そこに空間が広がっている。そこを飛び回る。そうすることがわたしを愉快にしている。空間はいまは五月の青い空になっている。飛び回るだけだったら雲だって風だって蝶々だってしていることだ。わたしもそれきりしかできない。どんなに魅惑的に誘って来ても、地上の美しい花を摘むことも出来ない。ただそれを美しいと思って、美しい気分をこちらにもふくらませてふかふかになりながら、周りを飛び回るだけである。でも空間はシャットアウトされていないで、わたしにもオープンになっている。それだけでいいのだ。それを欲しがらなくとも、それを我が手に抱かないでも。それが空しいことになるのなら、飛び回らないでいればいいだけのことだ。五月の緑の光がそこここに跳ねている。わたしの背中のウイングに光の雫が垂れているところから推察すればわたしはすでにこの現実界を離れてしまっているのかもしれない。
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