↑バンビオイルミネーション始まりました。今年の感じ好きです。
プロジェクションマッピングも1日だけですが行われました^^
収賄容疑での職員逮捕についてです。
議会では10日の議員全員協議会で、現状の報告がありました。
その場に出された資料は、逮捕された職員のプロフィールと職歴、あと設置された調査委員会のメンバーと設置要綱くらいでした。
警察がかなり書類を押収してしまったうえに、何を捜査しているのかも教えてくれないため、市役所としてもまず全貌をつかむことからだという感じでした。
そこで、議会としては常任委員会の正副委員長から市に要望して、今回の入札事務のフロー図を委員会資料として出してもらいました。
犯罪捜査は、警察にまかせるしかありません。
議会としてはこのような事件が起こってしまった背景・構造をつかみ、再発させないためのしくみをどう提言するかが最大の仕事です。あと、市の調査がちゃんとやられているかのチェックも大事でしょう。
問題の入札の関係資料は押収されても、一般的な入札のしかたはわかりますから、それを見ながら議論しようということでした。
総務産業常任委員会では、こんな感じの論点がありました。
業者の適格性を選定する選定委員会は、チェックを果たせていたか?なぜすり抜けた?
入札の業者の資格は選定委員会だが、工事の仕様は担当課。その決裁権は?
問題の入札は2社だったが、市の基準でも7社以上が望ましいとしていたのではないか?
競合他社の入札をさせないような条件設定ができるのか。条件設定のやり方は定式化されているのか。
選定委員会と、こんどの事件調査委員会のメンバーがかぶっているのでは?
第三者も入れた調査委員会にすべきでは?
調査委員会は、いったい構成メンバーに何を指示したのか?
事件の調査だけでなく、契約業務全般を調べるべき。9年前の事件でもチェック甘いまま自主退職を許した。
建設水道委員会では、こんな感じの論点がありました。
贈賄業者には前歴があった。業者との付き合い方に問題はなかったか。
同じ職場に長くおらざるをえない、職員体制の手薄さへのフォロー、若手育成は。
問題の業者が今年も落札している。工事はきちっとされるように指導を。
工事の契約執行に専門性をもって対応できる職員の体制は。
電子入札というシステムに課題は。
外部委員も入る入札監視委員会は、チェックを果たせていたか?
工事の起案をするプロセスが単独で進められているのではないか。
常任委員会の質疑は原稿なしですから、話し言葉ですし必ずしもまとまっていません。
なので市の答弁についてここで逐一正確に書くには自信がありません。
間違いないだろうと思うことだけ書いておきます。
市長は、要求された資料はすべて出したいと言いました。
また、今は警察の捜査を受けている段階であり、職員のみによる調査委員会は全貌を把握するのを目的としている。
これで終わりではなく、再発防止策を打ち出すにあたっては、外部も入ってもらって議論していく。とのことです。
まだ議論の材料もそろっていない段階ですので、ジャブを打ったという程度にとどまっています。
警察の捜査の進展、そして議会の要望や指摘にこたえて資料が出される段階で、議員全員協議会や常任委員会が開かれていくことになります。
↑読まずに食べた♪ はアカンで!(注:長四小のしろちゃん)
それともう一つ、杭問題です。
いま一部校舎建てかえ中の神足小で、杭データの改ざんがあった問題です。
これも議員全員協議会で報告がありました。
結論から言えば、大丈夫でした。
杭はちゃんと届くべき地層にまで届いている。それは改めてのボーリング調査で確認されました。建物の現況調査もされました。
なぜデータを改ざんしたか?
データをとるのは一発仕事なのだそうです。そのとき取り損ねたらやり直しができない。だから他の杭データを流用したと。
しかし、流用はだめです。取り損ねたなら、そのとき正直に申告して、別の方法で安全性を証明すべき。
その方法論については、国交省できちんとやってもらう必要があります。
そしてスゴイのは、この杭データ改ざんを見抜いたのは市職員でした。
全国の報道を見て、うちは大丈夫かと、10年前からさかのぼって数百本?のデータを一つ一つ確認、流用を見つけ出したのです。
市職員にはこんなにスゴイ人もいるのです。
収賄容疑事件も、このように先手先手で自浄作用を発揮されることを望みます。
↑「軽減税率」もゴマカシや!!!!