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ぬえの能楽通信blog

能楽師ぬえが能の情報を発信するブログです。開設16周年を迎えさせて頂きました!今後ともよろしくお願い申し上げます~

成田美名子さんが取材に。。(続々)

2008-05-16 00:20:32 | 能楽
これまでこの「インターナショナル邦楽の集い」で出会った外国人の生徒さんの中には、その後 ずっと ぬえの活動を支えて手伝ってくれた人までいます。

そもそも、ぬえが会主である西村真琴さんと出会ったのは、ぬえの主宰会「第一回 ぬえの会」で『道成寺』を披いたときでした。あの時は本当に命を懸けてしまって、恐ろしい体験をした日々でしたが、終わってみるといろいろな人との繋がりが出来たりして、ぬえには舞台上以外の面でもエポックメイキングな時期だったと思います。

この時、西村さんからチケットのお申込を頂いて、その時はお電話で初対面でしたから、西村さんという人についてはとくに何も知りませんでした。ところが終演後にメールを頂きまして、そのメールはこんな感じの内容でした。

いわく、西村さんは長唄の三味線や鼓を外国人にボランティアで教えている。その生徒の中には熱心で、また長期間お稽古を続けて上達もしていて、会のパートナーとして信頼できるまでに成長した人もいる。今回の「ぬえの会」は、その生徒から「歌舞伎の道成寺ものの演目の本説となっている、能の『道成寺』を一度見ておきたい」とせがまれて、たまたま「ぬえの会」が開催されるのを知って、一緒に出かけた。ぬえの『道成寺』を見て強い印象を持ったので、この秋に催す「インターナショナル邦楽の集い」を、ぜひ能楽堂で開いてみることに決めた。ついては ぬえにもその「邦楽の集い」を見てもらって、日本文化を学ぶ外国人の姿をみてやってほしい。

。。こんな内容でした。ぬえはすぐにお返事して、そういう活動をされておられるなら、ぬえも ぜひお手伝いしたい、希望者があれば仕舞をボランティアで教えて、「邦楽の集い」に出演させたいです、と言いました。これから先は あれよあれよと話が進展して、そうですね。。ほんの2~3ヶ月のお稽古で数人が「邦楽の集い」で仕舞を披露したのでした。

『道成寺』が機縁になった、この生徒さんは、後には ぬえがアメリカの大学で教える際にもアシスタントとして、ステージハンドとして、そしてある時にはステージで鼓を打って見せたりもして、大活躍で ぬえを支えてくれました。そうそう、このときの大学での講義は20日間にも及んだので、アメリカ人の学生を相手にする ぬえの講義についても いろんな批評をしてもらいました。お陰で失敗もなく、学生に信頼してもらう事ができたと思います。

西村さんも、今まで教えて来られた生徒さんの要請で、その生徒の母国で長唄のワークショップを開いたりする事も何度もありますし、今回のような「邦楽の集い」コンサートが開かれると、そのたびに世界中から かつての生徒さんが集まってきて、三味線の弾き方を思い出し思い出し しながら出演したりしています。

そうそう、今回は ぬえが以前に仕舞を教えたカナダ人の生徒さんも急遽来日する事が決まりまして、もうギリギリのスケジュールの稽古になりますが、彼女も簡単な仕舞を舞うことになりました。ワォ!

そんなこんなの「インタナショナル邦楽の集い」。まだチケットはあるそうですので、この機会にみなさまも日本文化を学ぶ外国人の姿を見てやってくださいまし~~m(__)m