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平等に分かち合うと六神通力が加わる

2015年07月21日 10時53分00秒 | Weblog

オクラの花が咲いている。えもいわれぬ上品な色合いだ。薄い黄緑の。テニスボールほどの大きさがある。そこへ行って見つめてきた。

十方恒沙仏 六通照知我 今乗二尊教 広開浄土門     浄土真宗経典「帰三宝偈」より

十方のガンジス川の砂の数ほどの多くの仏よ、あなたがたの六神通力をもって、わたしを恒に照らして見守ってください。わたしはここでいま釈迦牟尼仏と阿弥陀仏の教えに導かれて、浄土に至るこの道を広く大衆に説き明かして行きます。

六通: 諸天・明王・菩薩・仏に具わる衆生救済の方便である六神通力のこと。天眼通・天耳通・神足通・他心通・宿命通・漏尽通の六。この霊妙な、摩訶不思議なパワーを駆使して自由自在に衆生利益の救済活動をする。利己のためには使えない。

宿命通: 過去世における生を知る能力。

漏尽通: 煩悩を断じ尽くす能力。完全なる絶対の神の叡智をわが叡智とする能力。無漏の覚りを開く能力。

他心通: 他者の考えていることを知ることができる能力。この能力を持って慈悲を施す。

天耳通: 神々の声を聞いたり遠くの音をすばやく聞き取ることのできる能力。

神足通: 機に応じて自在に身を現す力。いっときで目標地点に到達できる脚力。空中浮揚やテレポーションしたり、化身を使いこなして高い世界へ飛翔する能力。

天眼通: 見えないものが見える力。自由自在に対象を見通す能力。転生先を知ったりこの宇宙にあるさまざまな超感覚世界とつながることができる能力。死生智通ともいう。

次の偈でもってこの三宝偈は締め括られている。

願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国

がんにしくどく びょうどうせいっさい どうほつぼだいしん おうじょうあんらくこく

願わくば此の(諸仏諸神の)功徳を以て、平等にこの世の一切の三宝と智慧と財を分かち合い、みな同じくともどもに覚りを求める心を発して、阿弥陀仏の安楽浄土に生まれて行きますようにしてください。

仏教は平等施一切(びょうどうせいっさい)教である。この世にある一切の宝を平等に分かち合いなさいとしている仏教である。奪い合えば戦争を引き起こすが、分かち合うとそこに平和と繁栄がもたらされる。そう信じたい。平和と繁栄はこの世の宝である。

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