京都の長岡京市会議員の小原明大(おはらあきひろ)です。九小・三中・西乙・神戸大卒。ツイッター・FBもお願いします。
おっはー!



 6月議会最終日の25日、自民系の冨岡・上村・三木議員が「社会経済情勢をかんがみ、議員定数を2人削減し22人にする」という条例案を提案し、14対9で可決されました。

 反対したのは日本共産党の5人と、公明党、八木議員です。

 議会は2013年に定数を2人減らして24人としていましたが、2回目の削減です。


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 議員定数については、昨年に「議会改革検討項目」のうちの一つになりました。

 日本共産党は、市の人口も増えており、議員を減らすと市民の声が届きにくくなるため「現状維持」を主張しつつ、議論を交わし論点を明らかにしていくよう主張しました。

 しかし議会運営委員会は、各会派の意見を列記して昨年10月「検討完了」としました。自民系の3会派で、明確に「削減」を提案しているのは1会派だけでした。


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 この6月議会では、「定数2人削減」を求める請願が12人の市民から出され、同時に「議会・議員の役割に対する議論を尽くす」ことを求める陳情も3人の市民から出されました。

 23日の議会運営委員会では、「請願」は2対3で否決となる一方、「陳情」にはすべての会派が賛成しました。

 しかしその後「議会・議員の役割」についての議論は行わないまま、25日の本会議「請願」の採決が行われ(14対9で可決)、定数削減の条例提案と採決がされたのです。


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 日本共産党ははまの議員が反対討論を行いました。

「コロナで市民が大変なとき、議員がどんどん市民の声を聴き、市長に支援策を提案するのが議会の役割だ。しかし今度の動き(定数削減)は、議員を減らすだけで、市民の苦難をこう解決するというのも全くない。また、すべての会派が『議会・議員の役割に対する議論を尽くせ』という市民の陳情に賛成しているのに、それを裏切るものだ」などと訴えました。


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 「議会は何しているのか」という市民の思いを真摯に受け止めます。

 一方で、市民を苦しめているのは、コロナに無為無策で、国民に「自己責任」を押しつける自民党政治です。

 定数減のもとでも、日本共産党は市民の声が届く市政へ全力でがんばります。


(ここからは感想)

 いま、議会としての総合力が市民に問われている(疑問符がついている)のが現実。他の議員をいくら批判しても、結局は自分に返ってくる。10月の市議選は、自らの存在意義を問い直す選挙にしたいと思う。


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