必要があると思います。このことから見ても日本人の立場として憤慨しているし大阪府の将来のことを考えると間違っていると憤りをもって発言します。朝鮮学校に対する差別なき無償化の適用、朝鮮学校に対する補助金の復活の実現を、声を大にして訴えます。(レポート陶山)










演奏が続いています。


























方さんのアピールです。

⁂方清子さん


私も日本軍慰安婦の問題の解決を目指していますけども、在日朝鮮人として日本における人種差別の問題、朝鮮学校に通う子どもたち、そして在日の子どもたち、在日の人々に対する日本政府の対応、とりわけ朝鮮学校への差別に対しては本当に怒りを感じ、また慰安婦問題をはじめとする歴史の問題、私たち在日の存在というものは、かつての戦争における植民地支配において存在する。

このような私たちの立場からして、日本政府がそういった過去をあったことをなかったことにしたい、そして再びあのころのように大国化をめざし戦争のできる国を目指そうとする日本政府・国家の在り方、につながるものとして歴史の姿勢があると思います。


歴史の視点の中で過去から存在をする在日朝鮮人の存在、その人々の人権を無視するようなことが行われていると思います。そういった意味でこの女性に対する人権侵害、人種差別、慰安婦問題、すべてつながった問題だと考えています。大阪維新の吉村市長がこのたび、サンフランシスコにおいて、サンフランシスコの市民たちが今後女性に対する人権侵害や人種差別をなくしていくために、この過去の記憶を残し継承していくために慰安婦の像を建てること、記念碑を建てることを決めて、それはサンフランシスコの人々の意思として、あるいは議会の決定として決まったことであるにもかかわらず、そうするならば姉妹都市を解消するということをこの間言っています。

今年姉妹都市を結んで60周年ということで、60年もの長きにわたって市民との交流を続けてきたのに、碑を建てたことを理由に一方的に解消するということは本当に信じられません。碑を建てたということは、慰安婦問題というのは日韓問題ではなくてアジア全域において日本軍が女性たちを姓奴隷にしていった歴史があって、そういった歴史を記憶し今後戦場において、あるいは現在においても繰り返されている様々な性暴力、女性に対する人権侵害をなくしていこう、そのような意思に基づいて建てられたものなのです。吉村市長はその意味をゆがめて、この碑を撤去するように、この碑を公共の建物として認めないようにと圧力をかけていることに対して怒りを抑えることができません。

このことに対して大阪市議会の中にも反対や疑問のの声が上がっているにもかかわらず、市長という立場で一方的に姉妹都市解消するということを何度も何度も繰り返して、圧力をかけていることに対して私たちは抗議の声をあげています。このような吉村市長の在り方は私たちの代表として認めるわけにはいきません。皆さんも声をあげてください。










珍しいツーショットですね。





イケメン三銃士の李鉄さんは出張中です。





















申さんのアピール

⁂若者 申さん


私たちは毎週ここ立っています。立って1時間皆さんにアピールしています。皆さんは何も思いませんか?たった1時間だけど言っていることは一緒です。

民族教育の権利を守りたい。たったこのことだけです。私は留学同で学びながら、無関心というものが差別を生む、無知というものが差別を生むと習いました。私もそう思います。

一人一人が差別してると感じませんか?私たちの発言、行動一つ一つを聞いて何も感じないということが、無関心で、それが差別を生んでると私は思います。

ただここに立って活動している人がいるなと素通りしないでください。私たちはみなさん一人一人と向き合って差別をなくそうと頑張っています。


私たちの目を見て、一人ひとり向き合ってください。よろしくお願いします。(レポート陶山)






愛の配達便^ ^








金香姫さんの久々のアピールです。二人目のお子さんが三か月になりました。

⁂オモニ 金香姫さん


2年ぶりに参加しています。2年前は長女が生まれて育児休暇で毎週参加していました。二人目長男が生まれて、育児休暇で来れました。

2年前、すごく悔しい腹立たしい松井知事の、私の娘に対する「学ぶ権利がない」という一言から、今も怒りは1ミリも減っていません。怒りは増えています。

2年前と風景が変わってしまって新たな気持ちで頑張ろうと思っているのですけど、今この何分間かチラシを配りながら、首を下げて結構ですと去っていく大人の人を見ながら、すごく腹立たしいですね。

大人が仕事しているこの時間、世界で子どもたちがいろんなことを学んでいます。私の娘もここにきている息子も大人よりもっと濃い時間を過ごしています。1分1秒、いろんなことを吸収していろんなことを学んでいます。その中で朝鮮学校に通う子どもたちは差別を受けています。

日本の同じ地に立って同じ未来を歩んでいく日本の子どもも朝鮮の子どもも同じ大人の愛情を同じ量の愛情をもらって育っていかないといけないと思います。

私は娘の通う保育園で、「おはよう。今日も元気で楽しんでね」と自分の娘と同じように日本の子どもにも、同じように声をかけています。個人の関係はいいのに政治や一部の人たちのちょっとした感情ですごい差別を感じています。将来自分の娘が朝鮮学校に通うとき、一緒に保育園に通っていた友達といがみ合いながら生きていくのですか?それともまた一緒に育っていくのか?それは今の大人が決めていくことだと思っています。

このチラシ1枚がそんなにも難しいものでしょうか?このチラシ1枚読むのが1年かかるのですか?このチラシ1枚読むのは大人にはすごく簡単だし、この1枚をもって皆さんいろいろ考えられると思います。見もせず受け取りもせず、今思っている感情だけですべてを決めていいのでしょうか?このチラシ1枚、ぜひ1文,1句飛ばさず読んでいただきたいと思います。5分もかからないと思います。読んで、皆さんが生きている大阪で皆さんが子どもを差別しているのだと。私たち大人が差別する大阪を作っているのだと。考えてほしいのです。

大阪は今子どもを差別しています。君は日本の子か?君は朝鮮の子か?君はどこの国の子や?日本の子やから学校で自由に学びなさい。君は朝鮮の子か。学ぶ権利はない。と、あなたたちは言っているのです。教育の場で差別なんて絶対ありえない。すべての子どもが同じ命、同じ未来をもって生きていけるそれが当たり前のはずです。皆さん、自分は差別していないと胸を張っておっしゃってるかもしれませんが、今この瞬間、朝鮮学校の子どもたちは差別を受けています。実際に刃物を持って傷つけられているわけではない。目に見える傷はないけれど、私の娘は松井一郎さんに学ぶ権利はないと、はっきり傷つけられました。


2年前、私はこの事実を一生忘れないとその時も言いましたし、今も忘れません。このチラシを受け取ることが第1歩でそこから考えることが大事なことで、もし今の朝鮮学校への差別が正論だと思うのなら、ぜひ討論したいと思います。

朝鮮学校に通う子どもたちが日本の将来を担っていくことには間違いないです。20年後、今の小学生が日本の社会で仕事をして日本の経済に貢献するのは間違いないのです。将来を担っている子どもたちを今の大人が差別することは将来をつぶすことではないですか。それは朝鮮学校の子どもだけでなく日本の子ども、また違う国の国籍を持った子ども、みんなひとり残らず全く同じ命、まったく同じ未来です。

皆さん歩きながらも、タバコ吸いながらも、パソコンしながらも、少し、今子どもたちは何を思って学んでいるのかと考えていただきたいのです。今の大人が未来を担っている子どものためにしていること、もう一度しっかり皆さんで考えていただきたいです。

今年もあと少し、このまま悔しい気持ち、怒りをもって1年を過ごすと考えるとすごく悔しいです。私は日本で生まれ育って27年。隣にいる日本の方を恨んだことはないです。いつも楽しく笑い合って、いろんな話をしてきています。

将来日本の地で日本の子どもたちが大人になった時、そこにいる朝鮮学校出身の子を冷たい目で見るのか?手に手を取って日本の将来のことを考えて進むのかは、今の大人にかかっています。

歩きながらちょっと考えてください。みなさんの一言、一つの考えが子供たちの将来、日本の将来にかかっています。一日も早く、日本の子どもたち朝鮮学校の子どもたちすべての子どもたちが同じ温かい愛情に包まれることを私は願っているしそのために戦います。

私はお願いしたいのではなく、共に一緒に日本の将来について考えていきたいと思っています。よろしくお願いします。(レポート陶山)


















宮川さんも奮闘中です^ ^





中大阪の保護者が今週も来ています^ ^














最後の歌は「勝利のその日まで!」歌舞団の歌姫が音頭をとってくれました。

















駐輪場で申し送りが行われました。











匿名希望の方から送られて来た賛助金を皆さんの前で無償化連絡会の財政担当の大村さんにお渡し致しました。






宮川さんが短歌を披露して下さいました。





今日は火曜行動終了後、学校での行事リハーサルに参加するため学校に戻り、皆さんとお蕎麦を食べには行けませんでした^ ^

来週も頑張ります。

コメント (2)
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