京都の長岡京市会議員の小原明大(おはらあきひろ)です。九小・三中・西乙・神戸大卒。ツイッター・FBもお願いします。
おっはー!





↑バンビオイルミネーション始まりました。今年の感じ好きです。

プロジェクションマッピングも1日だけですが行われました^^



収賄容疑での職員逮捕についてです。

議会では10日の議員全員協議会で、現状の報告がありました。

その場に出された資料は、逮捕された職員のプロフィールと職歴、あと設置された調査委員会のメンバーと設置要綱くらいでした。

警察がかなり書類を押収してしまったうえに、何を捜査しているのかも教えてくれないため、市役所としてもまず全貌をつかむことからだという感じでした。



そこで、議会としては常任委員会の正副委員長から市に要望して、今回の入札事務のフロー図を委員会資料として出してもらいました。

犯罪捜査は、警察にまかせるしかありません。

議会としてはこのような事件が起こってしまった背景・構造をつかみ、再発させないためのしくみをどう提言するかが最大の仕事です。あと、市の調査がちゃんとやられているかのチェックも大事でしょう。

問題の入札の関係資料は押収されても、一般的な入札のしかたはわかりますから、それを見ながら議論しようということでした。


総務産業常任委員会では、こんな感じの論点がありました。


業者の適格性を選定する選定委員会は、チェックを果たせていたか?なぜすり抜けた?

入札の業者の資格は選定委員会だが、工事の仕様は担当課。その決裁権は?

問題の入札は2社だったが、市の基準でも7社以上が望ましいとしていたのではないか?

競合他社の入札をさせないような条件設定ができるのか。条件設定のやり方は定式化されているのか。

選定委員会と、こんどの事件調査委員会のメンバーがかぶっているのでは?

第三者も入れた調査委員会にすべきでは?

調査委員会は、いったい構成メンバーに何を指示したのか?

事件の調査だけでなく、契約業務全般を調べるべき。9年前の事件でもチェック甘いまま自主退職を許した。



建設水道委員会では、こんな感じの論点がありました。


贈賄業者には前歴があった。業者との付き合い方に問題はなかったか。

同じ職場に長くおらざるをえない、職員体制の手薄さへのフォロー、若手育成は。

問題の業者が今年も落札している。工事はきちっとされるように指導を。

工事の契約執行に専門性をもって対応できる職員の体制は。

電子入札というシステムに課題は。

外部委員も入る入札監視委員会は、チェックを果たせていたか?

工事の起案をするプロセスが単独で進められているのではないか。



常任委員会の質疑は原稿なしですから、話し言葉ですし必ずしもまとまっていません。

なので市の答弁についてここで逐一正確に書くには自信がありません。

間違いないだろうと思うことだけ書いておきます。



市長は、要求された資料はすべて出したいと言いました。

また、今は警察の捜査を受けている段階であり、職員のみによる調査委員会は全貌を把握するのを目的としている。

これで終わりではなく、再発防止策を打ち出すにあたっては、外部も入ってもらって議論していく。とのことです。



まだ議論の材料もそろっていない段階ですので、ジャブを打ったという程度にとどまっています。

警察の捜査の進展、そして議会の要望や指摘にこたえて資料が出される段階で、議員全員協議会や常任委員会が開かれていくことになります。




↑読まずに食べた♪ はアカンで!(注:長四小のしろちゃん)



それともう一つ、杭問題です。

いま一部校舎建てかえ中の神足小で、杭データの改ざんがあった問題です。

これも議員全員協議会で報告がありました。



結論から言えば、大丈夫でした。

杭はちゃんと届くべき地層にまで届いている。それは改めてのボーリング調査で確認されました。建物の現況調査もされました。

なぜデータを改ざんしたか?

データをとるのは一発仕事なのだそうです。そのとき取り損ねたらやり直しができない。だから他の杭データを流用したと。



しかし、流用はだめです。取り損ねたなら、そのとき正直に申告して、別の方法で安全性を証明すべき。

その方法論については、国交省できちんとやってもらう必要があります。



そしてスゴイのは、この杭データ改ざんを見抜いたのは市職員でした。

全国の報道を見て、うちは大丈夫かと、10年前からさかのぼって数百本?のデータを一つ一つ確認、流用を見つけ出したのです。

市職員にはこんなにスゴイ人もいるのです。

収賄容疑事件も、このように先手先手で自浄作用を発揮されることを望みます。





↑「軽減税率」もゴマカシや!!!!



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






職員の収賄での逮捕から2日。

今日の本会議は、いつにも増して多くの傍聴がありました。


しかし、今日は一般質問

「通告制」のため、事前に通告してない収賄事件についての質問はできません。(通告しめきりは3日だった)

傍聴されてた方、肩透かしやったんではないかな・・・?



それでも冒頭に一言、感想だけふれておきました。

「断じて許されない。チェック機能である議会も重く受け止めねばならない。

市としての糾明はもちろんだが、徹底した情報公開で、議会や市民のチェックを受ける必要がある。」



本会議開会前に、各会派の幹事会をひらき、あす10日の本会議、予算常任委員会全体会のあとに議員全員協議会を行い、そこで杭打ちデータ問題の調査結果の報告と、今回の収賄事件の報告を受けることで合意しました。

その後11,14,15日に開かれる各常任委員会でも、議員は質問する機会があります。(委員会の所管事務に沿った内容でですが)

資料の押収もあって、すぐに全面的に明らかにとはいかなさそうですが、できる手をつくしたいと思います。

議会閉会後も、タイミングをみて常任委員会の開催や議員全員協議会を開くこととしています。



また、午後には議会運営委員会。

先日提案したことが採用され、会議規則にのっとり「質疑・討論・採決の順に行う」運営が、新しい予算常任委員会で保障されることとなりました。


予算常任委員会は、全員参加なのですが、予算は総務産業分野、建設水道分野、文教厚生分野に分割して議論します。

ということは、委員に入っているにもかかわらず、委員会で質疑できるのは予算の一部だけということになってしまいます。


今回の措置により、予算を分割して議論する前の全体会で、質疑の場をもうけることになり、予算の全体にわたって質問できることになりました。また、採決をする全体会で、討論の場をもうけることになりました。




↑議会の事前に説明をうける様子



↑今週末は、いろいろありますね。「小学生コマ回し大会」面白そう。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )








日本電産では、全社員に始業時間の15分前からの清掃が義務づけられていましたが、その分の賃金が支払われていませんでした。

清掃はシフト表まであり、チャイムも鳴らされ、清掃が不十分だと会社役員から叱責されるなど、明らかに業務命令でした。



 「社員にはコンプライアンスと言いながら、ブラックそのものだ」との声があがり、グループ社員の一人が労働基準監督署に申告。

監督署の指導により、清掃時間分の未払い賃金が、25か月前までさかのぼって、19万円支払われました。

また、トイレ掃除が業者委託になるなど改善されました。



そのことを知った別のグループ社員が、「清掃が不払い労働なのはうちでも同じ。電産グループ全体で見直すべき」と労働組合に相談し、組合から会社に要求。

10月末「グループ全社通達」が出され、「朝の清掃は就業時間内に行う」「15分前のチャイムやラジオ体操は流さない」とされました。



しかし、就業時間外に清掃をさせるのは、明らかに違法です。改善したからOKではすみません。

それまで清掃をさせてきたすべてのグループ社員に、さかのぼって未払い賃金を支払うべきです。





上記の趣旨で、日本電産本社と、グループ2社で連続宣伝してきました。

けっこう関心高いと思いました。

うれしかったのは、いつもよりゆっくり出社されてることです。15分の強制早出がなくなり、本来の出勤時間に行けばよいのですから。

ふだんは8時10分に宣伝が終わるのが、25分になりました。



日本電産グループの内部留保は5千億円超。

永守社長はアベノミクスで1900億も資産をふやしたといいます。

名だたる大企業が、堂々と法律違反をしていたのでは、示しがつきません。

そしてルールある経済活動が行われてこそ、経済の発展も保障されます。

ひきつづき、全グループ社員に未払い賃金も支払われるよう、声をあげていきます。



そして今回の快挙を引き出したのは、ねばり強く社員の不満に耳をかたむけ、ああでもないこうでもないと語り合ってきた党後援会のとりくみがありました。

何年にもわたって、「つどい」を開いて、職場の不満を言える場をつくってきました。頭が下がります。

立ち上がった労働者と、支えた党後援会に励まされ、自分もがんばろうと思います。

暮らしの相談・労働相談お寄せください。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )