みんなお喋りが好きだ

午前３時頃に目が覚めてしまった。仕方がないので読書を始めた。いよいよ目が冴えて来た。５時になって、布団を抜け出して、パソコンを開いた。寒い。炬燵とエアコンをオンにする。花冷えらしい。

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明日はさぶろうの誕生日。古代稀なりの域に達する。長生きだ。見守られて見守られて、導かれて導かれてきた。大切にされてきた。有り難いことだった。地上界天上界、天地一杯の多くの愛情に感謝をしたい。

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「さぶろう　よかったね」と風が囁きかける　「さぶろうを祝福するよ」と山が言う　「さぶろうはみんなに愛されているんだね」と木々が口を揃える　さぶろうは照れる　「さぶろう　ぼくらもきみに拍手を送るよ」と川が波の手を叩く　「さぶろうはずっとずっと空の光に照らされてきた　宇宙中の太陽にあたためられてきた　神々に見守られてきた　これってすごいことなんだよ」と空と海がまくしたてる　「これまでもそうだってけどこれからもそうだよ　ずっと続いていくよ」今度は星々が語り出す　「心配はなんにもないんだけど、それじゃあまりにも平坦すぎるから、凸（デコ）と凹（ボコ）を用意したあったけど　どうだった？」　「ジャンプをするという楽しみが味わえただろう？」　「凸と凹を乗り越えるたびに今度は内側からきらきらかがやきだしたね」　「もうずいぶんとさぶろうも光の存在になっているよ」　さぶろうの守護隊の面々はみんなお喋りが好きだ　さぶろうは朝からにっこりにっこりして聞いていたが　もう日暮れだ　日が西に沈んで月が現れてきた　

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自然界の一つ一つは神々の語り部である。みんなと同じようにさぶろうにもこれを聞く耳がついている。