風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

成るか、白河越え!

2018-08-21 04:55:04 | つぶやき





なんか、甲子園大会で秋田県代表の金足農業高校が凄いことになってるらしいですね。




秋田県勢の決勝進出は実に103年ぶり!だそうな。そりゃ秋田県じゃ大変なことになってるだろうね。



とか思ってたら、我が岩手県でも結構な盛り上がりを見せているようで、金足農の決勝進出を祝って、酒場に繰り出した輩も随分といるらしい。



そりゃ酒飲むための単なる口実だろ!?でも口実になるほどに盛り上がっていることは確かなようで。




思えば、甲子園大会の優勝旗は、春夏を通して一度も東北に来たことがない。


「白河の関」を越えたことがないのである。


いや、田中のマー君在籍時の駒大苫小牧が優勝してるから、白河の関越えたんじゃないの?


違う違う!あれは遥か高空を飛行機に乗って北海道までいっちゃってるので、関を越えたとかいう話ではない。それに白河の関というのはあくまで東北、奥州とそれ以西を隔てるための関所なのであって、そこに北海道、蝦夷地は思考として含まれてはいないのである。





いつしか優勝旗の白河越えは、東北勢の悲願となり、何度かチャンスはあったものの未だ果たされてはいない。今度こそ成るか、白河越え!


それにしても、金足農のピッチャーの吉田選手は、ずっと一人で連投を続けているんでしょ?甲子園大会だけで700球、秋田県大会を含めれば1000球を越えているとか。


甲子園はエースピッチャーがずっと連投し続けるというケースが多くて、その為に肩や肘を潰してしまう選手もいると聞きます。


どうか無事に、勝っても負けても、己の全力を出し尽くして悔いのない試合をして欲しいです。


勝負は時の運。本当は白河越えなんてどうでもいいんです。勝ち負けよりももっと大事なことはある。


どちらのチームも、全力を出し尽くして、悔いなく頑張れ!






IRON MAIDEN [ Prowler] 1980

2018-08-20 16:00:34 | 今日のメタル











初期のアイアン・メイデンにはパンク・ロックに近い攻撃性があったように思います。


リーダーのスティーブ・ハリスはパンク嫌いを公言しておりますので、パンクからの影響は強く否定しておりますが、この時代のメイデンサウンドを聞いた人たちは、皆一様に、そのパンクっぽさを感じていたと思いますね。


そのパンクっぽさの象徴が、メイデン初代ヴォーカリスト、ポール・ディアノです。そのルックスからして短い髪にピアスと、およそメタルらしくないファッション。初期のメイデンの個性は、ハード・ロックとプログレッシブ・ロックとを融合させた独特の曲展開と、パンクのような攻撃性にありました。



このポール・ディアノが脱退し、後任としてバンドに加入したブルース・ディッキンソンはパワフルで伸びやかなハイトーンお駆使する、典型的なメタル・ヴォーカリストでした。ブルースの加入により、メイデンはよりダイナミックな、王道のメタル・サウンドを得、世界的なバンドへと飛躍していくのです。



この曲はメイデンの記念すべきメジャー・デビュー・アルバム「鋼鉄の処女」の一曲目に収録されている曲です。その「パンク寄り」のサウンドを、



ご堪能下さい。

風は秋色?

2018-08-19 08:50:49 | ここで一句





お盆が明けてからというもの、朝夕などはすっかり秋めいてきましたね。


日中などはまだ、夏日に近い気温まで上昇しますが、それでも陽射しの強さや色あい、風の冷たさなどはもう秋のものに移っています。



今年もあと4か月ちょっとですよ、早いですねえ。





秋と云えばこちらの句。


【秋深き隣はなにをする人ぞ】


という句が思い浮かびます。これは松尾芭蕉が亡くなる2週間前に詠んだ句だそうです。病床にあって静かに伏していると、隣の家からなにやら物音が聴こえる。何をしているのだろう?

病気故に身動きができない己の身の寂しさを、秋の寂しさに乗せて詠んだ、というところでしょうか。


こちらの句は、一般に「秋深し……」だと思われていますが、正しくは「秋深き……」なんです。「き」と「し」では大違い。


憶えましょう。





芭蕉翁の最後の句は

【旅に病んで夢は枯野を駆け巡る】



旅に生きた芭蕉翁の夢はやはり、旅に出ること。きっと翁の魂は、自由に天地を駆け巡ったことでしょう。



せめて魂だけでも、自由でありたいものですねえ。



ここで1句


【盆が明け彼岸待てずと秋の風】


御先祖様方、お彼岸にまた、どうぞ。

告知

2018-08-18 14:31:29 | ももクロ










「7年も8年も関係ないよ!今日、ここにいた人はみんな私たちと一緒に10周年を迎えたんだからさ!」

みんな、とは観客のことを指すのだろう。

まさに「Team Diamond Four」。



<中略>

「今日の感想をお願いします」

そう話しかけてきたのは、石川ゆみ先生だった。

「先生、もうあんな挨拶を聞かされちゃったら、今日も細かいことはどうでもよくなっちゃいましたよ。そういう話は、また次のライヴにしましょうよ」

必死に涙をこらえて答えると「そうですよね……」と言いながら、ゆみ先生がボロボロ泣き出した。

「なんで、あの子たちは、こんなに大人を泣かせるんでしょうね。本当に不思議な子たちですよ……」

もう、そこからは言葉にならなかった。

いい大人が2人して、ひたすらボロボロ泣いている。


(小島和宏著『ももクロ導夢録』より一部抜粋させていただきました)


『ももクロ導夢録』絶賛発売中!いい大人が泣くよ!



















Amazonプライムビデオに、ももクロ主演映画『幕が上がる』が追加されました。

「わたしたちは舞台の上でならどこまでも行ける」

観るべし!

Jon Bon Jovi [Blaze Of Glory] 1990

2018-08-17 05:20:41 | 今日のメタル











1990年公開の西部劇映画『ヤングガン2』の主題歌。バンド名義ではなく、ジョン・ボン・ジョヴィのソロ曲として発表されています。ご本人も映画のワンシーンにチラッと出ているらしい。


ヤングガン・シリーズは実在したギャング、ビリー・ザ・キッドの生涯を描いたもので、主役のビリー・ザ・キッドを演じたのは、マーティン・シーンの長男、エミリオ・エステべス。その他にキーファー・サザーランド、ルー・ダイヤモンド・フィリップス、クリスチャン・スレーターなど当時の若手スターが大挙出演。ベテラン勢ではジャック・パランス、ジェームズ・コバーンなど名優が脇を固めています。

ちなみにエミリオの弟、チャーリー・シーンも第1作目に出演しています。割とすぐに死んじゃいましたけど……。


映画そのものは、可もなく不可もなくといった感じで、さほど印象に残る作品ではありませんでしたが、まともな西部劇映画ではありました。最近の「変な」西部劇よりはよっぽどましな映画じゃないかな。




それにしてもこの曲。どこかカントリー・ミュージック風のテイストを感じさせながら、それでいてヘヴィかつポップでキャッチーなロック・バラードに仕上がっている見事さね。ジョンのソングライターとしての才能が遺憾なく発揮された曲だと思います。


このアコースティック・ギターの音とかフレーズとか、メチャメチャカッコいいよね。好きなんだよなあこの曲。




ボン・ジョヴィはメタルなのかメタルじゃないのか、とかいう議論はするだけ不毛です。カッコよくていい曲なんだからいいじゃん!



それが私のスタンス、ってことで。

ボンと盆踊り

2018-08-16 05:29:41 | エンタメ総合






Bon Jovi [Livin’ On A Prayer]1986



東京中野で、ボン・ジョヴィの曲「リヴィン・オン・ア・プレーヤー」で盆踊りを踊ったとか。


ボンで盆踊りって、ダジャレか!


こういうの、結構好きだけど(笑)




若い人たちにも参加してもらいたいということなんだろうね。ボン・ジョヴィ以外にもTRFなんかの曲も使われたらしいから。

まあ、試みとしては悪くないですが、そもそもこれ、盆踊りなんだろうか?




盆踊りとは、その起源はやはり先祖供養と密接な関係があったようで、新盆の家の前で輪を作って踊り、踊り手は顔を隠すことで先祖霊を表現していました。

「風の盆」でしたか、笠を深く被って顔を隠して踊りますよね。あれは初期の盆踊りで先祖霊を表していたことの名残なのでしょうね。


時代の変遷とともに、盆踊りは先祖供養の意味を失っていき、庶民の娯楽としての意味合いが強くなっていきました。江戸の頃には若い男女の交流の場所としての意味もあったようで、これなどは現代にも通じるのではないでしょうか。



庶民の娯楽、若い男女の交流の場ということなら、流す音楽も音頭にこだわる必要はないのかもしれない。でもねえ、やっぱり盆踊りは音頭でしょ!


「アラレちゃん音頭」や「しんちゃん音頭」「クックロビン音頭」などがあるように、ボン・ジョヴィの曲も音頭にしちゃえば面白かったのにねえ。


笛や太鼓が鳴り響く「リヴィン・オン・ア・プレーヤー音頭」なんて風にしたら、盆踊りらしくていいのにねえ。



なんて、アホなことを考えておりました。






盆踊りとは本来、ご先祖様を慰めるため、ご先祖様と「ともに」踊るものだったのかもしれませんねえ。


あなたが盆踊りに興じているとき、あなたのそばで、深く笠を被ったりお面を被ったりして、顔を隠して踊っている人がいるかもしれません。



その人は、ひょっとしたら……。







クックロビン音頭

終戦の日に

2018-08-15 00:00:00 | つぶやき





小学校の頃、国旗掲揚、国歌斉唱のときに、直立不動の姿勢をとる年配の女先生がおられました。


他にそのような姿勢をとる先生などおらず、我々生徒たちは、その先生をなんとなく怖く感じていました。


あの時、あの先生は、なにを思って国旗を見上げていたのだろう。国家を歌っていたのだろう。









私の通った中学校の教頭先生は、特攻隊の生き残りでした。

授業中には常に、古い教科書をガムテープでぐるぐる巻きにして棒状にしたものを手にし、我ら生徒がなにか不始末をやらかすと、その棒で思いっ切り頭を叩かれたものです。今だったら間違いなく「暴力教師」として問題にされたでしょうね。


おおらかな時代でした。


ある時、その先生は授業中に一本の手ぬぐいを持ってきて、我々に見せてくれました。


真ん中に日の丸と「神風」という文字が染め抜かれたその手ぬぐいには、多くの人達の名前と、持ち主へのメッセージが、細かく沢山書かれていました。


それは特攻隊員であった教頭先生の私物であり、書かれていた多くの名前とメッセージは、先生が出撃する際に、隊の仲間たちが寄せ書きしてくれたものでした。



その授業のとき、教頭先生がなにを語ったのか、まったく憶えていないし、自分がなにを感じたのかも覚えていない。あの時の自分にとっては、それほど意味あるものだとは思えなかった、ということでしょう。

そんなもんですね。



今にして思う、あの時教頭先生は、どんな思いで我々にあの手ぬぐいを見せたのか、改めて訊いてみたいと。



当事者でなければわからないこと、というのはあるもので、我々はそれを後から、書物や映像で観て、分かったような気になっているけど、


本当はなにも分かっていないのかもしれない。



それでも、それでも、


自分が感じた素直な思いは、大事にしていきたい。






悠久の昔より現在に至るまで、あらゆるいくさに命を散らしたすべての方々の、ご冥福を。



人というもの残酷さ、どうしようもなさ、そうした負の側面をすべて知った上で、それでもやはり、



人というものの幸せを、




思いたいものです。

お盆特別仕様2

2018-08-14 15:36:28 | ももクロ








ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2018より。


どこまでも続く青空に浮かぶ白い雲。遥かかなたにまで広がる観客の海。

そして

ステージにくっきりと映る、夏菜子の影。



天に向かってエビぞりジャンプ!なんてカッコイイ、なんて


素敵な写真だろう。




ももクロは無敵だ!

お盆特別仕様

2018-08-12 20:14:35 | ももクロ














ももクロがネプリーグに初出演したときの動画です。この動画の最後の方で、全員正解を出してメンバーが抱き合って喜んでいるとき、一瞬、杏果が一人ぽっちになってしまうシーンがあるんです。

その一瞬の動画だけを切り取って、「杏果はハブられていた!」とするデマ情報をネットに流している輩がいました。


しかし真実は御覧の通り、その一瞬の間の後、すぐにメンバー全員が杏果を真ん中にして全員で抱き合っている。その時の杏果の芯からうれしそうな表情ね。

全員で正解できたー!と必死に涙をこらえながらの杏果の言葉に、表情に、その涙に嘘はないです。これが真実。


5人という人数の性格上、一人だけ余ってしまうというシチュエーションはありがちなことです。それに杏果は普段から一人の行動が目立つ子でしたから、一部の連中にとってはターゲットにしやすいのでしょうね。


でもそれは、杏果が杏果らしくいられたということの証左でもあり、そんな杏果らしさを、周囲のスタッフやメンバーに認められていたということでもある。


杏果はそのままの杏果で、みんなに愛されていたんです。これが真実。



「他人の不幸は蜜の味」といいますが、人間には他人や世の中の悪い噂を好んで聴きたがる傾向があるようです。それはある意味、防衛本能の表れとも云えますが、度が過ぎると単なる悪意によって、他人を貶めることを楽しむだけの、誠に不埒極まりない行為に成り下がってしまう。


しかし一方で人は、一生懸命、一途に頑張っている人を応援したくなるという性質ももっています。甲子園大会などはその典型でしょうね。

上の動画でも、ももクロの弾けっぷりに最初は戸惑っていた大人たちが、彼女たちのひたすらな一生懸命さに、本気で応援するようになっていく様子がよく見えています。ももクロが何故、「国民的」アイドルグループとなり得たか、その理由の一端が、ここに見事に表されていますね。



人間は誰しも、上に挙げたような性質を両方とも、多かれ少なかれ持っているものです。例外はありません。「私は違う」なんていう人は嘘つきですね。少なくとも私はそんな人、信用しません。


「人は悪いことをしながら良いことをし、良いことをしながら悪事をなす」とは鬼平さんのことばですが、要はバランスです。人の中には善と悪、光と闇、陰と陽両方の性質がある。そのどちらか一方を否定するのではなくバランスを保つこと。それが肝要ということですな。



ももクロと杏果のことを思いつつ、人というもののどうしようもなさと、一方で可能性と、そんなことをつらつらと思う今日この頃ではあります。




なーんてことはともかく、この7年前の5人の姿に、思いっきり癒されてくださいな。なんかね、この時の5人を見ていると、人間ってものの「原点」があうように感じるんだよねえ。






……というわけで、今度こそお休みします。多分……(笑)

盆休み

2018-08-12 05:05:41 | 日記




お盆ということで、私も数日休ませていただこうと思います。







ヒッチコックの『鳥』(1963)より、下校途中の子供たちが鳥に襲われるシーン。

アルフレッド・ヒッチコック監督の数あるスリラー・サスペンス映画の中でも傑作のひとつ。ある日突然、なんの脈絡もなく鳥が人を襲い始める。


鳥が人を襲う理由は最後までわからないまま。この映画はひたすら鳥が人を襲うシチュエーションだけで徹底的に見せていき、しかも音楽というものが一切使われていないんです。映像だけで徹底的に見せていく見事さには、感銘を受けるほかありません。


制作された1963年当時はただの絵空事のように思えた話。しかし今はどうでしょう。このまま人が大自然を破壊し続けていけば、いつどのような形で大自然の逆襲がはじまるか、わかりませんよ。いや、もうすでに


はじまっている?


休日のひと時、そんなことを考えながら映画をみるのも乙なものでゲス……えっ?そんな怖い映画はみたくない?



ならばこれはどうだ!






映画『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』1978


政府が開発した巨大トマトが人を襲う!?史上最強のおバカ映画『殺人トマトの襲撃』。どうですか、これならなんにも考えずにゲラゲラ笑いながらみられますよ……えっ?おバカ過ぎる?


もーう、わがままなんだから。勝手にしなさい!




……というわけで、お休みします。なんのこっちゃ?





※映画『鳥』には一切の音楽は付けられておりません。上の動画に付けられている音楽は、後々になってジョン・ウイリアムスがコンポーズしたもののようですね。公開時にはなかった音楽です。