しなやかなをんなのひとの上腕の電車の中にかなしかりける
薬王華蔵
☆
悲しいか悲しくないか、それは分からないのだが、作者のわたしには哀しそうに見えたのである。女の人の細くて白い上腕が、ひとり哀しそうに見えたのである。美しくしなやかだったのに、それが却って孤独に見えたのである。事実はまったくそうではなかったかもしれないが。
☆
これも落選になった作品。
しなやかなをんなのひとの上腕の電車の中にかなしかりける
薬王華蔵
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悲しいか悲しくないか、それは分からないのだが、作者のわたしには哀しそうに見えたのである。女の人の細くて白い上腕が、ひとり哀しそうに見えたのである。美しくしなやかだったのに、それが却って孤独に見えたのである。事実はまったくそうではなかったかもしれないが。
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これも落選になった作品。
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