映画「靖国」攻撃にこりることもなく、自民党の礒崎陽輔議員が、NHK番組を攻撃しました。
NHKスペシャル「セーフティネット・クライシス 日本の社会保障が危ない」(五月十一日放送)。
国保料が払えず保険証を取り上げられた結果、医療が受けられずに亡くなった男性や、介護保険の改悪で介護が受けられなくなった女性を映し、今の社会保障制度について迫った番組。
礒崎議員は
「保険料の減免制度もあれば、医療扶助もある。制度上では医療をうけられないことはない。保険証の取り上げと死亡の因果関係を検証したのか。きわめていいかげん」と述べた。
さらに、番組冒頭に出てきた二つの病院が「民医連に加盟し、日本共産党と深い関係にある。偏った取材である」と決めつけた。
アホか!(独り言です!)
何党の支持者だろうと、政治によって殺されている人はいるのだ!
それを告発するか、隠そうとするかの違いだ!
保険証とりあげと死亡の因果関係って・・・じゃあ保険証なしでどうやって生きていくのか言ってみろ!
さて、予告してたチベット問題はゴメンナサイ。大山崎町の提訴について、今いっぱい検索されまくってますので、語ります。
大山崎町の水道会計は、料金が府内最高値にもかかわらず、危機的状況です。
原因は府営水道。
1日2600トンくらいしか要らないのに、7300トン分の料金を課されるのです。
要らない水に払う料金は毎年1億円以上。人口1万5千人の町でです。
府条例には、
「町長は、知事に基本水量(1日の最大受水量)を申し込む」
「知事は、町長と協議のうえ、水量を決定し、通知する」
「基本水量×92円が基本料金」
とあります。
そこで、真鍋町長は07年、基本水量を「3407トン」と申し込みました。
府はその申請を受理せず、「白紙撤回し、7300トンで申請せよ」と迫りつづけました。
8ヶ月もそれを続けたあげく、突然水量を「決定」し、「通知」してきました。その数字は「7300トン」。
この決定の取り消しを求めるものです。
京都府は、平成10年に大山崎町長と結んだ「協定」をもちだして正当性を主張しています。
その「協定」は、府営水道の設置にあたり、施設が供給できる水量の各市町村への配分を決めたものです。
「1日あたりに配分する水量(配分水量)は、7300トンとし、町はそれを引き受けるものとする」
私は、以前はこの協定の見直しを訴え、最近は協定より条例が優先すると言っていましたが、この裁判の住民集会に行って認識が変わりました。
よくみるとこの「協定」で書いているのは「配分水量」であり、条例で料金のもとになっているのは「基本水量」です。
同等なものかな~と思ってたが、「法律の世界では言葉が違えば意味するところは違います」(森川明弁護士)。
配分水量というのは、条例の中の規定では、「これ以上受水したらペナルティで超過料金です」という水量。
だから府がふりかざす「協定」というのは、 「大山崎町は7300トン以上とったらあかんよ」というもの。
だから、大山崎町が条例の規定により「3407トン」の基本水量で申し込むのは正当で、府はそれを認めないのは無法なのです。
そもそもこの「協定」ができたとき、すでに条例はありました。
府が大山崎町に7300トンの基本水量を永久に約束させたいなら、「協定」に「基本水量は7300トンとする」と書けばよかった。
でも書かずに「配分水量は7300とし、町は引き受ける」という微妙な文章にしたのはなぜか。
それは、条例で「町は基本水量を申し込む」と書いているのに、それを否定するようなことを勝手に約束できない・・・ということではないか。
つまり、以前も書きましたが、労働相談でのできごとで・・・。
あまりにひどい職場の実態を労基署に相談した若い女性が、職場にそれがバレて、「労基署などに申し立てなどしません」という誓約書を書かされたといいます。
この女性がもし労基署に何かの救済を願い出たら、労基署は「誓約書に反するじゃないか。認められない」というでしょうか。いや、「そんな誓約書は無効だ」と言うでしょう。
この経営者と違い、府は役所ですから、条例に違反するような「協定」の文言はさすがに書けなかったのではないか。
こんな「協定」をたてに条例に違反することは許されないし、理屈では100%勝てる。
と思います。
でも、相手は府というより、ムダなダム政策と結びついた水道政策そのものです。強大な権力。
国民的運動にしてこそ勝てる。全国からの注目をお願いします。
すでに、この提訴は全国を励ましています。
薔薇、または陽だまりの猫
和光市議会議員松本たけひろの日記
上を向いて歩こうよぉ~
あれは、あれで良いのかなPart2
それに来年は長岡京市議選。
これで勝訴したら7議席以上。負けたら5議席以下。そのぐらいの覚悟で頑張りたい。
ダム建設、水道建設の歴史的経過も追々書いていきます。また、以前から水問題は書いているので、カテゴリの「国政・府政」をごらんください。
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