聞其名者 得現果報 (もんごみょうしゃ とくげんかほう)
其の名を聞く者は、現(在)に果報を得たり。 仏説延命地蔵菩薩経より
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「其の名」とは延命地蔵菩薩の名のことである。なかなか、なかなか、その名を聞くまでに至らないのである。
聞いたら、呼べるのである。名を呼べるのである。称えることができるのである。
だから、名を称えた者は、そこで即ち、時を移さず、現在此処で果報を得るのである。
果報に至り着いた者は、嬉しくなる。よろこび。歓喜する。現在の我が位置に感動を覚えてくる。
この結果に至り着いたことを希有として、よろこぶのである。
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いつもいつもいつも、われわれはそのときそのときに結果を頂いている。
結果を頂いてそれをまた原因としてスタートする。到着してスタートする。油断がない。
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今日の我が位置をよろこぶ。喜び得たこと、それが果報にほかならない。
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