市議補欠選挙は、市長選のときに１人以上欠員があれば同時に行われます。それか定数の６分の１以上欠員が出たときです。
黒田市議が昨年４月に亡くなられ、補選が行われることが確定していました。
その後９月に冨岡市議が市長選に、１１月に堤市議が府議選に出馬を表明されましたが、市議は辞職せずに推移していました。
そして補選の定数が確定するギリギリ直前の１２月下旬に堤市議が辞職し、定数２の補選となりました。
冨岡市議は辞職せず、市長選立候補と同時に失職するかたちになりました。ですから、この補選がすんでも、欠員１の市議会になります。
なんとも釈然としませんが、自民党としては、黒田氏と冨岡氏に代わる２人の候補者を出せないか、出しても１人しか通せないと踏んだのでしょう。よそに取られるくらいなら欠員にしておいた方がましだという判断と思われます。
一方、堤市議にしても、「府議会に出るものが給料もらうのは良くない」と言っていますが、要するに民主フォーラムの会派に入ってくれる候補者（大山氏）を立てることができたので、当選しやすくするために席をあけた、とも考えられます。
・・・もうこの時点で読むのがうっとおしいかもしれませんが、すみません。
補選が「定数１」だった時点で、出馬を明らかにしていたのは中小路氏（自民）とすみだ初恵さん（共産）です。
それが「定数２」になるのと前後して、大山氏（民主）と増田氏（維新）が名乗りをあげました。
こんどの補欠選挙、このような短期の決戦となり、市民の多くが「誰が出てるのかも知らないし、政策や人物も知らない」状況です。
有名人でもないわけですから、どこの党か、誰がバックにいるかで判断せざるをえません。いきおい、政党間の対決となりました。
しかし一方で、議員を選ぶ選挙です。誰が議員としてふさわしいか、判断していただく選挙でもあります。
大山氏と増田氏は、おととしの市議選で無所属（増田氏は自民党推薦）で立候補し、落選していました。（増田氏は、高槻市議選に出たこともあり）
それが今度の補選で、大山氏は民主党の実質支援を受け（総選挙では泉ケンタ候補の応援隊で歩いてた）、増田氏は維新の清水こういちろう氏に声をかけられ、維新の公認候補として出るというのです。
議員になりたい人間が、より有利な看板（党）を選ぶ。
政党が、議員になりたい人間をつかまえて、自党の影響力を広げる。
・・こういう構図がみえみえなのが、いまの政治ばなれ、政治不信の根本にあるんじゃないんでしょうか？？
そういや去年の大山崎町長選挙で、泉ケンタ氏が大変なことを言っていました。「山本圭一氏に町議に出てくれと言ったら、すでに自民党から声をかけていただいており、義理を通したいと言われた。義理堅い人」
あぜんとしました。
ようするに日本共産党（と公明党？）をのぞいては、政党は出入り自由で、とりかえが利くのです。
日本共産党には、議員になりたくて入った人なんてほとんどいません。みんなそれぞれに、いまの社会の矛盾を感じ、日本共産党に共感するところがあり、誘ってくれる仲間がいて入った人です。
そして仲間と活動するなかで、自分たちの活動のかけがえなさ、目標の大きさを実感し、「この活動を前進させたい」と思っているところに、「候補者やってくれ」と声をかけられ、「自分なんかに」と思いながらも決意した人です。
すみだ初恵さんは、看護師として４０年。夜勤が月１３回もあったのを８回に改善させたり、生理休暇をかちとるなど、働く仲間・女性の権利向上をめざしてがんばってきた人です。
退職後は、地域の共産党支部や新婦人の会でがんばり、防犯灯のない箇所に一日立って署名を集めたり、先進的な介護施設を次々と見学させてもらい、報告会を開くなどしてきた人です。
候補者でなかったときから、朝の駅頭宣伝に必ず来て、仲間を明るく引っ張ってきた人です。友人のつぶやきを聞いてすぐ卓球サークルを立ち上げ、２０人を越えた今も一人の退会者も出していない、気配りの人です。
長九校区の小畑川ぞいにに３２年在住。東部地域で唯一の候補者です。
すみだ初恵さんに、党派かかわりなく、絶大なご支持をお寄せください！！！すみださんが通ったら、確実に政治の流れが変わります！！！
僕はすみださんと一緒に働きたい！！！
