前回の「メイド喫茶と9条」というアホ記事に、コメントをいただきましたが、大事なことが多くあると思うんで新たなエントリで回答してみたいと思います。
> 資本主義のパワーを感じた街、アキバ
共産主義が蔓延すると消えてしまうのでしょうか
共産主義のせいで消えるということはないと思います。
共産党の私が、なぜ「資本主義のパワーを感じた」など書くのか?
それは私たちのめざす「共産主義」というのが、資本主義を否定して破壊しようとする考えではないからです。
封建制社会から資本主義社会になって、人類のもつ、ものを生み出す力はケタ違いに発展し、豊かな社会になりました。
ですがその一方で、大恐慌や自然破壊、格差社会、心を病むほどの労働強化、耐震偽装などのモラルハザード・・これらは人類にかつてない鋭い矛盾です。
その原因は、個々の資本家がバラバラに、利潤追求の競争をする・・それが経済活動の原動力になっていること。
働く人の生活や消費者の安全を守るよりも、そんなん無視してもうける会社が競争をリードしてしまうこと。
この矛盾は、いつか克服されるべきではないでしょうか。
無秩序な競争でなく、働く人々の英知で経済活動を運営できる社会。
利潤追求よりも、人間の幸せな豊かなくらしのために、経済活動が行われる社会。
資本主義の矛盾をのりこえた社会が次にやってくるべきだ。
てな感じの未来社会を私たちは展望しています(浅いです・・誰か詳しく補足してください)。
共産党綱領には未来社会論をこのように書いています。
・生産手段の社会化は、経済を利潤第一主義の狭い枠組みから解放する
・この社会の発展のあらゆる段階を通じて、私有財産が保障される。
・民主主義と自由の成果をはじめ、資本主義時代の価値ある成果のすべてが、受けつがれ、いっそう発展させられる。
・「国民が主人公」という民主主義の理念は、政治・経済・文化・社会の全体にわたって、社会的な現実となる。
・さまざまな思想・信条の自由、反対政党を含む政治活動の自由は厳格に保障される。
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>反日国が軍備を拡大する中、このままでよいのでしょうか?
まず危険を感じるのは、「反日国」というレッテル貼りが流行していることです。これは世界を非常に狭くとらえる見方だと思います。
私たちは日本人だから日本が中心ですが、他国は日本だけとの関係で生きていません。
国連もあるわけですから、どんなに日本が憎かろうと、いきなり攻めてくるような国際社会ではありません。
私たちの不安をなくすために、「反日国」に軍備を拡大させない努力が必要です。
日本が、平和憲法を実践した、毅然とした外交をすることです。
(注:靖国参拝は、一見毅然としてますが、侵略戦争の反省を投げ捨てるもので、平和憲法や国際社会に逆行します)
日本の平和憲法は、世界のどの国のそれよりも正当性があります。それを活かし、世界にはいっぱい国があるんだから、日本が多くの国に支持されるようにすることが一番の安全保障だと思います。
そう考えたら、当然、米軍のリニューアルに3兆円も国民の税金から出してやるような売国的態度はダメです。
日本が軍事力に媚びず屈せずという姿勢を貫いてこそ、軍備拡大はムダだと「反日国」にも思わせることができると思います。
もし軍備に軍備で対抗したら、軍拡競争になり、相手の国を先に攻撃して滅ぼす以外に不安を解消できません。
中国の経済規模は、もうすぐ日本をはるかに超えます。これに負けない軍拡をしようとしたら、国力をこえる軍拡をして滅んだソ連みたいになっちゃいます。
中国に攻められる不安より、今日あすの生活の不安解消のために税金を使うべきです。絶対。
長文すみません→