長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

恐るべし、城所道寿。

2012年02月24日 | 日本史
昨日、定時後に車でわざわざ岡崎市まで出向き、リブラ(中央図書館)でコピーしまくってきた資料達です。

写真のものは、
『甲州武田家臣団』土橋治重著 新人物往来社
『戦国史研究』 戦国史研究
『當代記 駿府記』 続群書類従完成会
『戦国大名論集 武田氏の研究』柴辻俊六編 吉川弘文館
『戦国期武田氏領の展開』柴辻俊六著 岩田書院
『武田氏家臣団の系譜』服部治則著 岩田書院
『戦国期静岡の研究』 静岡県地域史研究会
の一部コピーです。(もちろん著作権に触れない程度の量です。岡崎市はコピーした内容を図書館の方がチェックすると言う結構厳重な扱いをしています。)

なんでわざわざ定時後に車飛ばして岡崎くんだりまで行ったかと言うと、『城所道寿』が原因。

甲陽軍鑑品十七で城所道寿を調べたら「一騎合衆」に分類されている。
「何それ?」とネットで調べたが明確な答えが無い。が、結構皆当たり前のように使っている人も多い。「なんだよ、なんで明確な定義づけがでてこないんだ。なのになんで当たり前のように使っている人がいるんだ。一体これは何なんだ。」と拘り始めたら止められない。運悪く新城市のふるさと図書館は館内整理で3月2日までやってない。
しょうがないので、一番近くで最も歴史関係が充実してそうな岡崎市中央図書館まで飛んで行った訳です。(今は妻子が家にいませんから。独身ですから。ククク。妻にばれたら怒られる。と、いってもブログに書いてしまえばバレタも同然ですが。)
1時間半近くそれっぽい本を探しては斜め読みして…、を繰り返し、それらしい記載がありそうなものや、全然関係ないけど気になる部分を閉館30分前からコピーを開始し、ぎりぎり間に合いました。実に132枚。1,320円です。

しかし、しかしですぞ。これだけ気合入れて調べに行ったにもかかわらず、結果的に『一騎合衆』に明確な答えをくれている資料はありませんでした。泣。

ただ、どうやら武田に降伏した有力家臣である『先方衆(さきかたしゅう)』の規模が小さい版のよう、といってもヨサゲな感じ、と言う感触は掴めました。
まだ、冒頭の写真の資料はこれから読み込みますので「いや、実はちゃんと書いてあった。」という結果もあるかもです。
このブログ読んでる方でご存知の方が見えたら御教示いただけると幸いです。あっさり教えていただけると、それはそれで昨日の私は何なんだ、という話になってしまうので、少々勿体つけて教えていただけるとありがたいです。

冒頭の資料を入手するため、コピー代の他に、高速代往復で千円近く+ガソリン代。駐車場代はギリで2時間無料対象となりセーフでした。上記の本達はそもそも入手できないし、できたとしても1冊8千円だの9千円だのとんでもない高額なので、まぁいいんですけど、研究者でもないのに自腹で調達している安月給の身としては痛い!しかも、別にそこまで拘る必要があったのか、この城所道寿に、という疑問が自分の中にもある。

恐るべし城所道寿。


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