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死んだら生きていない。それは分かった。で、何が死んだのだ? 何が生きていないことになるのか? わたしが死んだら、わたしが生きていない。それは正確な表現なのか? わたしの肉体が肉体の機能を維持できなくなったということではないのか? わたしはわたしの肉体ですべてだったのか? わたしは肉体だったのか? 肉体は、この世にいる間のわたしの、活動維持組織体ではなかったのか? 生きていないということは、では、わたしの肉体が生きていないということだけなのか? 「わたし=わたしの肉体」としても、その「わたし」は残っているのではないか。手にぶら下げたバケツを庭先に下ろしただけの状態なのではないのか。
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