京都の長岡京市会議員の小原明大(おはらあきひろ)です。九小・三中・西乙・神戸大卒。ツイッター・FBもお願いします。
おっはー!



今晩は冷えますね・・・。

夕方から宣伝していると、頭が痛くなってきて、7時ごろに切り上げました。

帰って即風呂に入り、美容液マスクなどをしてゆったりしていると回復してきたので、書かねばなるまいとパソコンを開いています。



今日はマスコミから「インターネット活用候補者」として取材を受けました。

どのように載るのか、楽しみです。



さて、同志の方から、「ライバルとなる人物がどんなことをやってきたのか知りたい」という指摘がありましたので、少し会議録などで調べました。

見解の相違はあるのは党が違うから当然ですが、それを考慮しても「あれ?」と思う部分もありますので、書いてみます。



①自民党の坪内正一議員の発言。(坪内議員は引退されますが、自民党がこんな党だということです)


【2008年6月議会 一般質問】

・・・(大山崎の水裁判がけしからんと述べる)・・・

また、訴訟に当たっては、訴訟代理人に大山崎町の顧問弁護士を依頼せず、知事選の対立候補であった森川明氏や、京都市長選の候補者であった中村和雄氏を指定しており、また、平成18年12月の大山崎町定例会における一般質問において、真鍋町長当選後の初議会の答弁の中で、真鍋町長は「自分は1970年代初めに共産党に参加をし、それ以来今日まで一貫して共産党に在籍している」とみずからが表明されていることをもってしても、府民が生きるためにかけがえのない水を特定の政党の政治運動に利用していることは明白であり、卑劣な行為と言うほかはありません。

・・・

正義は、京都府、向日市、長岡京市、そして良心的な大山崎町民にあるのであります。知事は、大山崎町のこの卑劣な行為に対し、正確に主張すべきことは主張していくべきと考えますが、どのようなお考えでおられるのでしょうか。



はあ~?

共産党員がすることは、なんでも政治運動に「利用」していることになるのか?



過剰な府営水道の水量見直しは、党派関係なく大山崎町民の「課題」です。保守的な方だってそう認識している。

その解決を求めることを、党利党略のように言うのは、立脚点がおかしいと言わざるをえない。

住民の要求を代弁することに、党利も何もあるかと言いたい。



ちなみにこの方の本会議質問は、この4年の任期中でこの1回のみ。

その質問は、乙高の方針について聞くのと、阪急新駅にもっと金を出すように要望する内容も含まれているが、そこには何らの提案も指摘もない。

つまり、本会議で独自の見解として主張したことはこの真鍋町長への攻撃だけという異常ぶり。



私がよく傍聴にいった府営水道事業経営懇談会でも、坪内委員はひとり「府営水を全部使ってから地下水を考えるべき」などと発言していた。ほかの委員はそんなこと誰も言ってないのに。




②民主党の中小路健吾議員の発言。


【2007年2月議会 予算賛成討論】

また、「安心・安全」を支える「呑龍トンネル」や北部地域の活性化に資する「和田埠頭」など、さまざまな公共事業を不要不急とし、批判だけをする姿勢は京都府の未来への責任を放棄したものですし、これらを中止すれば、さも目の前にキャッシュが出てくるように主張することは、余りにも現実の財政運営、そしてその基本を無視したものであります。



知事の予算への賛成討論の最後に、共産党議員団への批判を試みたもの。

しかし、中小路議員が「活性化のために必要」ともちあげた和田埠頭は、けっきょく2期工事はストップ。1期工事も1つのバースをストップし、数百億円の出費が回避された。


中小路議員は、「さもキャッシュが出てくるように言うのは財政を理解していない」などとのたまった。

たしかに、工事を止めてもキャッシュは出てこない。しかし起債(借金)をすれば、毎年キャッシュが出ていくのだ。それが財政の硬直化を招くのではないか。



【2008年1月 発行ビラ】

大山崎町の言うように基本水量を削減すれば、町の負担が約1億3000万円浮きます。
ではこの1億3000万円はどこにいくのでしょうか?

・同じ乙訓系の長岡京市・向日市が負担する
・京都府が一般財源から負担する(府民全員の負担)
・府・町どちらかの事業会計の赤字(将来世代の負担)

つまり、この主張では他の市町村の合意を得ることは不可能ですし、問題を先送りにするだけであり、政治的にも政策論的にも私は支持できません。



何を言っているのでしょうか。

大山崎町に過剰な府営水を押しつけている府の責任を考えたことがあるのか。

過剰な府営水を受け入れた大山崎町が悪い、とでも言うのでしょうか。歴史を知るべきです。

他の市町村に負担を押しつけるなんて論外ですし、府の責任で一般財源から負担することを否定するのも論外。

一般財源からの負担(府民全員の負担)がけしからんと言うなら、生活困難な方を支える制度もすべてけしからんことになる。



【2009年9月議会 意見書・決議案への討論】

「学業と両立できる就職活動のルールづくりを求める意見書案」ですが、現在、大学生の企業への就職活動については、意見書が指摘するような早期化・長期化という問題点が指摘されてはいるものの、多様な就職活動が就職する学生、企業双方にとって有意義なものとなっている側面も否定できません。

そういう状況において、民間における自主的な就職採用活動に対して、安易に公権力が一律的に介入することについては極めて慎重にならざるを得ないものと考えます。よって、本意見書案には反対するものであります。



・・・けっきょく、3回生から就活に追われ、ろくにゼミもできないという学生の困難には何ら応えないものになっています。



共産党提案の「私学助成の充実を求める決議案」についてでありますが、本定例会に提案されている一般会計補正予算案にもあるように、本府として私学教育の充実に対する財政支援はこれまでから行ってきているものであり、本決議案には反対するものであります。



このときの補正予算は、経済の急変で学業が続けられなくなる高校生に資金を貸与するものにすぎなかった。

しかしその後京都府は、2010年度当初予算で、私学の授業料無償化に踏み出す。



民主党は、2010年の11月議会でも、「私学授業料減免制度の拡充に関する決議案」に、討論もせず反対する(自民も)。

しかし2011年度当初予算では、決議案でうたった内容も含めて、拡充が実現する。



・・・つまり、自民・民主が反対したことを、あとで知事が提案しているのだ。

自民・民主は、知事がやると決めるまでは、住民の願いであっても反対するわけである。

議員はなんのためにいるんでしょうか?




長岡・大山崎で2人しか選ばれない府会議員。自民・民主の指定席でいいですか?

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コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
おおきにです (のこさん)
2011-03-10 01:22:42
議会で、自民や、民主がどんなことを言ってるのか興味深く読ませてもらいました。某氏は4年間の議員生活でたったの1回の発言とは!まさに議員報酬泥棒だ!こんな議員こそ、やめてもらいたい。それにしても何でこんなことマスコミは取り上げへんのかな?とにかくこれ読むまでこんなこと知らんかった。知らせてくれておおきに!
 
 
 
Unknown (おっはー)
2011-03-11 10:02:13
「本会議」での発言が1回で、委員会発言はもっとありますよ。それでも28回しか検索ヒットしませんでしたが。(年7回かよ!)

コメントおおきにです。
 
 
 
Unknown (ノブナガ5)
2011-03-11 18:08:52
なら…

共産党の支持者がツイッターで石原都知事が出馬宣言したから大地震がおこったという意味合いの発言をしたのは?

とても不適切とは思いませんか?
 
 
 
提案 (通りすがり)
2011-03-12 22:37:40
今回の東北地震ですが、次のことを国レベルに提案してほしいのですが如何ですか。
1)統一地方選半年延期
2)国会無期開期(ずっと開く、当面)
3)2010年度緊急予算策定
4)2011年度予算審議延期
5)原発事故の実際の公開と最悪ケースに沿った安全対策(現在は、経緯しかわからない、そして東電の」企業利益に沿った対応策のため、後で後での施策になっている)
以上
 
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