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南飛騨からこんにちは

田舎で農業しながら、日々気になること、ふるさとのこと、おもしろかったこと、趣味のことなど気軽に書きます。

プロアンプ「トマン」ThomannS-100 MK2

2015-12-29 | オーディオ

低コストでクラウンなどより音が良いと言われているドイツ設計・中国生産のThomann(トマン)S-100 MK2を試聴しました。

【アンプ仕様】

出力: 100 watts×2/4ohm
    65 watts×2/8ohm. 
ダンピングファクター: >150
入力: balanced XLR and TRS Phone inputs
出力:ターミナル端子
寸法:W 483mm xD 250mm ×H 44mm
S/N比: 80db以上
重量: 7,5kg

CD音源をプリアンプ・デノンPRA-2000を通して入力しました。スピーカーはJBLモニターです。

プロケーブル社(納入元)のアドバイスとして、アルテックA7のような高能率スピーカーで実力を発揮する旨メールがありました。

現在私が鳴らしているアンプは「GAS・アンプジラⅡA」「ヤマハPC2002M」「自作KT88PP」「デジタルアンプS.M.S.L SA-98E」で、それらと比較しました。

トマンの第一印象は、高域から低域までの大変分解能は優れており、少し高域エネルギー寄りで、明るく元気な鳴り方です。似ているのは「デジタルアンプS.M.S.L SA-98E」の音だと思いました。低域もしっかり出ていますが「アンプジラ」の包み込むような低域や「ヤマハPC2002M」のようなズシンとした低域とは違いました。確かにこのコストでこの音は良いと評価できます。JBLモニターの重いコーン紙を制御したり、高域の艶とか上品さのような趣を鳴らすことには少し弱いかなと思いました。

なお動作はB級でしょうか数時間通電しても殆ど発熱しませんでした。

 


サンスイAU-X111アンプの修理

2015-12-06 | オーディオ

サブスピーカー用として使っていたサンスイのAU-111のLchがスイッチONするとやがて音が小さくなりプロテクトが掛かるトラブルが発生しました。

古いアンプではあるし修理するか否か迷いましたが、つくりの良いアンプで捨てがたく山水カスタマサービスセンターIDKで修理しました。

修理結果は、写真に示すパーツで、劣化リレーや同じくトランジスターの交換などでした。またスピーカー端子の基盤が割れていたので新しものに交換してもらいました。修理によって音のクッキリ感や低域の音像など改善されました。

修理交換パーツ

スピーカ端子

また、このアンプはMos-FETなのに音は、FETらしくないアンプと言っている方もいましたが今回改めてアンプジラなどと聞き比べするとやはり高域にFETの特徴がありその魅力はあります。

外のプリからメインアンプへのダイレクト入力することもできますので自作プリアンプとPRA-2000で比較しましたがメインアンプの性能はレベルが高く高域から低域までしっかりした音が出ます。音の広がりや精細感はPRA-2000が良くて音の重厚さやつながり・声の自然さは自作プリアンプが好みにあいました。やはり修理して良かったと思っています。

パワーアンプ・ダイレクト入力

 

 ●追記

ブログ・アップ後数時間聴いていたら突然前面下部から少し煙が発生しプロテクターが動作・右チャンネルが停止しました。残念、早速明日返送します。梱包したら38.7kgにもなりました。

●再追記

山水カスタマサービスセンターIDKへ返送し再修理していただきました。

電源のツェナーダイオードとトランジスターなどに不良があり交換していただきました。

修理後は順調に鳴っています。

【交換部品】

 


コンコード録音とアンプジラ

2015-11-12 | オーディオ

以前ブログに書きましたのでダブりますが1970年代~1980年代コンコードレコードのローズマリー・クルーニーの一連の録音がお気に入りです。

コンコードレコードは、1972年中古車ディーラーのカール・ジェファーソン氏が好きなジャズ・ミュージシャンを育てる目的で設立したそうですが当時から録音は76cm/secのテープが採用され高い品質のLPが発売されました。しっかりした重低音と張り出すボーカルやサックスの音は魅力的です。

実は、今回入手したアンプジラは年代的にも合致していて、録音内容を的確に表現してくれ感激しています。・・・デジタル時代と違う濃密なLPの音です。

写真のCDは、LPをオンキョウ製SE-U33GXV(AD変換器)でデジタル化し、CDに焼いたものです。

Heres To My Lady ・・・  ビリー・ホリディーに捧ぐ


EVERYTHINGS COMING UP ROSIE

タイトルの通りローズマリー・クルーニーが復帰しビング・クロスビーに誘われコンコードで録音した最初のLP、ジャケットにトニー・ベネットのパーフェクトのサインが・・・本当に良い歌いっぷり。

 

ROSIE SINGS BING ・・・ ビングへ愛をこめて 

 このLPで復帰を援助したビング・クロスビーへ敬意を示した。

 

 

 


アンプジラをアルテックで

2015-11-11 | オーディオ

いつも古い装置の話ばかりですが、なかなか新しい世代のオーディオに馴染めず相変わらず1980年代までのものをいじくっています。

私は、メインのオーディオ装置の更新は80年代に止めました。そうしないと肝心の聴く為のディスク収集などに経済的・時間的に集中できませんでした。

10年前退職後念願のアルテック620Aを導入しましたが以降メインのパワーアンプをさわるのは久しぶりになります。

今日は、先だって天草市の㈲エイブルという専門工房で修理していただいたアンプジラが安定して鳴るようになり、私の遊び部屋に置いてあるアルテック620Aで音出ししてみました。

カートリッジDENON DL103+AU-320⇒プリアンプDENON PRA-2000⇒パワーアンプ:GAS・アンプジラという組み合わせです。

620Aは、このブログでも書きましたがネットワークのコンデンサー全てを耐圧630Vのものに交換しています。この結果高域は滑らかで聴きやすくなっています。

http://blog.goo.ne.jp/o-kumazaki/e/d6dbad2f25852a40e83fe28e3c552dc2

今回のこの組み合わせは気に入りました。音の立体感・高域の聴きやすさ・声の張り出しなど私の好みにピッタリです。

音のエネルギーバランスが良くなりました。当分球のアンプはお休みです。


PC2002M保修・アルテックで試聴

2015-11-10 | オーディオ

ヤマハPC2002Mを保修しました。

メーターランプを12個取り付けました。オリジナルの麦球が1個切れずに残っていましたのでフィラメントの抵抗を測ると17Ωでした。今回入手した麦球の抵抗は36Ωでしたので明るさは暗くなってしまいましたがなんとか役目は果たせそうです。

ボリュームのツマミの空回り修理は、メータパネルを外すとツマミと連結したボリュームが裏にあり接続部のネジ2コを締めつけて完了です。

麦球(長さ6mmくらい)

 

スピーカ端子はバナナプラグが使用できるタイプに交換しました。

 

入力部はマイクプラグ用になっているのでRCA端子⇒マイク端子変換プラグが必要です。

 

アルテック620Aスピーカで試聴してみました。

やはり低域の制動力が効いていて低域の音像はしっかりしています。しかし深い低音の出し方はしません。

アルテックは高域が強く鳴るためうるさくなる傾向がありますが、このアンプは高域は少し抑え気味なので聴きやすくなる感じです。

現在620AはLUX MA-88(真空管KT88PP)で鳴らしていますがもう少しマイルドで人の声はやはり球の方が聴きやすいです。