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南飛騨からこんにちは

田舎で農業しながら、日々気になること、ふるさとのこと、おもしろかったこと、趣味のことなど気軽に書きます。

ダイヤトーンDS-251Ⅱ試聴中

2018-09-20 | オーディオ

7月のブログにも紹介しましたが45年前に発売されたダイヤトーンDS-251Ⅱ(三菱電機)スピーカーを試聴中です。

とにかくバランスが良いリアルな音に惹かれれてJBLやアルテックの大型スピーカーと比較しながら聴いています。

やはり25cm径の限界で極低音の広がりなどの表現は難しそうです。しかしエッジをもう少し柔らかくすればと思い、ネットによる知見で、車のブレーキフルードを塗布してみました。

塗布効果は数時間で現れ、手でコーン紙を押してみると良くわかります。塗布により低域の音量や音像も改善効果がありました。

パワーアンプを、GASアンプジラと自作の6550PP真空管アンプを繋いで比較すると中音から低音の響きや厚みは真空管アンプが良い表現をすることが分かりました。







ダイヤトーン・スピーカDS-251Ⅱを聴きました

2018-07-22 | オーディオ

酷暑が続き、外の仕事も出来ないので閉じこもって、45年前に発売されたダイヤトーンDS-251Ⅱ(三菱電機)というスピーカーをオークションで入手し試聴中です。

スタンドに乗せてみました。

このスピーカーは、すごく評判が良くて60万台も売れたそうです。当時、私は低音を表現するためには30cm以上の口径がないとと考えていてDS-251MⅡには興味を持っていませんでした。しかし、今更ですがどうも気になっていて今回改めて評価しました。

半日聴いた感想は

①”リアル ”で、いろんな音楽がバランス良く聴けます。
②箱は小さく、ユニットも華奢に見えますが軽い音ではなく、しっかり訴えてくる音です。
③①との関連もありますが自然で癖がない音と思います。

例えば、弦をはじく音やピアノの力強さ、ウッドベースなど、を”鮮明 ”に描写します。

私のJBLメインスピーカーと比べれば当然低域表現は25cm口径ですから劣りますが、中高域は負けないくらい良い表現をします。

ネットは、本来グレーだったのですが色あせて茶色でシミもあったので、黒ラッカーを塗布しました。
またコーン紙の色褪せは、習字の墨汁か墨の塗布で修復可能とネットで紹介されていて、塗布してみました。

写真はありませんが、右SPのツイーターが少し凹でいましたので、これもネットで見て、掃除機に細いパイプを付けて吸い出し修正できました。


CDトランス試聴

2018-02-06 | オーディオ

CDプレイヤーとプリアンプの間にトランスを入れると音が良くなるということで一時期いろいろなトランスが発売されてましたが、最近はその話題もあまり聞かなくなりました。

当時私は、トランスにあまり興味がなく手を出しませんでしたが、今回自分なりに確認しておきたいと思いトランスを入手しました。

ネットでトランスを入れる評価を見ると否定的な「トランスというフィルターを入れるだけ」とか肯定的な「中低音がしっかりした」など可否両論でした。

今回試聴したのは春日無線のKA-CD1(キット)で接続は写真のようです。

試聴の第一印象は、ほんの少しふんわりして聴きやすくなります。各楽器がなど、リスニングポイントから同じ距離に横に整列した感じで聞えます。全体としては少し穏やかになりおさまった音です。その分スリリングな表現はすこし鈍くなります。毎日長時間聴くには良いと思いますが、もう少し聴き込んで最終評価をしたいと思います。


美空ひばり「EVERGREN」のLPとCD

2017-08-03 | オーディオ

美空ひばりの初デジタル録音LP「EVEGREEN」についてこのブログで一度書いたことがあります。

(http://blog.goo.ne.jp/o-kumazaki/e/566eb0c79f7cd36de409a8a310ec8615)

コロンビア・レコードがデジタル録音技術(PCM)を開発し、1981年に歌謡曲分野で初めて美空ひばりのPCM録音のLPが発売が新聞報道され、当時LPを入手しました。実は数年前、この同じ録音源でCDも発売されていたことを知り、私はLPとCDの音の差を是非聴きたいと「EVEGREEN」CDを探してきました。しかし中古相場がけっこう高額で、手頃な出物が無かったのですが、今回千円台で入手しやっと比較試聴しました。

これまでLPが先行し、CDは後発と思っていましたがLP、CDとも1983年の製作となっていました。

LP再生プレイヤー

 

ひばりの全盛期で、持ち歌を新録音方式に意気込んで歌っていることが伝わる音源で、ステレオ・サウンド社でもこの中の一部音源をCD-Rや45回転LPにして発売したことがあります。

【比較試聴結果】

JBL4331+2405と名古屋に置いている4344でも試聴しました。

【JBL4344】

もともと音源は同じですから大きな差は無いのですが、細かく聴くとCDとLPの違いはありました。

①高域の抜け・伸び・分離・輪郭表現はLPよりCDが優れていました。楽器の金属的な音はしっかり聴けます。また、ひばりの口の大きさも適切で、裏声的な部分も良く再現する傾向があります。ただし楽器や声のきつい部分はLPは少し抑え気味で聴きやすさがあります。

②LPは、カートリッジの差がでます。DENON DL-103は、音を少し甘くします。しかし雰囲気はCDの音に近いと思います。

③もうひとつ、オルトフォンSPU-AEは、口は大きくなりますが、なめらかで人の声に近い表現に感じます。全体に柔らく広がりゆったり・しっとりした感じがあり聴きやすいです。私としてはSPU-AEによるLP再生が好みでした。この差は、カートリッジ・MCトランス・イコライザーそれぞれ個性が重なったもので、これがLPの音と単純に言いきれないと思います。

【オルトフォンSPU-AEカートリッジ】

 

 

 

 

 

 


フルレンジ・スピーカー

2017-07-05 | オーディオ

普段、主に使っているスピーカーは、JBL4331+2405ですが、別室にアルテック604-8G(ボックス620A)、JBL2120(ボックスは山水)、JBL LE8T(ボックスは山水)のフルレンジスピーカー3セットを置いています。

フルレンジは、やはり高域不足となりツイーターを付加しています。

【フルレンジ3セット】

手前のアンプはアルテック604-8Gに繋いだ自作6550PP

 

【現在の組み合わせ】スピーカー+ツイーター+アンプ

 アルテック604-8G(103db) ⇒コーラルH-105+ アンプ:自作6550PP

 JBL 2120(98db)                  ⇒ヤマハ JA-0506+   〃  :自作6L6GCPP

 JBL LE8T(89db)          ⇒中国製TW-47    +   〃  :LoDiHMA-9500など

 

【JBL 2120に使っている三結・無帰還・6L6GCPP】

 

【この3セットの特徴です】

①ツイーターの音

 フルレンジの音と付加するツイーターの音色に相性がありツイーターの音が浮いてしまう場合があり

選択時注意が必要です。特にJBL系にはヤマハ JA-0506の音色が良くマッチし、シンバルやビブラホンなど金属系の楽器の音の再現は大変優れています。

 アルテックは、マルチセルラホーン式で高域も出ていますがやはり分解能が悪くツイーターの付加は効果が出ます。音はコーラルH-105が相性よいと感じました。

 JBL LE8Tもヤマハ JA-0506が相性が良かったのですが手持ちが1セットでしたのでTW-47を採用しています。TW-47はチタン・ダイヤフラムでやや線が細い音です。

②アンプとの相性

 アルテック604-8GJBL 2120はトランジスターアンプより真空管のアンプの方が音に膨らみ、しなやかさが出て好みに合いました。LE8Tは低域の広がりや高域の分解能などトランジスターアンプが良く適合すると思います。

【到達点・評価】

 アルテック604-8Gはホーンの付帯音のせいか中・高域に暴れや音の強い部分があり、なかなか改善できません。

 JBL 2120は、自作無帰還6L6GCPPアンプの効果もあり音のリアルさ輪郭などの表現は3セットの中でトップです。弱点は低域の力不足です。

 JBL LE8Tは、高域から低域の音のエネルギーバランスは3セットの中では優れています。

他の2セットに負けるのは音の切れ・スピードです。他の2セットに比べるとやはり音に薄膜がかかった感じがします。