16日投票で大山崎町長・町議選が行われます。書いておかねばなるまい・・・!
大山崎町のこの4年間の激動・・・クソ長いけどとにかくスゴイんで、ぜひ読んでください!
<4年前の選挙・・大きな住民のうねりの中で>
4年前の選挙で、山本圭一前町長は落選。日本共産党も支援した保守系無所属・前川光さんが町長になりました。
日本共産党は3議席から4議席に前進しました。
そこには大きな住民運動がありました。
山本前町長は住民に目的を隠して、学校プールと学童保育施設の移転を狙い、人口1万6千人の町で1万1千人もの「声を聞いて」署名が提出。
山本前町長の本当の狙いは民間保育所の誘致と、公立の第二保育所の廃止でした。
そこで住民に「第二保育所守れ」の声が大きく広がり、それを公約した前川光さんを町長に押し上げ、日本共産党も躍進したのです。
<与野党伯仲の議会で、自公らが多数派工作>
前川町長が就任するとすぐに、「第二保育所の募集を来年度も行います」の臨時広報が出ました。
しかし議会は大変でした。
12人の議員のうち、前川町長を基本的に支持するのは共産党4人と、無所属、維新の合計6人。支持しない自民4人、公明、無所属も合計6人でした。
最初の議長選挙で、自民は最大会派なのに、議会三役をすべて辞退。辞退合戦を避けるため、共産党から議長を出さざるを得ませんでした。
結果、議会構成は議長を除けば与党5、野党6となりました。
<前川町長に仕事をさせない?>
このもとで前川町長の公約実現は何度も阻まれました。
自公らの野党により、「自校方式の中学校給食」実現の予算は3回も削除されました(2019年3月・9月、2020年6月)。
自公らは山本前町長時代の「センター方式」にこだわり、前川町政が「自校方式の方が安くなる」と資料を提出しても、信用しようとせず、最後にはまともに反対の根拠も示しませんでした。
さらに自公らは、モルタルの剥がれや雨漏り(教室にバケツ!)が深刻になっていた第二大山崎小学校の校舎改修工事の予算まで反対して否決しました(2020年3月)。
自公らも賛成して工事の設計が行われ、国の補助も決まっていたのに、いきなり「強度調査が必要」「建て替えが必要かも」と言い出してです。これで工事が1年以上延びてしまいました。
<前代未聞の「議長選挙妨害」!>
ここで町議会が2年の折り返しを迎えます。
するとまた、とんでもない事態が起こされました。
慣例で2年ごとに議会の役員選挙をしていたのに、自公らが「議長の辞職を認めない」と言い出し、議会が空転してしまったのです。
引き続き議会の多数を握って、前川町長の政策実現を邪魔しようという、とんでもない党利党略です。
10月19日から12月14日まで、2か月弱にもわたって、議会が開けない異常な状況となりました。
その間、中学校給食や第二大山崎小の改修工事など、住民要求実現の運動が大きく広がり、マスコミも取り上げるなか、自公らの党利党略への批判が大きく広がりました。
そして最後には自民党が折れ、議長を引き受けたのです。
これで議長をのぞく与党6、野党5となった議会で、政策実現の希望が見えてきました。
<決着がついた>
2021年3月議会では、中学校給食の施設設計予算を含む新年度一般会計予算が可決。賛成6、退席5でした。(一般会計を退席って!)
第二大山崎小学校の改修工事の予算は、全会一致で可決。PTAからの陳情、1500筆を超える住民の署名が大きな力となりました。
そして2022年3月議会では、新年度一般会計予算が自公らも含む「全会一致」で可決となりました。中学校給食の工事の予算も全会一致です。
この時点では、維新議員の辞職で与党5野党5となっており、自公らが反対すれば議長裁決で否決にすることも可能でした。
本当におかしいと思っているなら、堂々と反対すればよい。賛成したのは、住民の批判をおそれたからではないでしょうか。住民の声を聞いていたのはどちらか、決着がつきました。
<前川町政多くの実績>
前川町政のもとで、上記だけでなく、多くの願いが実現しています。
・第二保育所の存続で、入所が大幅増でも待機児童ゼロを継続。
・上下水道基本料金を14か月分免除。(コロナ経済対策)
・抗原検査キットの配布。(昨年度)
・町独自に教員採用、中学校で35人学級を実現。
・中学校卒業まで医療費無料化。
・保育所でごはん提供開始。
・長寿苑バス「うぐいす号」の増便。
・ほっこりベンチの設置。
・府と連携し、円明寺バス停~小倉橋の歩道新設。
・財政基金は3倍化。
・いい部屋ネット「街の幸福度ランキング」(関西版)1位に。
などなど・・。
いま自公らがしきりに、「共産党町政」「国や府・近隣市と連携できない」などと言い立てています。
しかし、住民の願いは明らかに前進しましたし、その前進を阻んできたのは誰かというのもハッキリしています。
<こんどの選挙が分かれ道>
ただ、前川町長には大きな組織はありません。
共産党も支持して一生懸命応援しますが、自公らの組織力には到底およびません。
いま必要なのは、前回の選挙で前川光さんを押し上げた、みなさんのパワーです。
どうか思い出してください。
前川町長が就任してすぐに発行された、「保育所存続します」の広報臨時号を見たときの感動を。
そしてあの時のように、もう一度投票に行ってください。
でなければ住民不在の町政への逆戻りです。
そして、町会議員には共産党の4人がどうしても必要です。
4年前、共産党が4人に前進していなければ、前川町政は何もできないで終わっていました。
今度も同様に拮抗した状況になります。4人は必須なのです。
ここで勝てれば、乙訓で初の「中学校給食半額」「さらに無償化検討」が実現へ。「高校卒業まで医療費無料化」も、「学校体育館にエアコン設置」も見えてきます。
大山崎町の勝利は、長岡京市にも向日市にも、京都市にも全国にも、大きな影響があります。
ぜひご支援の輪を広げてください。
長文お付き合いいただき、本当にありがとうございました。