春の野草が萌えだしています。此処の歩道は最近アスファルトになりました。端っこを幅15cmほど高く盛り上げてあります。雑草群との境目です。雑草は反逆を企てています。雑草からするとアスファルト歩道は侵入者です。萱(かや)でしょうか、何カ所も何カ所も突堤を割って突き抜けて来ています。アスファルトが割れて皹(ひび)割れ状態です。凄まじい破壊力です。手に触ると折れてしまいます。だったらどうしてここを突き抜け来ることができたのでしょうか? 突き抜けて来る間は槍の先のように尖っていたのでしょうか? 押し被さってくる重さ、圧力をどうやって撥ね返したのでしょう? 雑草の何処にそれだけのパワーがあったのでしょう。なんだか感動を覚えてしまいました。踏まれても踏まれても、押し被されてもノックダウンされても、なおなお伸びてくる雑草の生命力。とても人間の比ではありません。少なくともこの老爺の比ではありません。割れたアスファルトの裂け目からはこんどは蓬が這いだして来ていました。
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