風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

お盆特別仕様

2018-08-12 20:14:35 | ももクロ














ももクロがネプリーグに初出演したときの動画です。この動画の最後の方で、全員正解を出してメンバーが抱き合って喜んでいるとき、一瞬、杏果が一人ぽっちになってしまうシーンがあるんです。

その一瞬の動画だけを切り取って、「杏果はハブられていた!」とするデマ情報をネットに流している輩がいました。


しかし真実は御覧の通り、その一瞬の間の後、すぐにメンバー全員が杏果を真ん中にして全員で抱き合っている。その時の杏果の芯からうれしそうな表情ね。

全員で正解できたー!と必死に涙をこらえながらの杏果の言葉に、表情に、その涙に嘘はないです。これが真実。


5人という人数の性格上、一人だけ余ってしまうというシチュエーションはありがちなことです。それに杏果は普段から一人の行動が目立つ子でしたから、一部の連中にとってはターゲットにしやすいのでしょうね。


でもそれは、杏果が杏果らしくいられたということの証左でもあり、そんな杏果らしさを、周囲のスタッフやメンバーに認められていたということでもある。


杏果はそのままの杏果で、みんなに愛されていたんです。これが真実。



「他人の不幸は蜜の味」といいますが、人間には他人や世の中の悪い噂を好んで聴きたがる傾向があるようです。それはある意味、防衛本能の表れとも云えますが、度が過ぎると単なる悪意によって、他人を貶めることを楽しむだけの、誠に不埒極まりない行為に成り下がってしまう。


しかし一方で人は、一生懸命、一途に頑張っている人を応援したくなるという性質ももっています。甲子園大会などはその典型でしょうね。

上の動画でも、ももクロの弾けっぷりに最初は戸惑っていた大人たちが、彼女たちのひたすらな一生懸命さに、本気で応援するようになっていく様子がよく見えています。ももクロが何故、「国民的」アイドルグループとなり得たか、その理由の一端が、ここに見事に表されていますね。



人間は誰しも、上に挙げたような性質を両方とも、多かれ少なかれ持っているものです。例外はありません。「私は違う」なんていう人は嘘つきですね。少なくとも私はそんな人、信用しません。


「人は悪いことをしながら良いことをし、良いことをしながら悪事をなす」とは鬼平さんのことばですが、要はバランスです。人の中には善と悪、光と闇、陰と陽両方の性質がある。そのどちらか一方を否定するのではなくバランスを保つこと。それが肝要ということですな。



ももクロと杏果のことを思いつつ、人というもののどうしようもなさと、一方で可能性と、そんなことをつらつらと思う今日この頃ではあります。




なーんてことはともかく、この7年前の5人の姿に、思いっきり癒されてくださいな。なんかね、この時の5人を見ていると、人間ってものの「原点」があうように感じるんだよねえ。






……というわけで、今度こそお休みします。多分……(笑)

盆休み

2018-08-12 05:05:41 | 日記




お盆ということで、私も数日休ませていただこうと思います。







ヒッチコックの『鳥』(1963)より、下校途中の子供たちが鳥に襲われるシーン。

アルフレッド・ヒッチコック監督の数あるスリラー・サスペンス映画の中でも傑作のひとつ。ある日突然、なんの脈絡もなく鳥が人を襲い始める。


鳥が人を襲う理由は最後までわからないまま。この映画はひたすら鳥が人を襲うシチュエーションだけで徹底的に見せていき、しかも音楽というものが一切使われていないんです。映像だけで徹底的に見せていく見事さには、感銘を受けるほかありません。


制作された1963年当時はただの絵空事のように思えた話。しかし今はどうでしょう。このまま人が大自然を破壊し続けていけば、いつどのような形で大自然の逆襲がはじまるか、わかりませんよ。いや、もうすでに


はじまっている?


休日のひと時、そんなことを考えながら映画をみるのも乙なものでゲス……えっ?そんな怖い映画はみたくない?



ならばこれはどうだ!






映画『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』1978


政府が開発した巨大トマトが人を襲う!?史上最強のおバカ映画『殺人トマトの襲撃』。どうですか、これならなんにも考えずにゲラゲラ笑いながらみられますよ……えっ?おバカ過ぎる?


もーう、わがままなんだから。勝手にしなさい!




……というわけで、お休みします。なんのこっちゃ?





※映画『鳥』には一切の音楽は付けられておりません。上の動画に付けられている音楽は、後々になってジョン・ウイリアムスがコンポーズしたもののようですね。公開時にはなかった音楽です。