10年前ロシアへの旅で出会い仲良くなった3人家族の家庭に招かれた。会ったとき大学生ぐらいか、と思った美しいお嬢さん、実際は30歳直前だったので今は40歳直前だ。日本の有名な組織で働いているので超多忙、生き生きと講演されたヴィデオも見せて頂いた。国のために張り切って働いている有能な女性で、何の心配も不要のはずだが、お母さんの気懸りは結婚問題であった。婚期を逸したかのごとく心配し、「良い男性をご存知だったらよろしく!」と出会いのチャンスを尋ねられ、話題はそこに何度か行く。現代の社会問題の1つか、親としての普遍的な悩みだろうが初老となって落ち着かないのか。本人の意思を尊重し娘が30代前半までは鷹揚に構えていたが、今は頼れるものには何にでも縋りたい心情に見えた。「結婚しないは社会的現象!」では済まされないですよね。やるせなさは日常の生活に影響するのでほっておけない。候補者を真剣に探してあげよう。お母さんにだけでなく、若者に手を貸す絶好のチャンスだろうから。(自悠人)