ホテルの窓から外を覗くと、うっすらと朝焼けが見えて、今日も天気は良さそうです。
6時過ぎにホテルを出発しました。
まだ暗くて寒いです。
磯部駅は、駅舎が立派です。
自転車道があったので、そこを走ります。
的矢湾が朝焼けに染まって綺麗です。
この自転車道は、磯部大王自転車道と言って、大王まで20kmほど続いています。
ようやく朝日が昇ってきました。
これから暖かくなるかな。
阿児駐輪場から安乗岬の灯台が見えたので、灯台を見ながら一服していると、散歩のおじさん二人組が、小さい自転車で大変だねと声をかけてきました。
確かに、BROMPTONは街中で人が乗っているのを見かけると、とても小さいく見えます。
でも、自分のBROMPTONを見ると、大きく感じます。
信頼の証でしょうか。
磯部大王自転車道が国道260号線と合流しました。
大王町の波切で自転車道の終点です。
磯部大王自転車道を完走しました。
国道260号線から坂を下っていくと、大王崎灯台がありました。
今のはミニチュアです。
本物の灯台は少し先の港から先端だけ見えました。
ここから国道260号線に戻るまでが大変でした。急な登坂の細い道が続きます。
何とか走り抜けて、国道260号線に戻ってきました。
国道260号線をしばらく走って、ゆうやけパール街道に入りました。
ゆうやけパール街道は、1車線になったり2車線になったりの道ですが、交通量が少ないので走りやすいです。
喫茶店があったのでモーニングサービスがあるか見ていると、店に入ろうとしたおばさんが声をかけてきました。
モーニングをやっていますか?と聞くと、やってるよと言って、店の人に注文してくれました。
出てきたモーニングは、フルーツのたっぷり乗った目玉焼きのプレートとトーストです。
これで500円は安いです。
美味しいモーニングサービスで力を付けて、アップダウンのあるゆうやけパール街道を走り抜け、志摩半島の先端の御座岬に到着しました。
砂浜が綺麗です。
戻りは国道260号線を走ります。
急勾配に注意の看板が、でもパールロードに比べれば、優しい登り坂でした。
立派な橋、志摩大橋が見えてきたなあと思ったら、クロスカブ110に乗ったライダーに呼び止められました。
近くにガソリンスタンドが無いかということです。
こちとら地理感は無いし、自転車なのでガソリンスタンドなんて気にしてないし、知らないと答えると、残念そうに走っていきました。
ナンバーを見ると、なんと長崎市ナンバーです。
クロスカブで日本一周をしているのでしょうか。
無事にガソリンスタンドが見つかれば良いのですが。
(車の前を走るのが、クロスカブです)
僕のDAX125の燃料タンクは、クロスカブより0.3リットル少ない3.8リットルです。
ガソリンスタンドの少ない地方を走るときは、気を付けなければいけませんね。
この先にあったガソリンスタンドは日曜日休業でした。
彼は、無事に給油できたのでしょうか。
幸運を祈ります。
志摩大橋の上からは、入り組んだリアス海岸が綺麗に見えました。
そろそろ賢島に向かうために国道260号線を左折しなければと思っていたら、思ったよりも早くGPSが左折を指示してきました。
ちょうど国道が登り坂に差し掛かるところなので、GPSに従って左に進路をとりました。
すると、車が通れないほどの細い道が山の中に入っていきます。
本当に大丈夫だろうか。
不安になりながら走り続けると、大きな道に合流して一安心です。
ここからもアップダウンの繰り返す道を走り続け、賢島の駅に到着しました。
近鉄電車に乗って、大阪に帰ります。
近鉄電車の喫煙ルームは、3月1日に閉鎖されます。
次に賢島に来るときは、煙草を我慢しないといけないです・・・
142日目
走行距離 60.0km(GPS計測)
総走行距離 13,422.9km
出発時間 06:14 (鹿部)
到着時間 11:00 (函館)
走行時間 4時間46分
平均速度 12.6km/h
一番早い近鉄特急に乗って、前回の到着地、五十鈴川駅に着きました。
BROMPTONを展開して、日本一周の旅に出発です。
国道23号線を走って、国道42号線に入り、鳥羽を目指します。
山の上にお城が見えました。
伊勢戦国時代村ですね。
子供が小さいときに遊びに来ました。
今もやっているのかな?
太平洋岸自転車道の看板が、久しぶりです。
二見ヶ浦に着いたので、寄り道しました。
2年前の真珠婚旅行で、奥さんと来た所です。
二見ヶ浦を通り抜けると、伊勢シーパラダイスがあります。
ここも何度も来たところです。
園内から、海獣の声が聞こえてきました。
鳥羽に入ると、みきもと真珠島が見えました。
真珠婚では、この島で真珠の入ったブローチを買いました。
次男が小さいころ、鳥羽水族館でゴマフアザラシの赤ちゃんが産まれたというニュースを見て行きたがったので、連れてきたことがあります。
当の次男は全く覚えていないようですが。
国道42号線からパールロードに進路をとります。
恐竜の化石発見地。
1996年に恐竜の化石が発見されたそうです。
鳥羽には何度も来ていますが、知りませんでした。
筏釣りの筏が浮かんでいます。
10数年前、ここの筏でチヌが100匹釣れているという釣り情報があったので、釣友のSさん、K君と3人で泊りがけで来たことがあります。
3人で2日なら、600匹釣れると思ったのですが、手のひらサイズのチヌが3人で9匹釣れただけでした。
パールロードは、車やバイクで何度も走っていますが、自転車だと登りがきついです。
20数年前、友人が離婚して慰めてくれというので、友人たちとこの近くの温泉宿で宴会をして慰めてやりました。
しばらくしてそいつは行方不明になり、しばらくして遺体で見つかりました。
馬鹿な奴です。
鳥羽展望台はパールロードから分岐してから地味に登りが続いてしんどいです。
鳥羽展望台に到着。
今日は前回の日本一周の旅とは違って良い天気で、水平線まで綺麗に見えます。
鳥羽展望台は三連休の初日とあって賑わっていました。
サイクリストもちらほらといます。
お昼に少し早いのですが、レストハウスでカキフライ丼を食べました。
道中、カキの看板が並んでいた影響でしょう。
腹ごしらえが済んで、安乗岬に向かいます。
鳥羽展望台からは、下りを基調としたアップダウンが続きます。
志摩スペイン村が見えてきました。
子供が小さいときに遊びに来たところです。
アトラクションの音と楽しそうな声が聞こえてきます。
安乗には釣りで何度も訪れています。
志摩スペイン村を通り過ぎてしばらく走ってから左に曲がっていたのですが、GPSが細い道を案内します。
GPSに従って走っていくと、山の中を車一台がやっと通れるぐらいの細い道が続きます。
山を抜けると県道514号線に入りました。
この道は知っている道です。
急な坂を道端に座っているおばあさんの声援を受けて登り切り、安乗灯台に到着しました。
安乗は思い入れのある地です。
Sさんに筏釣りを教えてもらって始めたのですが、中々チヌを釣り上げることができませんでした。
あちらこちらの釣り場を巡り、筏釣りを始めて1年後、13回目の釣行で初めてチヌを釣ったのが安乗です。
次男が産まれる10日前の話です。
もう、22年も前の話です。
テトラポットの防波堤の見える筏で釣ったので、あの筏かな。
長男が出張で実家に戻ってきているので、安乗のカフェで名物のきんこ芋の干し芋を買って、きんこ芋のパフェを食べました。
カリカリの芋のチップとクリームが程よくマッチして、ここまで登ってきた体の疲れを癒してくれます。
安乗灯台のすぐ下の安乗神社に大きな龍の絵馬がありました。
僕は年男なのでお参りすると、絵馬の前に5台のロードレーサーが止まってきました。
ライダーの一人から、鳥羽展望台でも見かけましたね。BROMPTONでここまで凄いですね。
と褒められました。
安乗からは来た道を引き返して、磯部で宿をとります。
141日目
走行距離 75.5km(GPS計測)
総走行距離 13,362.9km
出発時間 08:21 (鹿部)
到着時間 15:33 (函館)
走行時間 7時間12分
平均速度 10.5km/h