<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

難しい顔をしていなくとも

2014年04月07日 10時25分15秒 | Weblog
どでかいことをしなくとも
いいらしい
遊んでいられるらしい

いままでのように
難しいことを
難しい顔してしなくとも
ぼくは満ち足りるらしい

畑の土をいじっている
これから
インゲン豆の
種蒔きだ

垣根では
背の高い黄色い山吹が
ゆうらりゆらり遊んでいる
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他愛もないわあいわあい

2014年04月07日 10時07分50秒 | Weblog
畦道に
よもぎがそよぎだした
黄緑色の葉は
ふわふわしている
お尻をそこにどっかり下ろして
ふわふわよもぎを摘む

春だ
春だ
まわり全部が春だ

よもぎ団子が
お皿に盛られる

ぼくたちを
よろこばせているのは


たあいもないわあいわあいを
叫び合って
ぼくたちはこれにこたえる

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途方もなく正しいこと

2014年04月07日 09時45分29秒 | Weblog
みよちゃんが来ている

みよちゃんが
ぼくを呼んでいる
はやくはやくとうながしている

待てないでかけっこをしている

ぼくは走り出る

みよちゃんの手をにぎる
手をにぎったまま
麦畑の畦道を併走する

風が生まれる
生まれた風が頬をくすぐっていく

麦畑には麦の穂が伸び上がる
上空には雲雀が鳴いている
霞が全体を包んでいる

たったそれだけの風景なのに
ぼくがここにいること
ぼくがこの世に人間として暮らしていること
それが途方もなく正しいことだと
何度も何度もぼくに思わせている
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菜の花が咲いたという一事実が

2014年04月07日 09時24分10秒 | Weblog
菜の花が咲いている。黄金色に咲いている。

この一事を持って僕は、ここは仏陀の国であるということ、

仏陀の説いた法が真実であるということを、

いままさに法の真実が顕現しているということを、判断をする。

これは直感的判断だが、狂いはないと確信する。

菜の花が咲いたということを唯一の手がかりとして。

そして安心をする。

大安心をする。

宇宙全体の秩序が正しく保たれているということ、調和が見事に保たれているということを、

僕はしっかりと見て取ることができる。

僕は手放しでこれを喜ぶ。驚喜する。嬉しがる。

仏陀に出会ったような嬉しさを覚える。

菜の花が仏陀その人の化身であるかのように思えてほほえむ。

僕を喜ばせ、嬉しがらせ、微笑ませ、大安心をさせるために、

僕の前に、大安心の菜の花を咲かせしめられたという仏陀の秘密。これを暴いて見せた僕の辣腕ぶりに拍手する。



菜の花が咲いたという一つの事実が、僕をこの朝、ふつふつふつふつ喜ばせている。

仏陀の大慈悲心が、こうして娑婆世界で生活をする者の一人の、僕を動かしているのだ。
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