倉林さん当選!コータロー当選!比例5議席!バンザーイ!
・・・て話は改めて書くとします。
今日はその手前の話を。
参院選で比例代表の開票立会人をして、知った重大な事実です。
有権者が「みどり」と書いた票は、「みどりの風」と、自民党の「石井みどり」氏に按分されました。
(開票管理者が最終決定するので、自治体によっては違う場合もありえますが、総務省の見解でそう示されてますので、全国の多くの自治体でそうだったと推定されます)
「みどりの風」の政党名での得票は319630票。「石井みどり」氏の個人名での得票は294148票。
同姓・同名など、どちらの候補者か分からない票について行う按分は、それぞれの候補者の確定している票数の比率でおこなうから、「みどり」と書いた1票は「みどりの風」に0.5票強、「石井みどり」氏に0.5票弱の割合で按分されたことになります(平均すれば)。
しかし写真のように、「みどり」というのは「みどりの風」の略称として選管に登録されており、投票所の記載台にもその旨書いて貼ってあります。
すなわち、「みどりの風」に入れる場合は「みどり」と書いてもいいですよ、と、選管がお墨付きを与えていると言えます。
まさか自分の1票が、半分弱は自民党の候補者に入ってしまうなんて、みどりの風の支持者は考えもしなかったでしょう。
立会人として「おかしい」と主張しましたが、総務省が示した見解に基づいたということでしたので、どうしようもありませんでした。
これは国会で問題にしてもらいたいと思います。
(あとで聞くと、京都府選管が総務省に問い合わせて、その回答を府下の市町村に連絡したとのこと。他の都道府県もたぶんそうだろうと思います)
これは「みどりの風」だけの問題ではありません。もし比例代表で、「大地」さんや「公明」さんが立候補してたら、鈴木さんの党や山口さんの党も被害をこうむることになります。
※もちろん、その個人が全然得票してなかったら、按分でもらえる票もほとんどないことになりますので、按分だけで勝つことはできません。
※実際、今回のケースも、当落に絡むようなこともありませんでしたし、今回特別な不正がされたとか言いたいわけではありません。
しかし自分の一票が、望みもしない候補者と按分されるのは、有権者にとって許しがたいことだと思います。
もし同姓同名の候補者が2人いたら、総務省もなんらかの区別するための措置をとるでしょう。
今回のような場合も、きちんと有権者にアナウンスして、きっちり党名をフルで書くように指示すべきだったと思います。
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