私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



バロック時代のチェンバロの主たる供給地は、フランドルとフランスであった。リュッカース一族をはじめとしたフランドルの工房で製作されたチェンバロが広くヨーロッパ各地に普及し、それを手本としてフランスのチェンバロが発展した。この流れとは別にイタリアとドイツで独自のチェンバロが製作されていた。今回紹介するのは、ドイツのハンブルクで18世紀前半に製作されたヒエロニュムス・アルブレヒト・ハスのチェンバロで、同時代のハンブルクに関連のあった作曲家の作品を演奏したCDである。 . . . 本文を読む

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