ああ、腹が減った。ともかく胃袋殿を満たしてあげよう。それがいい。胃袋殿は、わたしの体内にあって、わたしの生命維持に努力してくれているが、といっても、「わたしのもの」でもないらしい。好きには出来ない。我慢しろといって我慢してくれるわけでもない。腹が減ったら、「減った」と言う。喰わしてあげると黙る。ま、わたしという生命体の健康維持に大いに貢献していてくれるのだから、「様」をつける値打ちは具えている。体の中心にある消化器官は、しかし、そこは「体外」扱いらしい。異物の侵入通路でもあるかららしい。
わたしであってわたしではなく、わたしではなくてわたしであるところの不思議窮まる胃袋様、これからもどうかよろしくお取りはからいをお願い申し上げます。
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