私のオーディオ装置は、30年~40年前のものばかりです。古い装置にこだわり修理しながら使っています。
ただパワーアンプだけは昨年秋、1970年代末アメリカSAE社から出された製品を手に入れたものです。
やはり音についてもLPが好みに合うため自作真空管式・無帰還CRイコライザープリアンプと1979年に製作されたプリアンプ・DENON PRA-2000を使い分けて使用しています。

ところが、今年2月プリアンプ PRA-2000のLPレコード再生の片チャンネルが不動になってしまいました。
古い製品ですが、 PRA-2000の修理経験が豊富と案内されていた「五加音響研究所」(http://otoyas.exblog.jp/23824095/)へ修理依頼しました。
故障箇所を検査した結果リード・リレーが不導ということでした。このリレーの既製品は無く、特注品納入待ちで3ヶ月修理期間を要してしまいました。
さっそく帰還したプリアンプをセットして昔から聴きなれたLPで試聴した結果明らかに音の鮮度が改善されていました。この修理でリレーの他一部コンデンサーも交換していただいた効果もあると思います。

昔から聴いてきた音にこだわり、修理しながら使い続けようと思っています。
追記
オーディオの世界では結構難しい信号ケーブルやスピーカケーブルの選択があります。私は、信号ケーブル(RCAピンケーブル)はテレビ用の同軸ケーブル(5C2V系)を自作して使用しています。音の骨格がしっかりしているので気に入っています。一方スピーカーケーブルは、現在販売されていませんが、オーディオテクニカのLC-OFC(線形結晶無酸素銅)4線平行コードを使用しています。このケーブルは低域の音像とエネルギーがしっかりしていて気に入っています。この分野は何十万から何百万というオーダの製品があるようですが、音楽が良いレベルで聴ける条件で良として割り切っています。
5C2V系ケーブル
オーディオテクニカLC-OFCケーブル

他ピュアオーディオの世界では専用電柱で200Vを引き込み降圧して使用したり、ノイズカットトランスの導入・電源コンセントやタップの部品の選択など高いレベルで追及されているようですが老化した私の耳では、そこまで判断する力が無いと思っています。