今日は春分の日。昼が夜の長さになる。うれしい。それだけ長く庭に出ていられるから、うれしい。庭のあちこちに、鹿子ユリがあたらしい青い茎を伸ばしている。それを見ている。ほとんど一日中見ている。飽きないで見ている。成長をしていくのが嬉しい。一日ずっと見ていたってそんなに見る間に成長をしていくわけではないけれども、それでもいい。夜は、枕元に小さな鉢を置いて、小さな子どものユリを見ている。灯りをつけて見ている。そして眠る。花にはあまり興が乗らない。花よりも花に至るまでの茎の成長過程が好き。興味関心のない家族の者は、ばかげたことをしている父親を、もはや為す術がないとあきらめて、非難もしなくなった。椅子を持っていってユリの前でずっと見ている。何を見てるの? と訪ねてくる人が声をかける。目の前には草丈10cmほどの一輪の草しかないのだから、変に思うのも無理はない。
goo blog お知らせ
プロフィール
最新記事
カテゴリー
- Weblog(25865)
最新コメント
- さぶろう/我が家の夕食はたいがい7時から
- yukkuri/我が家の夕食はたいがい7時から
- さぶろう/美しいバラを頂く。
- yukkuri/美しいバラを頂く。
- さぶろう/大分県久住山登山口に来ました
- yukkuri/大分県久住山登山口に来ました
- さぶろう/植物は芸術家である。
- yukkuri/植物は芸術家である。
- さぶろう/条件がついていない。有り難いなあと思う。
- yukkuri/条件がついていない。有り難いなあと思う。
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- goo
- 最初はgoo