京都の長岡京市会議員の小原明大(おはらあきひろ)です。九小・三中・西乙・神戸大卒。ツイッター・FBもお願いします。
おっはー!



今回の統一地方選は、首長選で「マニフェスト」が認められた選挙でした。

新聞がけっこう注目してとりあげていましたが、「期限や財源など、具体的数字乏しく・・」という記事が多かったよう。

当たり前です。

政策の財源がいくらかかるかって、役所の人に調べてもらわないとわからないことも多いのです。
たとえば子どもの医療費無料化は、子どもの数から年齢別医療費から色々データがないとわからない。
現職かせめて議員でないと、なかなか難しいです。



今回の向日市長選では、わたしたちの陣営は市民アンケートの声をもとにした政策を示したようです。

現職陣営からの評価はひどいものでした。
出陣式では、


「耳ざわりのいい言葉という次元をこえて、ウソ八百(公明府議)

「大山崎は共産の町長がいるが、何もできない」(自民府議)
→あんたらが対案も出さずに否決してるんだから、できないのあたり前です。

「自治体経営は大変。絵空事はダメ。
できないことはできないとハッキリ言う市長が大事。

そういう意味では(現職は)100点満点 
(民主衆院議員)


ちょっと最後の人とか、ほめてんのかけなしてんのかわかりません(笑)が、ここに参加していた400人は、これからの市政に希望がもてたのでしょうか。



このところの低投票率は、この構造が原因かもしれません。

①共産党が何かいう。
②オール与党が「できない」「ウソつき」という。
③市民は、結局何も良くならないんやなと思い、投票行かない。

いくらマニフェスト選挙と叫んだところで、上記のような状況では、効果がないでしょう。



私は、共産党のマニフェストに実効性がないという批判は的外れであり、100%実現可能だと思っています。

逆に一歩間違えば、自・民のマニフェストが実現不可能にもなると思っています。



今、「三位一体改革」とか言って、国は地方への財政支出を削りに削っています。できるならもっともっと削りたいという勢いです。

これに対してたたかう首長でなかったら、今「ある」と思ってる財源も守れません。

逆に、国や府にもしっかり発言し、世論や運動を通じて必要な財源確保や拡充をさせていこうとするのであれば、今財源が足りていない政策でも実現可能になってゆきます。


結局、マニフェストとか言って、財源だの期限を示せだのというのは、首長の裁量の範囲でできることに政策をわい小化させるものです。
このようなマニフェストは、そもそも共産党にはなじみません。


マニフェストを見るとき、その背景の政治的立脚点も見抜いていただく必要があると思います。

すなわち、国・府いいなりで、その枠内で考えるのか。
それとも住民の願いと利益に立脚して、府や国にもモノ言って動かす気概をもつのか。



もはや、国とか府と協調していれば予算がくる、とかいう時代ではありません。

制度や法律を知りつくし、よく研究して働きかけ、時には世論にも訴えて利用していきながら、ふるさとの自治体の利益を守り発展させてゆく。
このような首長が求められていると思います。


「できないできない」と言っている人たちに、その意識があるでしょうか。

いよいよ今日、全国で選択のときです。


ちょいと寝不足でテンションが高く、ご大層な文になりました。すんまそん。

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もうひとつ、向日市長選の争点にふれておきます。

税のつかいかたです。

向日市は、「財政健全化計画」というのを出しました。
いまから5年間で41億円の収支不足が生じるので負担増ヨロシク!という内容です。

①ゴミ有料化、公民館・コミセン有料化。保育料、下水道料金値上げなど4億7千万円の市民負担増。

②修学旅行補助金、福祉タクシーチケットなど、2億3千万円の福祉予算カット。

こんなんがあるようです。

しかし、そもそも「41億の収入不足」の根拠には、62億円の建設事業が含まれています。
向日町駅バリアフリーなど必要な工事もありますが、そもそもこれらの工事、5年で終わらないのも多い。

支出は算定期間より先のヤツも見積っておいて、「収入不足が起こるから市民負担増」?
それってややダマシ入ってる?のではないでしょうか。


また、62億の建設事業の中にも、「これ市の金でこんなに出すべきなん?」というのもあるそうです。
JRバリアフリーもしかり。そして、「阪急洛西口駅東土地区画整理事業」です。


キリンビールの跡地(商業施設が計画中)と洛西口駅の間の市街化調整区域を解除して、組合をつくっていっきに宅地化するという。そこに市税10億4千万円。

しかし、キリン跡地開発は民間の都合で行われているもので、予定よりだだ遅れだとか。
京都駅前にもっと大規模の商業施設が予定され、「大丈夫かいな」との声も聞かれます。

宅地化したあとの計画も決まっておらず、「とにかくキリン開発に連動して宅地化しとこう」という感じをうけます。
いま調整区域なんだったら、乱開発の心配もなく、あわててやらなくてもいいと思うのですが・・。

他の同様の事業では、住宅デベロッパーが一括して買い取り分譲したこともあるとか。
開発業者のもうけに市税をつぎこんではなりません。



杉本たけし氏はこの10億を見直し、くらし優先の税の使い方をするとしています。

現市長は公開討論会で、「キリン跡地の客が東向日周辺にも来る。10億の借金は大きい額ではない。5年に分けたら2億ずつだ」(大意)と言いました。


大したことない?
ならなぜ、年2700万円でできる就学前までの医療費無料化や2400万でできるコミュニティバスは、「財政がない」というのか。



税の使い方は、首長しだいです。

大山崎町長は、あれだけ雑誌などでも「財政難」と言われながら、長岡も向日市もやってない「介護ベッド購入補助」の予算を組みました。
(けしからんことに、「オール野党」が否決しましたが)


この6月には、定率減税の全廃、所得税から住民税への移行で、向日市は9億円の住民税増税になるそうです。

この税金を、市の北端の大型開発に注ぎ込んで終わりではなく、今住んでいる人の生活を支援したり、市内消費を促したりするのに使えばいいのではないでしょうか。

「キリン頼み」の活性化ではなく、地元商工界に声を聞いて事業化できるような予算を少しでもとったらどうでしょうか。


住民不在の開発優先をあらため、住民の声からはじまる生活の下支えと活性化を。

いよいよあすが投票です。


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さて、明日に迫った向日市長選挙の争点についてふれておきます。


ひとつは、毎度おなじみの水道料金問題です。

長岡京市・大山崎町(以前示しました)と同様、向日市は非常に水道料金が高いです。

その原因はやはり府営水道の供給量が多すぎること。
こんな感じです。

向日市は実際の使用量の2倍の水の供給を受けているため、使いもしない水の料金を年間2億1千万円も京都府に払っています。

それが水道料金に転嫁されているわけです。


しかし、転嫁にも限度があり、向日市の水道会計累積赤字は、

府営水道導入前は黒字だったのに、赤字が増え続けています。
このままいったら、間違いなく水道料金再値上げです。


どうすればいいか?


京都府の府営水道に関する条例では、「市町村は・・・必要な水量を府に申し込む」とあります。

そう、必要な水量を申し込んだらいいのです。


大山崎町長は、すでに少なくした数字で申し込みました。
すると、こうなります。

これまでどうしようもなかった水道会計が、一気に黒字に!
前年との差は1億3千万・・こんなにも府に余計に払っていたんですね。

府は、渋っているようです。しかし、条例どおりのことをしただけですから、無視するわけにはいかないでしょう。

向日市も市長が変われば、これができますし、京都府もますます認めざるをえなくなります。



現市長は、市民の「水道高い」の声に押され、「府と交渉して単価を下げる」とさかんに演説しています。

下げてくれるのは大いにけっこうです。
しかし、それが半額になったとしても、今府に払っているムダな2億円が1億円になるだけです。

市長かえて、ゆきづまった水道会計を立て直す道を拓き、水道料金を下げましょう。
増税は国が変える必要がありますが、水道料金は市長選で下げられます。

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どうも、ごぶさたしてます・・・

先日、「がんばってから死にたいな」とかエントリ残してたので、「小原ほんまに死んだんちゃうん」と思った方がいたら、残念でした。


でも、「死にたい」とかで検索して訪れる人が、いるんです・・。
軽々しくこんな言葉を吐いて、すみません。
長崎市長の件があってから、なおさらそう思います。

死ぬ前にメールでも下さい。

蜷川虎三知事は、「死のうとする前に知事室の扉をたたきなさい。何とかします」と言ったそうです。

知事室の扉をたたくのはかなりハードル高いし、今の知事なら会いもしないでしょうけど、メールなら簡単です。


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みながわ朋枝は、通せませんでした。

坪内正一(自)  11,429(36.2%) 前回比-1,240
中小路健吾(民)  11,410(36.1%) 同 -134
みながわ朋枝(共)  8,730(27.7%) 同 -53


府議を3期されてきた、こうさか愛子さんの票を、無名の新人ながらほぼ確保した結果は、よく頑張ったと思います。

本人には、とにかく「頑張った」と言いたいです。
敗因は私を始め、周りの盛りたてが足りなかったと思っています。


ちなみに最近の選挙での比較では、

(04参院比例→05衆院比例→07府議で比較)

自民 10,504→19,208→11,410
民主 17,406→16,786→11,544
共産  6,737→ 7,162→ 8,783


となります。
みながわ朋枝は、党でとれる票より広げたのは間違いありません。

本人も書いていますが、党を強くすること。
そのためにあらゆる面で改善をしていくことに、力をつくします。


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実は9日から向日市長選に突っ込んでまして、じっくり総括する間も、お礼に回る間もありません。無礼をお許しください。

向日市長選に出られている杉本たけしさんは、私が長三中で音楽を教わった先生のダンナさんです。

杉本先生は、イタリアの歌「サンタルチア」を習ったときに、「先生イタリア語楽譜に書いてあるけどイタリア語で歌って~な」と言ったら、冒頭のさわりだけちょろっと歌って、あとは歌ってくれなかった思い出があります。
(そんな思い出でスミマセン・・)


向日市のビラをいくつか作りました。コチラの「向日市長選」から見てください。

・事前ビラ(水道問題中心) 写真と名前は抜いてあります。
・法定2号ビラ
・元教職員114名の、杉本たけしさんへの期待の連名アピール
(圧巻!)

みながわの終盤のビラもアップしておきます。
コチラの「みながわ府議選」から見てください。



では、明日は(今日か)、高槻市議候補のきよた純子さんの朝立ちに参加してきます。
いっとき一緒に活動していたんです。
向日市長選の任務があるから、ほとんど手伝えなかったけど、純ちゃんガンバレ~!

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