「わたしが呼吸をする分の空気は」 山鳩暮風
呼吸をする空気は
地球中を循環して流れています
一カ所に止まっていません
だから自己所有が無用です
無際限です 無尽蔵です
半分で我慢しなくてもいいのです
その人の能力に応じて配分されたりしません
人間性の高さ低さに比例されることもありません
何をしたか何をしなかったかにも由りません
ああ、よかったなあとほっとします
空気は平等無差別主義でした
そうでなかったら生きられないところでした
空気が今日もわたしの喉元にまで
とことことこと歩いて来て
生きよ生きよ腹一杯生きよと言ってくれています
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