私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



バッハの「ロ短調ミサ曲」(BWV 232)は、バッハ晩年の最高傑作であるが、この作品を構成する各部分は、その成立に様々な事情がある。その内第1部の「ミサ」、「キュリエ」と「グローリア」の部分は、すでに1733年にドレースデンのフリートリヒ・ヴィルヘルムII世に献呈したパート譜が存在している。このパート譜は、1733年時点でのこの曲の状態を示す、貴重な存在である。今回はこの「ミサ」の演奏を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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