私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



バッハのチェンバロ協奏曲は、すべて他の協奏曲からの流用、編曲と考えられている。実際原曲が存在するものもある。これらの中で、2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調(BWV 1061)には、チェンバロ2台だけの手稿が存在し、その成立時期、様式などの観点から、この弦楽合奏の伴奏なしの形態が原曲と考えられるようになった。今回はこの二台のチェンバロのみの版(BWV 1061a)と、バッハの同時代および次世代の作曲家による2台のチェンバロのための作品を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )