私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



バッハの「無伴奏チェロのための6曲のパルティータ」は、すでに鈴木秀美の演奏によるCDを紹介したが、今回はアネル・ビュルスマが1701年アントニオ・ストラディヴァリが製作した大型のチェロを演奏したCDを紹介する。ただ、このCDでビュルスマが演奏しているチェロは、3弦に金属線を巻いた弦を張り、19世紀に製作された弓を用い、エンドピンを備えているなど、一見モダンチェロと思われる楽器である点で、「私的CD評」が条件としているオリジナル楽器による「歴史認識に基づく演奏(Historically Informed Performance)」といえるかどうか疑問があるが、あえて紹介する。 . . . 本文を読む

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