12月15日号の「広報ながおかきょう」の表紙は、「ガラシャおもかげの水」でしたね。
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広報いわく、
地下水100%の水道水が飲める施設「ガラシャおもかげの水」ができてから1年になります。
「ごはんを炊くとおいしいから」「お茶はこの水でしか入れないよ」など、名水を求めて市内はもちろん市外からも多くの人が訪れています。
「長岡京の地下水を考える会」が行った利用者調査でも、同様でした。
「八幡から営業で来ている。お茶買うよりおいしいのでいつも汲んでいる」
「他校区から来ている。すべての校区にこの水がほしい」
「口にするものは、すべてここの水です」
かつては、市内全部の水道がここと同じ100%地下水でした。
平成12年10月、府営水道が導入され、今は地下水6:府営水4(家庭用の場合)になっています。
市は府営水道の導入を、「地下水が涸れるから」と言って実施しました。
と・こ・ろ・が
市内8ヶ所の井戸の地下水位を20年以上はかり続けたものです。
グラフは8ヶ所の水位の平均です。
府営水道導入の00年(平成12年)以降、ものすごい上がってます。
20mくらい、マンション6階分くらいです。
TP.mという単位は、東京湾の平均海面の高さをゼロとした数字なのですが、8本の井戸のなかにはプラスのもあります。
つまり東京湾の水位よりも高い水位の井戸があるわけです。山手だからでしょうが。
地下水は涸れるどころか、ぐんぐん増えていると言えましょう。
それもそのはずです。
前から言ってるように、使いきれんほど府営水道を受け入れてますから。
それだけじゃなく、大企業の地下水使用も減っています。
(財)長岡京水資源対策基金HPからですが、企業のくみ上げは最高時の半分以下までおちこんでます。
長岡京市は、「安全揚水量」(くみ上げても地盤沈下とかしない量)を、年間1095万トンと定めています。
それに対し、平成18年度のくみ上げは、水道局と企業合わせて808万トンしかありません。
地下水がふえるのも当然だし、長岡京市はもっと地下水を使っても大丈夫ってことです。
な・の・に
長岡京市は、4ヶ所あった浄水場を2ヶ所にし、今「経営健全化」とかいって1ヶ所にしようとしてます。
平成11年に27本使ってた井戸は、今は6本です。
府営水道の負担がきつくて、コスト削減のためにひたすら地下水をやめていってる・・・としか見えないわけです。
でも冒頭の市民の思いにてらせば、せっかくある地下水をまず使って、足りない分は府営水を使うのがスジじゃないでしょうか。
だから、府営水道の基本水量削減をすべきです。
府営水道の受け入れは減らし、その代わりに井戸開発して、「安全揚水量」の1095万トンぎりぎりまで地下水くみ上げを増やしたら、なんと88%地下水の水道が実現できるのです。(計算上です)
みなさん、だからこそ署名、がんばろうじゃないですか!
***ここから情報提供コーナー***
署名運動のやる気アップのためにも、先月の府営懇での自民府議の発言(大意)を紹介します。
「乙訓2市1町の地下水は枯渇してしまった。府営水がなかったら、今頃便所も使えない。市町村の自由なんておかしい。大山崎町の勝手は許されない。協定違反。」
「府営水より地下水の方が高くつく。枯渇する水を安定した府営水に転換していこうというのが協定。コスト削減を言うなら府営水に転換すべき。府営水のほうが安いのに、高いのを使ってたら料金なんて下がらん。」
真鍋町長を攻撃するためなら、京都府に町民の願いをふみにじらせてもよいのか。
共産党の主張を攻撃するためなら、乙訓の代表として発言する席で市民の願いと正反対のウソを言ってもいいのか。
絶対負けたくない。
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