低コストでクラウンなどより音が良いと言われているドイツ設計・中国生産のThomann(トマン)S-100 MK2を試聴しました。
【アンプ仕様】
出力: 100 watts×2/4ohm
65 watts×2/8ohm.
ダンピングファクター: >150
入力: balanced XLR and TRS Phone inputs
出力:ターミナル端子
寸法:W 483mm xD 250mm ×H 44mm
S/N比: 80db以上
重量: 7,5kg
CD音源をプリアンプ・デノンPRA-2000を通して入力しました。スピーカーはJBLモニターです。
プロケーブル社(納入元)のアドバイスとして、アルテックA7のような高能率スピーカーで実力を発揮する旨メールがありました。
現在私が鳴らしているアンプは「GAS・アンプジラⅡA」「ヤマハPC2002M」「自作KT88PP」「デジタルアンプS.M.S.L SA-98E」で、それらと比較しました。
トマンの第一印象は、高域から低域までの大変分解能は優れており、少し高域エネルギー寄りで、明るく元気な鳴り方です。似ているのは「デジタルアンプS.M.S.L SA-98E」の音だと思いました。低域もしっかり出ていますが「アンプジラ」の包み込むような低域や「ヤマハPC2002M」のようなズシンとした低域とは違いました。確かにこのコストでこの音は良いと評価できます。JBLモニターの重いコーン紙を制御したり、高域の艶とか上品さのような趣を鳴らすことには少し弱いかなと思いました。
なお動作はB級でしょうか数時間通電しても殆ど発熱しませんでした。