傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

鳩山首相辞任:「胆力」「智力」もなく、最適解思考の「最低辞任表明」(雑感)

2010-06-03 04:21:55 | 民主党・鳩山由起夫

鳩山首相が「普天間移設の公約違反」「民社党の連立解消」「政治とカネ」の問題で、小沢幹事長を道連れで辞任表明。
鳩山首相は、胆力も智力もなく、最高権力者としてマネジメント能力もなく、下手以外何物でもなかったということです。
結局は、日米同盟の隷属から、何も脱却できなかったことですね。
ただ、辞任表明挨拶で、小沢幹事長を「グレイ」と印象つける内容はいただけないですね。

鳩山首相の辞任表明をTV視聴したが、内容的には、一見、卒のなさを感じましたが、引責の理由を「沖縄基地問題」は納得するが、「政治とカネ問題」で、「小沢幹事長にも政治資金規正法の議論があり、幹事長にも職を引いていただきたい、民主党再生のため、クリーンな民主党を作れると言った。幹事長も『わかった』と申された」の言い方は、違和感を感じましたね。

クリーンな民主党再生を目指すのは結構で、小沢幹事長との道連れも結構であるが、言い方がありましたね。

小沢幹事長に関する政治資金規正法違反の事件は、西松建設献金事件は不透明で、訴因変更許可した東京地裁の決定に対して弁護人側が最高裁に特別抗告しており、陸山会事件は何ら結審しておらず、小沢幹事長自身には検察が2度不起訴処分を出しており、2度目の検察審査会の議決待ちで、仮に有罪でも微罪程度であり、鳩山首相との場合とは、質的には違いがありますね。

言い方としては、
”「小沢幹事長の場合には、何ら結論が出ていないが、小沢幹事長から、自分も身を引くと申し出があり、幹事長とともに、職を引くことになりました。」”
ぐらいの言い方があってしかるべきと思いますね。

鳩山首相の言い方は、
小沢幹事長も「政治とカネ」問題を抱えており、クリーンな民主党再生への障害になり、任命者責任として、辞任をさせたというニュアンスであり、自分が小沢幹事長を切ったというイイカッコシーですね。
何か、鳩山首相は、「俺は、本心は金権政治家の小沢一郎とは、馬が合わなかった」という本音がでた言い回しですね。

昨日のTV番組は、鳩山首相が小沢幹事長に、「政治とカネ」問題で辞任を促した場面が何回も、何回も繰りかえし放映され、小沢幹事長は金権政治家というイメージ(嫌小沢)を庶民に植え付けたでしょうね。
鳩山政権の生み親に対する返礼とは思えず、党内に、反小沢を増長させるだけですね。

振り帰ると、鳩山首相は、組閣時、鳩山政権の生みの親の小沢幹事長から親離れを意識した政務と党務分離」で、小沢幹事長の「政治力」を活かせず、苦悩・苦闘の体験もなく、現実感・生活観の無い最適解思考の「小利口、小宇宙人」だったということですね。
「金銭感覚ゼロ」で弁のたつ鳩山首相は、小沢幹事長には、潜在的に金権政治家イメージをもっていたのでしょうね。

何か、この9ヶ月は、鳩山首相に振り回されたという残像感しかないですね。
それを一番感じているのは、人前で悪口を言わない政治家小沢一郎でしょうね。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。