わたしの書いた今日の詩 「赤いダリアの花」 山鳩暮風
ダリアが赤く咲いていました
お爺さんが通りかかりました
ダリアの前で立ち止まりました
そしてうっとりした顔をしました。
ダリアの赤い花が
お爺さんをうっとりさせました
お爺さんはその日の朝に
可愛がっていた赤牛を手放したので
やるせなく悲しくなっていたのです
そこで赤いダリアが咲いているのを見たのでした
悲しみがぜんぶ
一度になくなったわけではありませんでしたが
少しばかり悲しみの重さが
軽くなったのでした
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