6月8日(土)
今日も夏を思わせる天候、雲一つない青空が広がっている。娘と東京都庭園美術館を訪れた。竹久夢二展も開催中なので人出も多くなるだろうと朝一で行った。丁度開館時に着いた。竹久夢二特別展示は6/1より8/25までと長期間の開催だそうだ。
本館は1933年(昭和8年)に皇族・朝香宮家本邸として建てられたそうだ。1983年に美術館として開館以来、様々なジャンルの展覧会が催されている。 本館は主要な内装に著名なフランスのデザイナーが起用されて、アールデコ様式の飾りなどがあちこちに。2025年には国の重要文化財に指定されている。と説明に書かれていた。庭は美しい芝生で覆われ、さまざまの花木があり、四季折々楽しめるようになっている。奥には日本庭園も、風情のあるお茶室もしつらえてある。
ご家族それぞれの部屋、もてなしの主賓室・書斎・図書室(個人の屋敷なのに凄い!)・庭をガラス越しに眺める日当の良い大理石仕様のベランダ…などなど。そうそう、各部屋に洒落たアールデコ風の飾りのシャンデリアや暖炉などがあった。素敵としか言いようがない。。庶民の私は「凄いなあ、皇族ってこんな家に住むんだ」って妙な感慨を覚えたものである。【日本国民は全て平等である】という憲法はまだなかった頃だもんなあ…なんて言葉が、ちらっと頭をかすめたのは「朝ドラ」見ているせいか。
そんなことはともかく、こういう歴史的な建物が遺されて、美術館として使われているのは素晴らしいことだなと思う。竹久夢二のあの大正ロマン・儚げな細い女たちの画像の展示にふさわしい。当時の女学生は争って夢二の描いたものを求めたと聞く。一代人気アーティストだったということだろう。夢二の故郷は岡山だ。以前生家を記念館とした(…と思ったが)岡山の「竹久夢二記念館」には行ったことがある。夢二は絵画・屏風・額・童話・雑誌の表紙・挿絵・千代紙・・・などなど、沢山の作品が残っている。ノートや日記などもきちんと保管されている。今度の出展も殆ど岡山記念館からのようだった。ゆっくり巡回しながら、夢二の描く世界に浸ることが出来た。沢山の展示で、見応え充分だった。
撮影は夢二の作品もOKのところが幾つか用意されていた。
レトロな飾りの各部屋に展示された夢二の作品を巡り、美術館庭園のレストラン「コモド」(お店の画像はネットから拝借)でランチ。娘が予約していたので食卓に着けたが、昼席は予約で満席。来館ついでに立ち寄った人たちは、残念そうに戻って行った。フレンチのランメニューは【生ハムと夏野菜のカポナータ クスクスのサラダ仕立て 柑橘ヴィネグレット】に始まった。(フレンチは料理の名前が難しい)
ランチにしてはそれなりのお値段ではあったが、たまには母娘で楽しむのもいいだろう。亡き夫も美味しい物が好きだったし、出掛けるのも大好きな人だったから「この位の贅沢はいいわよね」なんて思っている自分がなんとなくおかしかった。外食するということに、まだ主婦としてのためらいを感じているのが。画像はうっかり取り忘れが二品あったのでUPは見送り(苦笑)
一面のガラス窓越しに、緑の葉裏が光と風に輝きながら揺れるのを眺めて、心地よい時間を過ごした。まさに命の洗濯…の半日だった。横浜も東京都内も、さすがに文化的なものに溢れているし、演劇やコンサートなどもあちこちで行われていて、取捨選択が必要な位だ。流石だなあ!!と改めて思う。
夢二の美人画、ロマンチックで素晴らしいですね。
伊香保を訪ねたときに夢二記念館と温泉を堪能したことを、懐かしく思い出しております。英世
今日も良い穏やかな日でありますように。
都会は色々みられて良いですね、コロナ渦以前の様に
頻繁には其方に行く機会が無いので羨ましいです
間もなく梅雨入りに成る事でしょうけれど、ととろさん
どうぞお元気でお過ごし下さいね(#^.^#)/
竹久夢二 女性ファン多いですよね?
夫に言っても反応が鈍すぎ!!
それにフランス料理、良いなあ。羨ましい限りです。
そして綺麗にコマ割りというのかしら、写真の配置がさすが、ととろさんって思わされました。
そう言っては失礼ですが、ととろさんの年齢でここまでブログ作られるって凄いと思います。
これからも私達を楽しませてくださいね。
都内には確かに沢山の行きたいところがあります。少しずつクリアーしたいな。当日も美術館の外でクラシック・ミニコンサートが行われ、良い音楽の音色が流れていました。来館者はきれいな芝生の上に座って、演奏に耳を傾けて。押尾さんがここでギターを弾かれたら、貴女が駆けつけるだろうなと思ったりしましたよ。
ごぶさたですみません
お譲さんとお出かけ良かったですね
大正ロマンの竹久夢二
こちらにも十数年前まで竹久夢二館がありました。
こんな所に思う山奥に、、昔は観光バスも
多分今は閉鎖されていると思います。
こちら昨日梅雨入りしました。
もう中休みかと思う良いお天気です。
ととろさんも朝どら見ておられるのです。
法律、、、何か難しい朝ドラと思っていましたが
最近は涙流したりと、、、楽しみに見ています。
元気で過ごしましょう。
健康が一番ですね
夢二館がそちらの山奥?にもあったのですか。それだけ人気だったのか、何かゆかりのある土地だったのか?
太宰府にいる頃佐賀の辺鄙な温泉「古湯温泉」に行った時、近くを散歩したら近くの山際に小説家「笹沢佐保記念館」の白亜の建物があったので、びっくりしました。沢山の推理小説を書いた作家ですがTVで有名だった「木枯らし紋次郎」など。
田舎の風景が気に入って自宅を建てたんですって。今でいう「移住」その自宅が記念館になっていました。
朝ドラはなんとなく毎年見ていますよ。私は沖縄に転勤で行ったので「ちゅらさん」が面白かったです。
ほんと!先ずは健康!お互いに元気で穏やかな日々を過ごしましょうね、
いま、ネット見てたら櫛田神社の「お汐井てぼ」のことが載っていて、つい、こちらへコメント入れました。初めて聞きました。
う~ん、字が違うなんて言ったら罰が当たりますね。
お汐井とりの「お汐井」は筥崎宮の浜辺の真砂のこと。
「てぼ」はかごの意味。
博多っ子の家には、山笠の時の「お汐井」の入った「てぼ」が玄関に置いてあって、子供の頃から大人になっても、出掛ける時などには、母が一つまみ、お汐井を身体にパラりとかけて「気を付けて行ってらっしゃい」と送り出してくれました。
「お清め・お守り」の意味があるんですよ。
追伸。押尾井・・・と変換しますね(笑)だから・・・??
だから…??気になったんだろうなあ(爆)