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ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月26日、262回目の「火曜日行動」です。

2017-09-26 15:33:32 | 火曜日
爽やかな朝を迎えました。明日から天候は崩れるようですが、今日は良く晴れています。



70階段を上ります。








5分前ですが、大勢の方々が見えています。





朴さゆさんが元気な表情で現れました。みんな歓迎しています^_^





大阪第4,東中、朝高のオモニ会の方々が早くから来られています。





今日は7時から権海考さんの講演会が行われるので早くブログを作らなければならないため、レポーターを前半、後半に分けてお二人に御願いしました。

前半は須山さん、後半は木村さんです。

写真撮影は松尾さんが頑張ってくれます。





今日は火曜バンド三人です。全国のウリハッキョを訪ねていらっしゃる長谷川先生が奈良の幼稚園に来られるので,三線の森本さんはそちらを優先されました。火曜日行動の皆さんの挨拶を伝えて下さいと御願いしました。




長崎由美子さんのアピールが始まりました。



*長崎さん


20012年4月17日から、この府庁前に来てお昼休み時間訴えをしています。

今日は生野から多くのお母さんが、子どもたちが笑顔で当たり前に学べるように、そんな思いを持って来ています。

大阪府は日本で最も多くの在日朝鮮人が暮らしています。とりわけ私たちが暮らしている大阪市の生野区は人口の実に4分の1に近い方々が在日コリアンとして暮らしておられる街です。大阪府は全国に先駆けて朝鮮学校に対する補助金を出してきました。

地域に暮らしている在日の人たちが、自分たちの学ぶ権利そしてともに住民として暮らしているという中で、地域の中で義務を果たし共生をし助け合っている。だけど自分たちの子どもが学んでいる教育の場には、まったく都道府県からも国からも援助がない、このことに対して声をあげ活動をし、そしてそれを受け止めた大阪府の行政の人たちの力と合わさって、大阪府は全国に先駆けて朝鮮学校への補助金をスタートしました。

先日も集会で出会った学校の先生が「大阪府にあこがれて大阪の教員になった。大阪の教育が他の、都道府県よりも差別の問題、障害を持つ子どもの問題、在日外国人やの問題に取り組んできている。ここにあこがれて教員になったのに、最近は離れてしまった」と言っておられました。


もう5年を超えて声をあげ続けています。先日も知り合いの議員の方が毎週火曜日、歌声が聞こえてきて府庁の中にいて重く受け止めていると言っていました。


誰が聞いてもおかしいやん。誰が聞いてもそうでしょう。その一点を訴えてきました。大人が子どもの夢や希望を奪わない。大人が、子供が責任をとれないことで子どもをいじめない。その一点に尽きると思います。

でも大阪府大阪市そして国は朝鮮学校へのあからさまな差別を続けてきました。闘いの中で大きな光になったのが7月28日の大阪地裁の勝利判決です。すべての子どもたちが機会均等に学べるようにできた高校の無償化制度から朝鮮学校だけが外されたのは違法だという訴えに、裁判所は司法の良心を示しました。

しかも判決の中で朝鮮学校の成り立ちや歴史に触れ、朝鮮学校の中で学ぶ民族教育が人間の尊厳を育てるために必要な教育であり祖国の歴史や文化、祖国の指導者を正しく肯定的に学ぶということは不適切なことではないと判決を下しました。


しかし9月13日に下された東京の判決はさらにひどいものでした。今回の安倍首相の解散を見ながら、9月13日、裁判官が判決の趣旨も延べず8秒で逃げるように法廷を去ったのと、今回の安倍首相が自身が問われている責任や説明を一切しないで解散する姿とそっくりだと思いました。


子どもたちが無償化から排除されてから7年、補助金から排除されて6年。子どもたちは成長し大学を卒業し社会人となってこの場に立つようになりました。

7月28日夜の報告集会で、朝鮮高校の女生徒は「この日本社会で生きていていいんだと思った」と言っていました。このことを皆さんも自分の子ども・孫・知っている子供たちの顔を思い浮かべて考えてください。

身近な地蔵盆を思ってください。お菓子を渡すのに、あんたは朝鮮人だからと列から排除する。そんなことをしているわけです。行政のスローガンに「差別をなくそう。人権を守ろう」とかかげられていますけど、一番守らなければならないのに国や大阪府が差別をしていることを考えてください。

間もなく始まる総選挙の中で教育の無償化が選挙の道具のように扱われようとしている。今、大阪市は幼児教育の無償化を始めました。朝鮮学校の幼稚班の子には一切適用されないのです。親御さんたちはみんな大阪府民。大阪市民、納税者です。たくさんの仕事をし府民税所得税、義務を果たしています。わずか3歳4歳の子が朝鮮学校に行ってるということで適用されない。恥ずかしいことです。


大阪万博、オリンピックは、世界の人々が違いを認め合い国際的な友好を育てるとうたわれています。その足元で幼い子どもたちにこんな露骨な政治的な差別をしていてオリンピックや万博をする資格はないと思います。


大阪府・市が出してきた補助金は年間1億6000円が5年以上止まっています。ハッキョには給食センターもない中で、オモニたちは朝早くから弁当作って送り出しています。

ここに来るのにも仕事を休む、段取りをしてきています。これから行われる行事やイベント、そして裁判に思いを寄せていただきたいと思います。来月10月25日、天王寺駅前で夕方アクションをします。たくさんの皆さんの参加を。


東京で支える活動をしている長谷川和男さんが全国を行脚していますが、19日から22日まで大阪の朝鮮学校を訪問しました。今日は奈良を訪問しています。

どこのハッキョも子どもたちの目の輝きが違う。先生方の心の深さ、支える人々の人情の厚さに感激しておられました。


東京の判決で、負けたのは我々ではない。負けたのは朝鮮学校ではない。負けたのは日本の司法の良心と日本が過去の歴史と向き合わなかった、これが負けたのだと言っていました。(レポート陶山)













































生野初のオモニ会からもこられていますね。








辻さんが切々とアピールされています、初めてのアピールです。

*辻さん

初めてマイクを持ちます。

先日府庁へ来ることがありました。ずっとかかげられている文言を見ていた。

差別をなくそう人権を守ろう。差別をしないことが人権を守ることです。


大阪府は先日の判決に不服として控訴しました。大阪府の職員の皆さんはどうして長に対して抗議なり進言なりすることができなかったのでしょうか?


人権を守るということはどんなことなのか職員の皆さんが考えてほしい。


人権はすべての人に無条件で保障されなければなりません。民族教育は権利です。そして行政の義務です。


このことをもう一度深く考えてください。(レポート陶山)








イケメン三銃士健在です。














⁂エミさんのアピールです。

東京の文科省前で行われている金曜行動に参加した時、子どもたちが「自分たちが大人になった時、あなたたちのような人権を無視するような人間には成りたくない」と言っていました。


実際、テレビの報道を見ていたら、権力を持った人たちは毎日のように私たちを排除したり、子どもたちを脅かしたりする報道ばかりです。


子どもたちの通学の安全が守られるか心配になります。「日本の人たちはそんな人ばかりじゃない」といえる社会になってほしいと願うばかりです。(レポート木村)










長い横断幕です。





申さんのアピールです。

☆オモニ

(『声よ集まれ、歌となれ』を歌う)

1.どれだけ叫べばいいのだろう
 奪われ続けた声がある
 聞こえるかい?聞いているかい?
 怒りが今また声となる
 ソリヨ モヨラ ノレヨ オノラ
 声よ集まれ 歌となれ
 トンムヨ モヨラ ノレ プルジャ
 声を合わせよう ともに歌おう


7年前に「無償化」から排除された子どもたちが、金曜行動で泣きながらこの歌を歌っています。

子どもたちが自分が差別されていることを知り、胸を痛めています。国際社会の一員として声をあげましょう。


私たち母親は子どもたちの人権が確保されるまで闘い続けます。(レポート木村)











金菊江さんもアピールです。

☆オモニ


3人の子どもを朝鮮学校に送っている親です。私たちはいつまでここに立ち続けねばならないのでしょうか。

7月の判決で17歳の子どもが「はじめて自分の存在が認められた。生きていていいんだ」と言いました。17歳の子どもが、こんなことを思う社会でいいのでしょうか。

日本社会を豊かにする大人として、子どもたちが朝鮮人として日本社会に生まれてきてよかったと思える日まで、私たちは闘い続けようと思います。


2年前に大阪から5人で金曜行動に行って泣きながら歌ってきました。今日はその時の歌をもう一度歌います。


(『声よ集まれ、歌となれ』を歌う)

1同上

2.聞こえないふりに傷ついて
 かすれる叫びはあてどなく
 それでも誰かと歌いたいんだ
 一人の声では届かない (だから)
 ソリヨ モヨラ ノレヨ オノラ
 ふるえる声でも 歌となる
 トンムヨ モヨラ ノレ プルジャ
 声を合わせよう ともに歌おう  (レポート木村)










くっすんさんが、今日も愛のキャンディを配達してくれています。




大阪第4オモニ会の方のアピールです。

☆第4初級学校のオモニ


子どもの教育に政治を絡めるべきではありません。子どもたちは文化と言葉を学びたいだけなのです。


地裁判決は子どもたちのシルエットを浮かび上がらせました。子どもたちを透明人間にさせないでください。(レポート木村)







生野のオモニたちもアピールされます。


☆生野初級のオモニ


日本で立派なコリアンとして民族アイデンティティを育てるという施策を行政が先頭に立って行うべきです。

大阪は人情の町です。大阪府は補助金を再開してください。(レポート木村)








呉洋子さんもアピールです。

☆オモニ


子どもたちにはありのままの自分を大切にしてほしい。

在日朝鮮人にとって民族教育は不可欠です。その教育を受けている子どもは幸せです。正しいものを見分け発信できる力を身につけられます。自分たちの存在を肯定できます。


大阪地裁判決で子どもたちは希望を持ち始めましたが、東京の判決を聞いて「うわっ、絶望」と。大阪の判決がありながらどうしてあんな判決が出せるのでしょうか。


ありのままの自分を大切にできると信じて声を上げたい。

☆長崎さん


自分の活動の原点である民族保育を始めた時、親の中から「よけいなことをしないでほしい。もう日本人として生きていくのだから」とどなられたこともありました。しかし、運動会での踊りの後、その人が「よかった」と涙を流していました。


ヘイトで一番苦しんでいるのは、自分が韓国・朝鮮人であることを隠している子どもたちではないでしょうか。火曜行動や金曜行動にくる子どもたちは差別のない世の中を作ろうとしています。


在日もたくさんの税金を払っています。大阪府の職員の給料や庁舎の建て替えにも使われています。

給料が減らされ、遅配になり、生活できずにやめざるを得ない先生に子どもたちがどれほど心を痛めていることか。(レポート木村)











柴田さんが今日もはビラを配っています。











リョンヒさんも頑張っています。








歌舞団の舞姫です。





昌範さん、今日も来られましたね。







いつの間にか二児のアボジになりました。

















若者代表ー柴田さんのアピールです。

☆日本の若者


久しぶりです。長い間、辺野古にいて、また来月から辺野古に行きます。


優先順位は付けられません。辺野古の現場はたいへんですが、ここを離れるのも心苦しい思いです。


大阪での判決のことは、沖縄タイムス・琉球新報でも取り上げられ、現地でそれを知ってうれしく思いました。


沖縄戦の縮図伊江島にも行ってきました。


沖縄で「チビチリガマ」が荒らされたのは、少年たちだけの問題ではありません。大人、特に政治家が歴史を顧みないからだと思います。


この問題はまだまだ続くので、末永く…いや、あきらめずにがんばりたい。(レポート木村)







































最後の歌は火曜日行動のテナー姜さんの音頭で歌う「勝利のその日まで」です。

















来週も頑張りましょう!と〆ました。





いつもの様に駐輪場で申し送りがありました。10月1日の金昌五さんの講演や今日の夜のトークショーが紹介されました、








古賀さんが竹山さんの勝利を伝えて下さいました。











朴さんと大阪城公園内を歩いて帰りました。秋の気配がどんどん広がっています^_^







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