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南飛騨からこんにちは

田舎で農業しながら、日々気になること、ふるさとのこと、おもしろかったこと、趣味のことなど気軽に書きます。

AU-α907アンプを選択

2016-12-27 | オーディオ

長くいきつけの喫茶店のマスターからアンプのセレクターが壊れたので良いアンプを手に入れてと依頼されました。

現在、店内では、スピーカ:三菱の2S-305で、故障したアンプはオンキョー:A927という1997年発売のものでした。

アンプ選択を任されたので「低域の力・音像」「音のリアルさ」などとスピーカーの性能から考えるとやはり新しいものよりオーディオ全盛期の1980~1990年代のサンスイやSONYの重量のあるアンプを考えました。

コストも3~5万以下に絞り、検索するとサンスイのプリメインアンプ1986年発売のAU-α907が低価格で出されていて落札することができました。

持ち込む前に自宅で試聴した結果、低域は大きく広がりませんが力があり音像もしっかり出します。高中域も楽器のサイズに合った音像で、定位もよく出て申し分ないと思います。

念のためもう一つの候補と思っていたSONY TA-F555ESXⅡは自宅に保有しているので比較してみました。

SONY TA-F555ESXⅡも低域に力のあるアンプですがサンスイのAU-α907の方がさらにしっかりした低域を出しました。また中高域はSONY TA-F555ESXⅡの方が少しですが薄く感じました。

AU-α907で大好きなニーナ・シモンのLPを再生しました。

ピアノ・ベース・ボーカルの音像がしっかり聴けます。

製造後30年経過していますが劣化は見られず鮮明な音を出しました。

さすが当時のサンスイ最高位のプリメインアンプです。

早速店内のラックにセッティングしました。28kgもありますから二人の力が必要でした。

オンキョーのA927アンプは持ち帰り修理しましたが、セレクターの接点に復活剤を噴霧し治りました。試聴するときれいで無難な音ですが線が細く低域の力は少し弱く、今回アンプを変えて良かったと安心しました。

もちろんマスターにもママさんにも良くなったと喜んでいただきました。

 

 

 

 


SAEアンプが戻りました

2016-12-25 | オーディオ

11月29日に右チャンネルの音が歪むため天草市の(有)エイブルへ修理をお願いしたアメリカSAE MARK2600パワーアンプが戻ってきました。もう少し時間がかかると思いましたが早く修理していただき良かったです。

歪の原因は3個のドライバートランジスターの劣化とコンデンサーの容量抜けでした。合わせて他の電解コンデンサーや抵抗を予防的に交換していただきました。

早速カーメン・マクレーの「グレート・アメリカン・ソングブック」(ライヴ・アット・ダンテ)のLPを再生してみました。

信号は、プレイヤー➡球SRPP×3段-CRイコライザー➡DENON・PRA-2000➡SAE-2600とつないでいます。ボーカルは、球のプリの方が雰囲気が良く出ます。

 このLPは私のお気に入りで会場の雰囲気やカーメンの自然体での唄が良いです。

最初からベースの伴奏で弦の響きがきちんとしていてこのアンプの力量がよくかります。

ファンの音はやかましいので何とかしないといけませんが、ジャズにはぴったりのアンプです。


アルテック620Aの手直し

2016-12-04 | オーディオ

先日、アルテックを使っておられる「ジャズ狂いの爺」さんからコメントで内部ケーブルを交換したらと助言をいただきました。

さっそくカナレの4芯ケーブルを入手し、直接内部のネットワークへ接続する方法をとりました。

既設のターミナルはかなり貧弱でロスが多いと判断し使用は止めました。

ネットワークからウーハーとホーンへの導線交換は次の宿題として、今回は長いので不要分をカットし短くしました。

また以前ネットワークのコンデンサーを交換したときのリード線もカナレの4芯ケーブルに変えました。

 

このケーブル交換で試聴すると確かに「ジャズ狂いの爺」さんがおっしゃるように音の抜けが良くなり、高域の音圧が高くなりました。ネットワークのレベルコントローラーの位置をー2.5程度にする必要がありました。

「ジャズ狂いの爺」さんはじめ、諸先輩がおっしゃるようにスピーカーケーブルの改善効果は大でした。

 

 



SAE-MARK2600の故障

2016-11-29 | オーディオ

9月にアメリカSAE社MARK-2600(ボンジョルノ氏設計)を入手し、約3か月間、気に入った再生音でしっかり鳴らしてきました。

冷却ファンの音はうるさくて悩ましいのですが再生音は、パワー(400W)に余裕があり低域の骨格をしっかり再現しこれまでのアンプでは聞けなかったものです。

ところが一昨日ついにRチャンネルが音量を上げると歪むようになってしまいました。30年以上前に生産された商品ですから、いずれ故障するだろうと思っていましたが残念でした。真空管のアンプなら自分で修理する自信はありますが、トランジスターアンプは知見が浅くまったく修理ができません。

幸い先回、GAS社アンプジラの修理をお願いした熊本県天草市の㈲エイブルのアンプ修理技術は優れていて信頼できると思います。

今回もさっそくエイブルさんへ連絡をとり修理依頼することにしました。昨夜荷造りを終えましたが、なんと30kgを少しオーバーしました。

 

 

 

 

 


SAE-2600とアンプジラⅡA

2016-09-27 | オーディオ

35年来の念願かなって1981年製の名パワーアンプ SAE社 SAE-2600を廉価で入手できました。

【SAE-2600】

 100V→120Vトランス 試聴セット

【アンプジラⅡA】

   

ボンジョルノ氏の設計というSAE-2600とアンプジラⅡA(1977年頃の製品)をやっと比較できました。

中を見ると使用部品などアンプジラと同じか良く似たものが採用されています。

本機は120V用なので100V→120Vの昇圧トランスを使いました。

大切に使用されていたのか、部品の劣化や内部の汚れなど見られず程度の良いものです。

スピーカーはJBL4331+2405です。

使った音源は主に聞きなれているジャズ系を使いました。

他に都はるみ絶頂期の録音と思われる「夫婦坂」で声の艶・はりなどの表現を比較しました。

      

音量を大きくしたときのジャズ再生は、SAEがパワー(400W)に余裕があり、音の広がりをつくり楽器が眼前にせまる感じです。

低域の厚みやエネルギーは、SAEはしっかりしていて良いバランスです。またアンプジラもしっかりした低域と深い音の表現をします。

声の響き・はり・音像はやはりアンプジラが良い表現をします。SAEは声の音像が広がり少し大味な感じになります。

以上から全体として音の艶や響きはアンプジラが私の好みに合います。

いろんな分野の音楽を聴くならやはりアンプジラで、主にジャズ系をリアルな音量で鳴らしたいならSAEというところでしょうか。

SAE-2600の冷却ファンの音はアンプジラよりさらに大きく8畳の部屋でも耳障りになるため放熱に問題がなければもう少し回転を落としたいところです。