京都の長岡京市会議員の小原明大(おはらあきひろ)です。九小・三中・西乙・神戸大卒。ツイッター・FBもお願いします。
おっはー!



【杉田議員への自治体議員の抗議街宣(8.4ヨドバシ前)スピーチののりと】




私は子どもを産まないと生産性がない、という考えには決して賛同しませんが、杉田さんが誤解していることをお話ししたいと思います。


養子をもらって育てているゲイカップルや、理解者に精子を提供してもらって出産して育てているレズビアンカップル、あるいは子育てしてきてから自分の本来の性別に気づいて手術した人など、実際に子育てしているLGBTの人は日本に少なからずいます。


でも、それを両親だと認める法律が日本にないから、いないことにされているだけです。


LGBT施策というのは、なにもLGBTに特別のことをしろというのではなく、いまある法律や制度・権利を、はずされているLGBTにも使えるように公平にしていこうということだと思います。


もし同性でも結婚できるとか、同性でも親になれるとかの法律ができれば、子育てしたいというLGBTの人はもっと増えるんじゃないかと思います。
今はよほどの覚悟がなければ、子育てなど思いもよらない状態だからです。


ある国では、保育所や学校でも、ふつうに同性カップルがお迎えや参観にくるそうです。日本もそうなったら、子どもたちも「いろんな人がいていいんだ」と、心の底から思えるんじゃないでしょうか。


それは社会を乱すことでもなんでもなく、社会がより豊かになったということじゃないでしょうか。


(長いかもと思ってこの後は割愛しました)


「生産性」という言葉じたいは、別に悪いことではないと思います。自分も「生産性あげたいなあ」とか、いつも思っています。


でも、その人によって「生産性」というのは違います。


LGBT議連の研修会に参加されていた、電動車いすにのっておられる奈良の林議員は、チラシにこう書かれています。「私にしか見えない目線で政治活動ができる」ほんとうにそうだと思いました。


一人ひとり違う「生産性」を、勝手に一つの基準ではかって見くだすなと、杉田さんには言いたいと思います。


会社でも、いろんな人がいてその人らしく力を発揮できてこそ、生産性が上がると思います。社会全体でも、そうじゃないでしょうか。


私は杉田さんのことをチャンスに変えて、LGBTのことも知ってもらって、よりよい社会にしていくスタートにしたいと思います。ありがとうございました。




(よどがわ花火のせいか陸橋がめっちゃ渋滞してたので、関西なまりを出しつつ極力やさしく訴えました)


・・嫌われたくなさが見えるだろうか。差別を告発することから逃げてるだろうか。


本当に傷ついてる方には、こんな生ぬるいスピーチではダメかもしれない。


ただ、自分は当事者意識が低くて。当事者であることを引き受けずに避けてきてしまったので。


でも開き直って自分なりの発信します。それも多様性てことで。

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