折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

釣りー「台風一過の筏釣り」

2015年07月20日 | チヌ(黒鯛)

台風11号が来ていなければ、日本一周の旅に出て、BROMPTONと鳥取県から兵庫県に向けて走っているはずだったのですが・・・

ぽっかり空いた休日を埋めようと渡船屋に電話してみると、船を出すということなので、筏釣りに出かけました。
 
釣り客は僕を含めて3組でした。
週末に台風が来ると、商売が上がったりだと船頭がぼやいていました。

筏に渡ると、天気予報に反して風が強く波が荒れていました。
おまけに雨が降り出すし。
穂先が波と風に煽られて、ダンゴが割れたのも餌を取られたのも解らない最悪の状況です。

家でゆっくりしておけば良かったかと後悔しながら竿を出していると、練り餌で手応えのある獲物を掛けました。
頭を振るごつごつとした引きや締め込みはチヌに似ているのですが、少し具合が違います。
しばらくのやり取りのあと、上がってきたのは40センチオーバの真鯛でした。

大喜びでタモにすくっはみたのですが、全身傷だらけです。
目の前にある釣り堀からの脱走兵でしょうか。
余りにも傷だらけで、食べる気がしないのでリリースしました。
 
9時ごろに雨が止んだので、筏の上で横になって少しお昼寝。

1時間ほどで目を覚まして一服していると、隣の筏の釣り人がチヌを釣り上げました。
餌は何かと尋ねると、オキアミだそうです。

僕も気合を入れて釣りを再開、しかし相変わらず風と波が強くて穂先が暴れ、アタリが取りずらい状況です。
時折針に掛かるのはフグとボラばかり、オモリの大きさを変えたりダンゴの固さを変えたり、あれこれしながら釣りを再開して3時間近くしたころ、ダンゴを割って餌をひったくるアタリがありました。

またボラがオキアミを吸い込んだかと思ったのですが、引きが弱い。
もしやと思って慎重にあげて来ると、小型ながらも待望のチヌでした。
タモに納めたチヌを掲げると、隣の筏の釣り人がおめでとうと声をかけてくれました。
 
もう一匹チヌを釣りたいと波風と格闘しているのですが、相変わらず釣れるのはフグとボラ。
特にフグは糸を噛み切るので、針の消耗が激しいです。

3時ごろに、コーンで波風に煽られる穂先に微かなアタリをとらえ、魚を掛けたのですが、下品な引きです。
またボラかと思いながらも針を取られるのが嫌なので、慎重にやり取りして上げてくると、シマアジでした。
 
せっかくの連休に日本一周の旅に出られず、釣りに行ったら雨、風、波と三拍子揃った最悪の日で、自分の運の悪さを嘆いていましたが、終わってみれば本命のチヌと美味しいシマアジを釣り上げた、満足のいく日に終わりました。

状況が最悪でも結果がでれば、人間、幸せを感じるもんなんですね。