私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



17世紀後半から18世紀前半にかけての鍵盤楽器のための作品の様式は、ジロラーモ・フレスコバルディの影響を受けたヨハン・ヤーコプ・フローベルガーやフランスのジャン・アンリ・ダングルベール、ルイ・クープラン等を経て、ドメニコ・スカルラッティ、フランソア・クープラン、ジャン・フィリップ・ラモー、そしてヨハン・ゼバスティアン・バッハへと至る大きな流れが考えられてきたが、その間に位置するゲオルク・ムファットの鍵盤楽器のための作品が見いだされたことで、新たな視点が付け加わることとなった。今回はこのゲオルク・ムファットの鍵盤楽器のための作品全曲を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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